自宅でかんたん理科実験 第1回





ジェイ教育セミナー赤穂駅前校 山脇

緊急事態宣言が延長されて、学校にも行けず部活や習い事はもちろん、外出すらできない毎日をただ悶々と過ごしていると思います。しかし物事は考え方ひとつでピンチにもチャンスにもなるのです。ふつうなら学校に塾に習い事にと忙しい日常の中、なかなかまとまった時間が取れませんよね。長い人生の中で、こんなにもたくさんの時間が与えられることはそうそうあるものではありません。さあ、こんな時こそ何か新しいことを始めませんか?

これから自宅にいながら学習の参考になるような「かんたん理科実験」を定期的に紹介していこうと思います。理科で最も大切なことは、頭の中に「?」を点灯させることとそれを納得できるまで「調べたり」「試したり」することです。ちょっとまわりを見渡すだけでも実はわかっていないことがたくさんあることに気づくでしょう。さあ、日常にある不思議を発見してみませんか?

最初は中1で学習する「光の性質」についてのかんたんな実験をしてみましょう。

光は同じ物質の中を進むときは「まっすぐ」進みますが、光を通す別の物質に一定の角度で入ると「折れ曲がって」進みます。これを光の「屈折」といいます。光が屈折することで日常さまざまな現象が起こっていることを確かめてみましょう。

① 水を入れたコップにストローをまっすぐ挿して真横から見てみると、水の中のストローはどのようにみえるでしょう?

② 次に、もう一つ同じコップを用意して砂糖水を入れて同じように見てみると、砂糖水の中のストローはどのようにみえるでしょう?

③ 最後に透明なプラカップ2つと50㎜四方のメモを準備して、マジックでメモに好きな文字を5文字程度書きます。次に1つのプラカップの底の真ん中に穴を開けてその内側にもう1つのプラカップを重ね、文字を書いたメモを2個のプラカップの間にはさみます。穴を指でふさいだ状態でゆっくりと水の中にコップを沈めると…?  さらにプラカップを沈めたまま穴をふさいだ指をはなすと…?
(結果は第3回でお伝えします)