年末になると、思い出す顔があります
【 ジェイ教育セミナー網干南校 瀬古 】 今年も正月猛特訓の時期がやってきました。 中3・小6中学受験部の皆さんにとっては、ここが正念場となります。 1月実力考査や高校入試に向けて、苦手な科目を中心に受講して頂きます。1日8コマを4日間、それも「嫌いな」科目ばかりという事もあり、大変ハードな4日間にはなりますが、年末年始の喧騒から離れて自分自身と向き合える期間はそうそうありません。 保護者の皆様もお忙しいところではありますが、是非ともお子様のために背中を押して頂けると幸いです。 正月猛特訓については、個人的な思い出があります。 今からもう10年ほど前になるでしょうか。 手柄会場で英語の担当をさせて頂いておりました。 普段は社会の担当をしているのですが、その年はいろいろありまして、英語の授業を担当する事になり、教材を頂いてから結構夜遅くまで授業準備していた記憶があります。 2日間の担当ではありましたが、比較や受動態、現在完了などのまとめをしていきました。 とはいっても引き出しはそんなに多くはないので、普段教えていることをほぼそのままこなしていった感じではありました。 その後、1月の志望校別特訓で東高の社会を担当する事になり、再び手柄会場に赴いたのですが、そこで1人の男子生徒が声を掛けてきました。 「正月特訓のときはいろいろ有難うございました。今まで英語が苦手で足を引っ張っていたのですが、あの後英語の文法が解るようになって、1月実力考査も今までで一番良い点数が取れたんです。」 その生徒は私の所までわざわざ来られて、そう話してくださいました。 その時の生徒の顔といったら、忘れることができません。 こちらは大したことを教えた意識はなかったのですが、真剣に受けてくれたその生徒は、こちらの思惑以上のことを吸収してくださったようです。 その時の笑顔を糧に、今でも頑張れています。 今年も1人でもそのような喜びを得られる人が増えてくれることを願って。