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12月, 2023の投稿を表示しています

年末になると、思い出す顔があります

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 【 ジェイ教育セミナー網干南校 瀬古 】 今年も正月猛特訓の時期がやってきました。 中3・小6中学受験部の皆さんにとっては、ここが正念場となります。 1月実力考査や高校入試に向けて、苦手な科目を中心に受講して頂きます。1日8コマを4日間、それも「嫌いな」科目ばかりという事もあり、大変ハードな4日間にはなりますが、年末年始の喧騒から離れて自分自身と向き合える期間はそうそうありません。 保護者の皆様もお忙しいところではありますが、是非ともお子様のために背中を押して頂けると幸いです。 正月猛特訓については、個人的な思い出があります。 今からもう10年ほど前になるでしょうか。 手柄会場で英語の担当をさせて頂いておりました。 普段は社会の担当をしているのですが、その年はいろいろありまして、英語の授業を担当する事になり、教材を頂いてから結構夜遅くまで授業準備していた記憶があります。 2日間の担当ではありましたが、比較や受動態、現在完了などのまとめをしていきました。 とはいっても引き出しはそんなに多くはないので、普段教えていることをほぼそのままこなしていった感じではありました。 その後、1月の志望校別特訓で東高の社会を担当する事になり、再び手柄会場に赴いたのですが、そこで1人の男子生徒が声を掛けてきました。 「正月特訓のときはいろいろ有難うございました。今まで英語が苦手で足を引っ張っていたのですが、あの後英語の文法が解るようになって、1月実力考査も今までで一番良い点数が取れたんです。」 その生徒は私の所までわざわざ来られて、そう話してくださいました。 その時の生徒の顔といったら、忘れることができません。 こちらは大したことを教えた意識はなかったのですが、真剣に受けてくれたその生徒は、こちらの思惑以上のことを吸収してくださったようです。 その時の笑顔を糧に、今でも頑張れています。 今年も1人でもそのような喜びを得られる人が増えてくれることを願って。

冬期講習会が始まりました!

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 【 ジェイ教育セミナー大手前校 田渕 】 冬期講習会が始まりました。年末は交通量も、人の出も増え、慌ただしさを感じますが、いかがお過ごしでしょうか。 きっと小・中学生の皆さんは、ワクワクしているのではないでしょうか。クリスマス、年末、お正月、そしてお年玉と楽しみなことのオンパレードですね。ただ、そんな中でも少し、2023年という年をふり返り、自分自身としてよかった点、反省すべき点などを思い返しておきましょう。また世の中ではどのような年だったかも思い返してみるのもよいですね。 そして、2024年、是非しっかりとした目標をたてて迎えましょう。 冬休みは短く、また寒さゆえ少しでも長く布団の中にいたり、暖かいところで居眠りしてしまったりと、日々の生活のリズムが崩れ、だらけがちになり、楽な方へ流れやすくなります。 例えば、スポーツでは、高いレベルになればなる程、わずか何日かさぼるだけで、体力や感覚がにぶってしまうものです。学習も全く同じで、この冬休み、短い期間とはいえ、さぼってしまうと、基礎学力や問題を解く感覚のようなものが失われていきます。是非、冬休みの間はジェイの授業を日々の生活のペースメーカーとして、メリハリのきいた生活を送りましょう。

サンタクロースは本当にいるの?

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 【 ジェイ教育セミナー龍野校 加古 】                                   12月の町はクリスマスの飾りや音楽であふれています。クリスマスツリーを飾っている家庭も多いのではないでしょうか。 クリスマスが近づくにつれ、サンタクロースのことを考え始める子どもたち。 「サンタクロースは本当にいるの?」 「サンタクロースはどこにいるの?」「サンタクロースはだれ?」 「サンタクロースなんていないよね。」「サンタクロースはうそだよね。」 年齢を重ねれば重ねるほど、子供たちの言葉は変わってきます。 みなさんはいつごろまでサンタクロースを信じていましたか。(初めから信じていない?) 子どもたちは遅かれ早かれ、プレゼントを持ってきてくれるサンタクロースが本当はだれかを知る時が来ます。しかし、幼いころクリスマスイブの夜、わくわくしてサンタクロースが来るのを待っていたこと、夜中に必ずサンタクロースに会うぞと思いながらも朝まで眼が覚めなかったけれど、枕元にプレゼントがあってよろこんだことなどを思い出す人もいるのではないでしょうか。 幼い日にサンタクロースの存在を信じることは子どもにとってどういうことなのでしょうか。 それは子どもに中に、「信じるという心の中の収容能力」を養っているのです。つまり、見えないもの、不思議なものを信じるという心の働きによって、人間にとっての一番崇高なものを心の中に宿す場所を存在させるのです。そのことが人間の精神生活のあらゆる面でいかに重要なのかは説明するまでもないでしょう。それは幼い日にサンタクロースを心の中に住まわせることによって作られるのです。そのためぜひ幼い心にサンタクロース、不思議なものの住める空間(想像力)をたっぷりと作ってやりたいものです。 「想像力」は「思いやり」に通じると言われます。サンタクロースなんていない、サンタクロースがいるかのように子供をだますことはおろかだ、見えないものを信じることは恥ずかしいなどと考える大人(最近は大人だけでなく小学生からも聞こえてきます)が、本来持つべき子どもの心の中の不思議が住むべき空間を壊してしまい、想像力をなくし、信じる能力を子供たちから奪っているのではないでしょうか。 「想像力」を豊かにすることで、他の人たちへの「思いやり」のある子どもに成長させることにつながるのではないでしょ

理科の小ネタ

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 【 ジェイ教育セミナー網干南校 田邉 】 J文庫にあるブルーバックス・シリーズの「E=mc2のからくり」というタイトルの本から、理科の小ネタをひとつ。中1の理科でも習いますが、「力」には、輪ゴムやバネが変形したときに、元の形に戻ろうとする「弾性力」という種類のものがあります。これ自体は、面白くもなんともないのですが、アインシュタインの方程式E=mc2にちなんで、興味深い話が載っています。 この方程式の左辺Eはエネルギーを表し、単位はJ(ジュール)、右辺のmは質量で単位はkg、cは光の速さ(定数)を表しています。ここで例えば、巨大なバネをこれまた巨大な万力で引っ張るとします。そうすると、バネは大きな弾性力=エネルギーを持つことになり、方程式の左辺(E)の値が大きくなります。ところが、左辺の値が大きくなると、右辺の値も同じだけ大きくならなければ、方程式は成り立ちません。ここで、光の速さは不変であることから、cの値が変わることはありません。そうすると、等式が成り立つためには、理論的にはm、つまり、バネの質量が増加しなければならないというのです。 これはつまり、バネは引っ張ることによって弾性力を持つと、質量が大きくなる(重くなる)ということなのですが、皆さんご存じでしたか?ただし、質量が大きくなるといっても、無視できるほどごく僅かなので、中学の物理の問題を解く際には、無視してもらっても全く問題はありません(念のため)。

クリスマス映画『素晴らしき哉、人生!』

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 【 ジェイ教育セミナー花北本校 増田 】 クリスマス映画と聞いて、皆さんはどんな作品を思い浮かべるでしょうか。 クラシックとなった『三十四丁目の奇蹟』、子どもが大活躍するコメディ『ホーム・アローン』、クリスマス映画か否かが論争になるアクション『ダイ・ハード』、孤独なモンスターが人の心の優しさに触れるアニメーション『グリンチ』など、それぞれお気に入りの映画があることでしょう。 そんな中で今回は、定番中の定番『素晴らしき哉、人生!』を紹介します。 監督はフランク・キャプラ。1929年に起こった大恐慌の影響で暗い空気に包まれたアメリカにおいて、ユーモアたっぷりでヒューマニズム溢れる作品を沢山生み出して、アメリカを代表する映画監督になった人物です。『或る夜の出来事』『オペラハット』『スミス都へ行く』など、興行と評価の両方で大きな成功を収めています。 そんなキャプラが第二次世界大戦後に新しい映画会社を作り、1946年に自身の集大成的作品として満を持して発表したのが『素晴らしき哉、人生!』です。 主人公のジョージは正直者で、善人で、ユーモアがあって、頑固者で、すぐ調子に乗る。つまり美点も欠点もあるとても人間的なキャラクターとして描かれています。 人生の大事な場面でいつも困難が降りかかってきますが、必ず自分よりも他人を優先する行動を取ります。自分の夢は諦めて父の後を継いで小さな住宅金融会社を経営し、金儲けは二の次で思わず町の人を助けてしまうような人物です。思うような生き方はできなかったけれど人のせいにはしないし、誰かのために何かをしても恩着せがましくもない。そんなジョージは最愛の人と結婚できて、4人の子どもにも恵まれます。 ところが、クリスマスイブの朝に不運に見舞われて大金を失い、このままだと自分の会社が潰れてしまうという事態に陥ってしまいます。帰宅したジョージは思わず家族に八つ当たりしてしまい、絶望した彼は自殺して保険金を得ようと考えて、川に飛び込もうとするのです。 その時、彼を守るために守護天使が人間の姿をして現れます。自分なんていない方が良かったんだというジョージに、もし実際に彼がいなかったら町はどうなっていたのかを天使は見せます。その世界では町はめちゃくちゃに荒れ放題で人々の心もすさんでおり、ジョージの家も家族も存在しなくなっています。 もしもの世界をみたことで自分の人

姫路西・姫路東推薦説明会・模試実施報告

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【 ジェイ教育セミナー今宿校 江本 】   みなさん、こんばんは。先日寝起きの息子(4歳)に頬ずりをして「キモッ」って2回も言われたかわいそうなお父さん、江本です。言語形成期の子どもの語彙ってどんどん増えていくな~と思っている今日この頃です。 そんな息子がLINEを勝手に開いて、ボイスメッセージ機能を使って自分で録音して送信していました。LINEの使い方なんて当然教えたわけでもないのに。おかげで4歳児の息子にLINEのアカウントを与える羽目になってしまいました。「経験させる」って大事なことなのかもしれませんね。 一昔前は「それは危ないからヤッちゃダメ!これも子どもはヤッちゃだめ!」という時代でしたが、子どもが関心を示したものに少し目を向けて付き合ってあげることも大切なのかもしれませんね。 (※注意:だからと言ってYouTube観たりスマホをいじってばかりいたりすることを肯定しているわけではないので勘違いしないように!!) さて、今年も12月9日(土)に「姫路西・姫路東高校推薦説明会・模試」を実施いたしました。多くの塾生及び、塾生以外の方にご参加いただきありがとうございました。今年度の説明会では、「実際に受験された生徒の皆さんの生の声(※出題内容や面接時の質問事項、それに対する受け答えなど)」を掲示いたしましたところ、たくさんの保護者の方が懸命にメモ等とられているのが印象的でした。また合格を勝ち取った先輩たちの成績などからどこまで成績を上げる必要があるかなど、目標も具体的になったのではないかと思います。 推薦模試を受けられた生徒の皆さん、難しかったでしょ?難しいんですよ~!本当に。だから特殊に対策していく必要があるんですよ。「こんな難しい問題解ける気がしないし…」と諦めた方もいるかもしれません。でも可能性があるのなら、受けるチャンスがあるのなら、一緒に特訓授業頑張ってみませんか? 12月17日(日)が初回で全4回、 対策授業 を準備しています。国語の記述解答の作り方、数学の融合問題の切り口、リスニングに英訳。誰でも簡単にできるのなら対策講座など用意しません。まだスタート地点に立ったばかりです。推薦合格を目指してここから一緒に頑張っていきましょう。お申し込みお待ちしております。 模試 解説授業 模擬面接 説明会

2023年度 冬期講習会(中学部)のご案内

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 【 ジェイ教育セミナー新飾磨校 佐野 】 2023年も12月に入りました。中学3年生にとっては、年が明けると私立高校入試まで1か月です。また、中学1年生・2年生にとっても難度の高い単元が続いた2学期を終え、学年の総まとめを行う大切な時期になります。学校がお休みで、まとまった時間が確保できる絶好の機会に、今までの苦手な教科・単元の復習をしっかりと行ってください。 この冬にジェイがご提供する講座をいくつか紹介します。 ①(中1生対象)数学特訓:方程式,比例・反比例 完成講座 先日の2学期期末考査に、これらの単元が出題された中学も数多くあることと思いますが、結果はどうでしたか? 方程式の文章題や、比例・反比例のグラフに図形の要素が混じると、問題の難度は上がります。標準的な問題から、もう一度解法の流れを押さえましょう。 ②(中1生対象)英語特訓:三単現・現在進行形 完成講座 英語の動詞に重点を置いて特訓します。まずは「do」「does」を運用する一般動詞の文を確認します。次に「be動詞+~ing」の「現在進行形」の文を復習し、一般動詞とbe動詞の違いを明確にしましょう。 ③(中1生・中2生対象)実力対策総復習 5科目特訓 冬休み明けの1月実力考査に向けた総復習を行います。理系科目でいうと、中1数学では「方程式」や「比例・反比例」、理科では「水溶液」「状態変化」、中学によっては「光」「音」といった物理分野を学習したところもあるでしょう。中2数学では「1次関数」「図形の角」「合同の証明」、理科では「化学変化と量的関係」「電流」と、かなり重要な単元が目白押しでした。限られた時間ですが、1月実力考査の過去問題からピックアップし、典型問題を優先に確認していきます。ひいては、この内容は来る3学期学年末考査にも通じますので、ぜひご参加ください。 ④(中3生対象)正月猛特訓 12/31~1/3の4日間、1日あたり授業8コマ×4日=32コマを投じ、5教科を文字通り“猛特訓”します。もちろん冬期講習の本体授業でも5科目の授業は展開します。先の入試に向けて、まずは実内申を左右する1月実力考査に向けて結果を出すために、苦手教科・分野の克服は欠かせません。1日2教科に絞り、問題演習・ポイント解説はもちろん、その問題を解答するための前提知識の総整理が行えるのは、入試までを見たときこの時期しかありませ

くせづけ満点月間

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 【 ジェイ教育セミナー西飾磨校 北垣 】 2年ぶり2回目 『くせづけ満点月間』開催!(西飾磨校) 小学生の宿題の1つである「くせづけ算数」は、基本的な計算問題が中心です。 かんたんに間違えてしまう”くせ”は厄介です。 「テストのときはちゃんとやるから大丈夫」ってよく言いますが、 普段できていないことが、本番でできるのか、という話です。 部活やスポーツでよく言われる 「練習は試合のつもりで、試合は練習のつもりでする」です。 正確に計算できる力は大きな武器になります。 いつもよりも少し時間をかけて、 いつもよりも少していねいに 頑張っていきましょう。

インディアン・タイム

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 【 ジェイ教育セミナー新飾磨校 富永 】 中学2年生の英語の教科書に『History of Clocks』(Let’s Read1)という部分があります。その中の、“Egyptians started to measure time without it.”“They used different ideas and technologies to measure it.”という文を読んだときにふっと思い出したことがあります。それは、平原インディアンのアラパホ族の人が、1960年代のインタビューに答えたもので、「白人はみな判で押したように時間の事ばかり気にしている。(省略)時計というものの顔についている針の意味するところのものが我々にはおよそ理解できなかったし、白人が食事をしたり、教会に行く前に、それをいちいちなぜのぞきこむのかもまったく理解できなかった。(省略)時間、分、そして秒。それらはなんというか、時の移ろいを小さく区切ったものなのだな。我々はそんなふうに時の移ろいを考えたことなぞついぞなかった。太陽が昇る時、太陽が空高くある時、太陽が沈む時、我々が昔ながらのアラパホの道の上で生きている時には、一日というのはその三つに分かれているだけでじゅうぶんだった。(省略)白人たちは、アラパホやシャイアンほど懸命に相手の生き方を理解しようとはせず、ただ我々はみな怠け者だと決めつけた。我々が怠け者のように彼らの目に見えたのは、時間というものに対する姿勢がまるで異なっていたからなのだ。我々は時の移ろいを楽しむが、連中は時をモノサシで計ることに明け暮れる。」というものです。 これは文明が発達したと思っている我々現代人とネイティブの人達の時というものに対する心の姿勢が違っていることを理解しなくてはなりません。ネイティブの人達はどこにいようと星の動きや、月や太陽の動きを、時計で計ることなく、サイクルとして認識していたということです。そういうふうに時の移ろいを楽しみながら数万年生きてきたネイティブの人達が、機械式時計を最初に見た時、それを何と呼んだか知っていますか?いまだにアナベキの人達はその時につけられた名前で時計のことを「パペーゾクワズィク」と呼ぶそうです。それは「大きな音を立てるわりには何の役にも立たないもの」という意味だそうですよ。時計の動くスピードを遅くするだけでは、流行