投稿

8月, 2020の投稿を表示しています

高校の模試の受け方に関して 

イメージ
ジェイ教育セミナー高校部 桂   今日は模試に関する話をしていきたいと思います。 最低限の準備をしたうえで模試を受け、終わった後は即座にできていない部分の洗い出しをして必ず次回につなげるようにしてください。入試の前に見直すべきポイントを早期からストックしておくためです。 数学であれば、まずは教科書で1通り習った範囲の公式などの基本事項に漏れがないかチェックしてください。そのうえで、チャートなどの参考書で解法パターンにざっと目を通してください。 そして、受け終わった後にどこからどういう形で出ているのかをチェックし、教科書や参考書など自分の弱点部分に模試の日付を書いていけばオッケーです。このように模試を受ける度に次回の受け方の精度を上げていくことで、いずれ入試の前にやるべきことが明確になっていきます。 また、英語や古文なら単語・文法、漢文なら句形をチェックしてから模試を受け、わからない単語が出れば、受けた直後に調べる。そうすることで、覚えておくべきものと類推すべきものがはっきりしてきます。覚えていれば解けていた問題が受けた直後にわかると悔しくなり、その悔しさがとても大切で、次回のテストの糧になります。 ある程度満足した結果が得られれば、志望校に向けより明確な戦略が立てられることになります。この部分に関しては各自志望大学や学部学科の差異により大きく違うので一緒に考え明確な解が出せればと思っています。 最終的に入試に必要な得点を換算し、そのためには各模試において何点必要かを考え、それをクリアーするためにはどの時期にどの程度まで仕上げていればよいのかがわかれば、あとはそれに向けて着実にこなしていけばよいのです。 ジェイの高校部では志望校現役合格に向け、できるだけわかりやすく各自が各科目の勉強指針を示せるように今後もサポートしていきます。  

座右の銘

イメージ
 ジェイ教育セミナー今宿校 江本   皆さんこんにちは。コロナ感染にも注意が必要ですが熱中症にも気を付けてくださいね。 ところで皆さんの「座右の銘」って何ですか? 私の座右の銘は「金がないから何もできないと言う人間は、金があっても何もできない人間である」です。これは小林一三という明治時代から昭和時代にかけて活躍した実業家の言葉でもあります。 ここで少し小林一三さんという方をご紹介します。分かりやすく言うと、阪急電車を作った人、デパ地下スイーツで有名な阪急梅田の駅にある阪急百貨店を作った人、現在のオリックスというプロ野球チームの前身である「阪急ブレーブス」を作った人、宝塚歌劇団を作った人、映画の東宝を作った人です。さらに個人向けの「住宅ローン」というアイデアを生み出した人でもあります。そんな有名なものをたくさん作った人が貧乏なわけない、と思うかも知れませんが、そこに到達するまでに多くの失敗と挫折を経験していると言われています。 一例として、元々銀行員(現在の三井住友銀行の)だった小林一三はその時の上司に新規設立する証券会社の支配人になってほしいと誘われ、 1907 年に家族ともども大阪へ来たが、恐慌の煽りを受け、話は白紙に。あっという間に失業者になってしまったんですよ。 でもこの人のすごいところは、 ・常に「相手の目線で物事を考えている」こと ・常に「先のことを考えて動いている」こと ・「一度決めたことは決して諦めない」こと だと私は思います。 (この話を受け、自戒の念も込めて・・・)「後でしよう!」、「時間がないからできなかった」、「あと〇〇日あるし」と、言いながら先延ばしにしていることは無いですか? 私はダイエットを先延ばしにしています・・・・・・(汗) 「時間がないからできないと言う人間は、時間があってもやらない」ですよ(笑) 皆さんの次のテストはいつですか?課題の進捗は順調ですか? 公開テストは 9 月 6 日です。課題に追われて休むことが無いようにしっかり「先読み」して今やるべきことをやっていきましょう!

セミの鳴き声

イメージ
 ジェイ教育セミナー 手柄駅東校 中川 ツクツクボウシが鳴き始めるともうすぐ夏が終わり、秋が始まるように感じます。(まだまだ暑いですが…。) そんな、ツクツクボウシは8月中旬~9月頃まで鳴くセミで、日が傾き始めたころに鳴き始め、日没まで鳴いていますが、ツクツクボウシなどのセミが鳴くといっても、口から声を出すのではなく、発音筋という筋肉をふるわせて音を出し、腹の中にある共鳴室という空間で音を大きくしています。また、腹部をおおっている腹弁というところのすきまを開けたり閉めたりして、鳴く声の調子や強弱をつけています。 では、セミはなぜ大きな鳴き声を出すのでしょうか? 「大きな鳴き声」は昆虫をエサとする鳥などに自分の位置を知らせる「危ない行為」ですが、実はそれを承知の上で鳴いているのです。 セミの一生は、卵で1年、幼虫で3年~16年と長く、成虫で10日ほどと短いですが、その成虫の間に、メスを引き寄せるためにオスがメスに大きな鳴き声でアピールをしています。 セミなどの完全変態をする(サナギの時期がある)昆虫は幼虫と成虫の体が大きく変わります。実は「成虫=子孫を残すための体」なのです。セミのメスは「大きな鳴き声のオスに引き寄せられる」という実験データもあり、オスのセミは命がけで鳴いているとも言えるのです。 夏の風情とも感じるセミの声ですが、実は「仲間をふやす」ための大切な活動なのです。

伊藤清のガウス賞受賞について

イメージ
 ジェイ教育セミナー今宿校 大竹 2006年8月22日 日本の数学者である伊藤清が第1回ガウス賞※を受賞しました。 確率論における伊藤の補題(伊藤の定理)として知られています。 (内容は割愛しますが、興味のある方は調べてみてください。) 確率論と聞くと、少し難しい感じがするかもしれませんが、小6で「場合の数」、中2で「確率」を学習します。中2で学習する確率は、全ての場合の数は□通りで、〇〇が起こるのが△通りだから、確率は□分の△というものです。普段の生活で身近にある確率をいくつか紹介します。 ①降水確率 正しい意味を知っていますか?「その地域で一定の時間内に1mm以上の雨または雪の降る確率」というのが正しい意味です。例えば、降水確率50%の場合は、各予報区域内で同じような気象条件であった日に過去1mm以上の雨が降った実績の平均値が50%であることを示します。降水確率が10%だから小雨、100%だから大雨というものではないです。 ②宝くじ ロト6の当選確率 ロト6とは1から43までの数字の中から好きな数字を6個選んで当てるという宝くじです。6個の数字の選び方は実に6,096,454通りあります。つまり1等の当選確率は6,096,454分の1となります。途方もない確率ですね。1口200円なので全通り買おうとすると約12億円かかります(笑)。1等は2億円を当選者で山分けするので割に合わないですね。 いかがでしたか。降水確率90%でも雨が降らないこともありますし、ロト6も6,096,454回買えば、必ず1等に当選するものではありません。そういうところに確率の面白さがあります。 ※ガウス賞…社会の技術的発展と日常生活に対して優れた数学的貢献をなした研究者に贈られる、ドイツの数学者・天文学者・物理学者、カール・フリードリヒ・ガウスの生誕225周年を記念して、2002年に国際数学連合並びにドイツ数学会によって設けられた賞。

山田孝雄生誕145年

イメージ
ジェイ教育セミナー相生校 竹井 国語に関する質問です。 以下の3つの文の違いは、何でしょうか。  ① ああ、美しい月だな。  ② 月は、美しい。  ③ 月は、美しいですか。   上記3つの文には、根本的な違いはなく、語法の差、助詞(~な、~か、など)の差のみでしかないと考え、これらの文をひとまとめに(「述体」として)くくった人がいます。また、文の種類を分類する際に、西欧の文典を参考にして、英文法の文の4分類(叙述文・疑問文・命令文・詠嘆文としている)に基づき、4分類にしている戦前の日本の文法家たちを「形式的な区別でしかない」と批判しています。そもそも、国文法には、(.(ピリオド)・?・!)といった3つの符号もないことから、独自の分類法を提示しています。    その人が、山田孝雄(やまだよしお)(1875~1958)という人です。おそらく、ほとんどの方は、「知らない」と思います。8月20日で生誕145年。富山県生まれの、国語学者・国文学者。日本の国文法の基礎を作ったと言っても過言ではない人です。また、「独学の人」としても知られ、教員試験も独自で勉強し免許を取得したとのことですよ。  こうした逸話があります。  兵庫県立篠山鳳鳴高等学校(現存し、ジェイ農園がある隣町にあります。)で国語の先生をしている時に、生徒からこう質問されたそうです。 「主語につく『は』が、主格(主語であることを示す格)でない場合にも使われている」 と。それまで山田は助詞「は」は主語に付く語だと生徒に教えていました。ところがある生徒から、『は』が主語以外に付くケースがあると指摘され、山田は愕然としました。このことが原動力となりそれ以来、国文法研究に邁進するようになったとのこと。 後年、彼の提唱した文法理論は「山田文法」と呼ばれるようになりました。   中学生の皆さんが勉強する現在の国語教育の文法のベースになっているものは、「橋本文法」(橋本進吉によるもの)と呼ばれるものです。「橋本文法」と「山田文法」との大きな違いは、前者は「形式」を重視し、後者は「意味・内容」を重視している点。そのため、「山田文法」語では語の分け方も、「性質」や「運用・使い方」で分類。豊かな言語事実の分析を基に、しかも、理論的に整合性の高い文法体系を確立しています。   日々皆さんが何気なく使っている日本語について、改めて考

集中特訓を無事終えました

イメージ
ジェイ教育セミナー花北本校 林 8/10 (月)から、 A と B の2グループに分かれて行ってきました「中3集中特訓」がトラブルなく無事終了を迎えました。 今年はコロナウイルスの影響で、春合宿が実施できず、今回初めて違う校舎の中3生が集い、朝から晩まで「暗記」をテーマに、みっちりと勉強に励みました。今までにない経験で、体力的にも精神的にも限界まで勉強に追い込めた3日間になったと思います。本当にお疲れ様でした。 今日のブログでは、最終日に参加された皆さんに書いてもらった「集中特訓 感想文」の一部を紹介したいと思います。 【 A さんの感想文】 (前略)皆が必死になって、一生懸命勉強している空間に来て、自然とやる気が出てきました。そして、集中特訓が終わり、今となっては大正解だったと思いました。  なぜなら僕はこの3日間で自分の苦手である問題を解くスピードや、書くスピードを少しだけだけど上げることができたからです。(中略)このたった3日間で改善することができたというのは僕にとってとても大きいことでした。 学校があり、部活もあるという難しい状況のなかではありますが、生徒の皆さんにとって何か得られるものがあったのだと思うと、「集中行事を行なえて良かった」と安堵しています。工夫次第で、勉強の効率はどんどん上がっていきます。向上心が何よりも大事なので、今回の成功体験を忘れず、校舎でもどんどん先生に質問してください。最大限サポートしていきます。 【 B さんの感想文】 (前略)私は初日の前の日まで部活をしていて、初日はほとんど予習ができずに行きました。(中略)1日目の多量速解で合計 500 点近い点数を取っている人もいて、本当にショックを受けました。翌日の多量速解から本当にちゃんと暗記をしようと思って頑張りました。 (中略)私は集中特訓に来て、現実を突きつけられたりしましたが、それと同時にたくさんの刺激を受けました。この3日間で、ライバルとの勉強量の差が目に見えて分かったので、これからもっと勉強して、志望校に合格できるようにしたいです。 今年は部活もまだ継続している学校もありますが、受験日は皆同じです。この夏で自分の現在地や周囲との差を感じられることはとても貴重です。また、この集中特訓での出会いは、ライバルでありながら「仲間」である意識も芽生えた

集中特訓Bグループも2日目終了です。

イメージ
 ジェイ教育セミナー網干南校 瀬古 8/10(月)から始まっている中3集中特訓ですが、8/12(水)からは、Bグループ(花北・大津・網干南・太子・龍野・相生・赤穂)の生徒さんも合流してきました。 1日目はAグループとは別の部屋で朝の9時30分からスタート。 開会式では今回の集中特訓の意義を生徒さんに伝えていきました。「内申点は2学期からが本番だよ」と言うと、少し表情が明るくなる生徒さんも見受けられました。まだ通知表が出ていなかったり、1学期に辛めにつける中学校もある中で、不安に感じていた人も居たようです。 そうして始まった多量速解テストですが、生徒さんの手はまだまだゆっくり…。問題文を読んでから答えを考えて書く動きが目立ち、時間内に終わらない生徒さんが続々と出てきました。 問題文をすべて読むのではなく、「キーワード」が一部でも解れば即解答に入る。この動きを身につけるのは簡単ではありません。2日目もテストが始まってから「カカカッ」と鉛筆が動くようなイメージを暗記特訓の間に体得させていっている状態です。 3日間でどこまで仕上がるか、楽しみにしています。 生徒さんの表情はとても明るく、ピリッとした空気が流れ(換気もしっかりしています)、苦しみながらも充実した様子が伺えています。

集中特訓Aグループ3日目終了、Bグループ1日目スタート

イメージ
ジェイ教育セミナー西飾磨校 長谷川 Aグループの皆さん、3日間の集中特訓お疲れさまでした。 3日目最終日は朝の多量速解テストの後、昼食をはさみ、理科と社会の特訓授業を実施しました。この3日間の多量速解テストだけではカバーできない理科・社会の単元・分野をワンポイント解説と演習形式の授業で確認しました。本当に最後まで集中力を切らさずに3日間を乗り越えられたと思います。 表彰式では「トップスリー」と「ジャンプアップ賞」の表彰を行いました。多量速解テストでは3000問以上の問題を解いたのですが、「トップスリー」の方の正答率はなんと98%もあり、その正確性には驚くばかりです。また「ジャンプアップ賞」は、1学期の公開テスト成績の総合順位から、集中特訓中の総合順位の伸びの大きさを問うものです。大きく成績を伸ばした方がその対象として表彰されました。「トップスリー」「ジャンプアップ賞」とも、本当に素晴らしい結果でした。おめでとうございます。惜しくも表彰から漏れた皆さんも、今回の集中特訓中に得たものを土台に、夏休み後半と2学期以降の学習課題をしっかりこなし、志望校を目指して日々研鑽していきましょう。本当にお疲れさまでした。 Bグループに関して言うと、昨日が3日間の集中特訓の初日ということもあり、Aグループの初日同様、「解答速度」や「見直しの仕方」「暗記の仕方」などに、様々な改善すべき点が見られましたが、本当に一生懸命課題に取り組んでいました。 さあ、ここから2日が「本物の受験生」になれるかどうかの分かれ道です。「各講師の言葉」や「先輩の経験談」、更には「前後左右の席」には、自分の学習方法をより高度化するための、たくさんのヒントが散らばっています。それらをもとに、必ずや受験生としての「覚悟」と、受験に向けての「基礎知識」を身につけてくださるものと大いに期待しています。  

集中特訓2日目

イメージ
ジェイ教育セミナー西飾磨校 長谷川 集中特訓Aグループの2日目が終了しました。この二日間を通じて思うのは、「暗記」と「数学」の重要性です。 まず「暗記」に関して言うと、英語・国語・理科・社会の知識部分は、これはもう「時間×根性」に他なりません。一般的には「記憶力」の差と考えられがちですが、多量速解テストの結果を見ると、集中特訓クラスの上下にさほど関係なく、投下した「時間」がかなり大きな部分を占めていることがわかります。また、集中して取り組むことはとても重要で、そのためには一定の「根性」も当然必要です。スポーツでもゲームでも音楽でも、いっぱしのスキルを身につけるのには「根性」が必要だし、逆も真なりで、スキルを磨くために負荷をかけることで「根性」がつき、精神は磨かれます。昨今、学習における「根性論」「精神論」は忌避される傾向にありますが、特に1点を争う受験勉強に関して言えば、「気持ちの強さ」は大いに重要です。 次に「数学」に関して言うと、「引き出しの多さ」と、「工夫する精神」に尽きると思います。少し複雑な同じ問題を解いていても、一瞬にして暗算で正解を出すお子さんと、丁寧に計算式を書いているにもかかわらず、誤答してしまうお子さんがいます。前者は複数の解法を駆使して、工夫して簡単にして解いているお子さんで、後者は1つの解法に固執して、結果的にわざわざ難しくして解いているお子さんです。普段から「いかに工夫して計算を簡単にするか」「できるだけ短時間で解けるやり方はどれか」「本当に他のやり方はないか」と、常に前向きに頭を使って数学の問題にあたっているかどうかはとても大切で、本当に恐ろしいほどの差になって結果に表れてしまいます。集中特訓の予告問題にはあえて複数の解法が示されています。うまく活用して今後に生かしてほしいと思います。 開始日の早いAグループは覚える期間が短い分、Bグループのお子さんたちに比べて少々不利な部分はあります。でも、Aグループのお子さんは、その分2日早く「本物の受験生」を始められたのも事実です。さあ、残り1日精一杯頑張りましょう!

集中特訓1日目を終えて

イメージ
ジェイ教育セミナー西飾磨校 長谷川 1日8時間、3日で24時間、中3集中特訓が始まりました。 2020年度実施の中3集中特訓は、コロナ対策としての三密防止と期末考査が8月実施の中学校を考慮し、8/10(月)~12(水)実施のAチームと、8/12(水)からスタートのBチームに分かれて実施することとなりました。 普段とは違う会場実施の特訓初日なので、スタッフ一同緊張の中スタートしたのですが、特に大きなトラブルなどなく、初日を終了することができました。 内容面で印象的だったものは、まず例年のジェイ中3合宿で恒例の「多量速解テスト」です。このテストは、事前に配布した『予告問題』を予習してきたうえで、その内容を短時間かつ多量に解答するというものです。事前準備しておけば得意不得意にかかわらず、高得点が取れ、受験の基礎知識が身につくというものです。 ところが、最初に気づいたのは、「鉛筆の走る音」の違いでした。イメージとしては「シャカ、シャカ、シャカ…」で、正直「例年より遅い?」というのが、その場にいた複数の講師の印象でした。やはり、春合宿が実施できなかったことや、学校の授業時間数の減少による演習不足・経験不足が原因ではないかと感じました。 そこで、おおよそのスピードの目安や、そのための文字の書き方や、筆記用具のセレクト方法、両手の指差し確認による徹底的な見直しの仕方など、具体的にイメージできるように過去の先輩の例を交えながら伝えるようにしました。 結果、「多量速解テスト」の2科目目以降、徐々に筆記速度が上がり、「カ、カ、カ、カ、カ、カ…」に。その後、数科目を経て例年並みの「カカカカカカ…」になり、ホッと一安心。これでやっと受験生の速度と意識になったと思います。 次に印象的だったのが、卒塾生インタビューです。ジェイの卒塾生の先輩が集中特訓の手伝いに来てくださり、中学時代の苦手科目の克服方法や、学習目標の立て方、志望校選びのヒントなど多岐にわたる、非常に有効な情報を伝えてくださいました。熱意ある先輩の話は、本当に心に響くものでした。ジェイ生の魂はこうして引き継がれていくのでしょう。 まずは初日終了です。皆さんお疲れさまでした。2日目も頑張りましょう!

中3 集中特訓が始まりました

イメージ
ジェイ教育セミナー安室校 宮越   いよいよ8/10から14にかけて、ジェイの中3集中特訓が始まります。密にならないように、8/10~12のグループA、8/12~14のグループBに分けて行います。 例年であれば、ジェイでは春と夏に2回、勉強合宿を行います。思考力が叫ばれる昨今ですが、思考力の前提は基礎知識です。その基礎知識を強化するため合宿です。今年はコロナの影響でこの合宿の実施ができませんでした。しかし兵庫県教育委員会からは受験範囲の削減がない旨の発表がありました。そこで土台となる基本知識の定着の機会を増やすため、今回の集中特訓の実施となりました。 また、受験生としての意識改革を行う行事でもあります。ライバルが一堂に会する中、自分がどこまでできるか、みんながどれくらい頑張っているのか、どのように勉強しているのかを知る機会になります。この集中特訓を手伝ってくれる諸先輩方(ジェイ卒塾生)の話も聞けます。講師や保護者より年齢も近い先輩の言葉は、生徒たちにとてもよく響きます。 また毎回の多量速解テストの結果は入試の縮図です。自身の努力の結果が如実に出ます。ときには精一杯やっても結果が思わしくないこともあるかもしれません。しかし今、この場からなら十分挽回が可能です。昨日の自分を越える絶好の機会です。 ふだんは見えないライバルたちと切磋琢磨し、いま一生懸命勉強しているのは1人じゃない、みんなも頑張っているんだ。負けられないぞ!と決意を新たにする絶好の機会です。講師一同全力でバックアップしますので、一緒に頑張りましょう!

みなさん、読書をしていますか?

イメージ
ジェイ教育セミナー大手前校 中森 暑い夏の到来です。みなさん読書はしていますか? もしかしたら読書感想文が学校の課題で出されている人もいるかもしれませんね。 読みたい本が決まっている人や普段から読書が習慣になっている人は、本選びに悩むこともないのでしょうが、そうでない人にとっては、本を選ぶのも一苦労。また、手にとってはみたものの、面白いかどうかわからない本の分厚さに、読む気持ちがしゅるしゅるとしぼんでしまうこともあるでしょう。 そんなときの助けになるのが、皆さんもお持ちの 「国語便覧」 です。 とはいっても、目次にずらりと並んだ作家名にわくわくできる読書上級者はともかく、どこを見れば参考になるかわからないという人は多いでしょう。 そんなみなさんにお勧めしたいページが、 「芥川賞・直木賞」 作家の一覧です。「そんな難しい本…」と腰が引けてしまいそうですが、そんなことはありません。何と言っても、受賞作品はだいたいどれも面白いのです! 大まかに分けて、芥川賞は純文学、すなわち人間心理を深く追究するような作品に与えられる賞です。直木賞は大衆文学に与える作品賞です。映画やテレビドラマになりやすいのが直木賞、と考えてみてもいいでしょう。今のあなたが興味のあるのはどちらでしょうか。 そこまでわかれば、あとはタイトルや作家名を見て何となく気になった作品を手に取ってみるだけです。 もちろん、賞の選考も時期ごとの流行などに左右されますし、名作が賞から漏れることもありますが、それでもやはり大きな賞。基本的に力ある作家が選ばれるので、好みに合うか合わないか、はあっても、大ハズレな作品はあまりありません。 さらにもう少し読書通になりたかったら、受賞作のひとつ前の作品を手に取ってみるのもオススメです。 なぜかというと、「芥川賞・直木賞」は、ある作品で以前話題になった作者の新作が賞の候補に挙げられるので、その作者がその才能を世の中に知らしめた作品というと、受賞作の前作であることが多いのです。 また、世界の文学に興味があるなら、「国語便覧」の外国文学のコーナーを見て名作を知るのもいいのですが、私のお薦めは「ノーベル文学賞」の受賞作です。「また小難しいことを…」と言われてしまいそうですが、テーマは深くても意外と読みやすいものも多いのです。世界中に翻訳されて評価される

異常気象について思うこと

イメージ
ジェイ教育セミナー大手前校 田渕 8月に入り、一気に夏本番の暑さ、天気になりました。今年は7月31日に近畿の梅雨明け、そして8月1日に東海、関東の梅雨明けの発表となり、観測史上3、4番目くらいの遅い梅雨明けのようです。   塾生の皆さんはまだ梅雨明けの時期をあまり意識しないかも知れませんが、例年の感覚からすると7月20日頃に梅雨明け、そして丁度夏休み(今年はコロナの関係で例外ですが)に入る7月21日あたりから一気に夏空が広がり、にわかにセミの鳴き声が喧しくなる…、そんな季節感があります。それが今年は10日もずれたということになります。   今年の長雨や豪雨災害など、最近非常に懸念するのは“地球規模の異常気象”です。「地球の温暖化」が問題となり、その原因である二酸化炭素の削減が叫ばれ、随分久しいと思います。近年危惧するのは、“数十年に一度”の豪雨という報道で、特別警報が出るようになりましたが、それがほぼ毎年地域を問わず各地で起こっていること、それがいよいよ今年の梅雨の期間には、九州地方で2か所、東北地方で1か所と、一時期に3か所も河川氾濫が起き、人々の暮らしを一変させてしまいました.。中には、コロナの影響により、営業を自粛、やっと再開という矢先の被災という方の報道を聞くに、非常に心痛いものがあります。   この地球規模の大変化に対して、私たちに何が出来るのでしょうか。交通・通信・くらしはますます便利になり、私自身もその生活を享受しているので、えらそうな事は言えないのですが、今私達人類が技術の革新を追い求め、非常に快適な生活をしていることを現代に生きる一人一人が強く認識し、これからの世代に何が出来るか、問い続ける必要があるかと思います。        

受験生のみなさんに伝えたいこと

イメージ
ジェイ教育セミナー赤穂駅前校 淡井 こんにちは。赤穂駅前校の淡井です。さて、8月に入りました。受験生のみなさん、ここまでを振り返っていかがですか。つまり、計画通り学習は進んでいますか。もしそうであれば、がんばっていますね。その調子で。一方では、まずいなあと感じている人もいるのではないでしょうか。今日は、そんな人にお伝えしたいことがあります。 一番心配しているのは、「どうせ自分はだめだ」などと自分を責め、ますます学習から遠ざかる人が出てしまうことです。そうではなく、「自分にもできるかも」という続けられそうな方法を取り入れましょう。 たとえば、なかなか学習に取りかかれない、と悩んでいる人はいませんか。 そんな人には 「この時間になったら、とにかく机に座る」 という方法をおすすめします。 実は、私も、「帰宅したらシャワーを浴び、まず英単語・リスニングの学習をする」と決め、実行しています。もちろん、日によっては、情けないくらい短時間で就寝してしまう日もあります。ただ、これを決め実行していなければ、私の学習量、読書量は今よりも少なかったであろうことは確実です。たとえ少しずつでも、自分は成長している、という実感があります。だから昨日も机に向かえたのだと思います。 みなさんも、自分の成長を実感できる夏となりますように。

ティラノサウルスの体は羽毛に覆われていたか?

イメージ
ジェイ教育セミナー相談役 福永 ティラノサウルスは6600~6800万年前に実在した最大体長13m、体重9tの大型肉食恐竜で「最強の恐竜」と言われています。 従来は、体表は地味な灰色のウロコというイメージでしたが、近年「羽毛で覆われていた」という説が出て、カラフルな羽毛に包まれたティラノサウルスが描かれた図鑑も出版されています。 このように定説が見直されることは自然科学では結構起こります。新たな発見がそのきっかけとなることが多く、恐竜の場合、1995年から中国で続々と見つかった「羽毛恐竜」の化石です。羽毛や毛など体表の痕跡が化石に残ることは普通ないのですが、特殊要因が積み重なって、細かな体表の様子が化石として残った地層が発見されました。現在約20種の「羽毛を持った恐竜」が発見されているのですが、そのうち2種がティラノサウルスの近縁種です。 体長1.6mのディロング(2004年)、体長9mのユウティラヌス(2012年)の2種で、このことから「ティラノサウルスも羽毛に覆われていた」と言われだしたのです。 ここで1つ注意が必要。鳥類の「羽毛」や哺乳類の「毛」は保温のためのもの=恒温動物(体温が一定)であることが前提となります。よって少なくともティラノサウルスのなかまは現在の爬虫類とは違って恒温動物であったことは確かなようです。 最後に「ティラノサウルスの体は羽毛に覆われていたか?」については「わからない」が現状です。 ただ、有力な説は次の通りです。 ①成体のティラノサウルスは羽毛をもっていない。またはもっていたとしても体のごく一部。 ②幼体のティラノサウルスは羽毛に覆われていた可能性もある。 根拠は体の大きさと環境条件です。 体が大きいと体積の割に表面積が小さくなり、熱の放射が妨げられます。ティラノサウルスの生息域は温暖であったので、「羽毛で覆われると『熱中症』になってしまう」、というのが根拠です。では大型のユウティラヌスの場合は?  実はユウティラヌスは生息域が寒冷地であることがわかり、大型でも保温のため羽毛が必要だったと考えられています。 「ティラノサウルスの羽毛」の最終結論は今後の研究に委ねられていますが、新たな発見に対して「仮説を立てる→検証する→結果を考察する」をくり返すこと。これが自然科学の面白みといえるでしょう

高校の国語の勉強について

イメージ
ジェイ教育セミナー広畑校 吉田 みなさんこんにちは。今日は主に高校生の国語の勉強についてお話させていただきます。今年の夏は例年と違い夏休みと呼べるようなものがほとんどないという状況かもしれません。そんな限られた時間の中で各学年で最低限やっておきたいことを記していきます。 ―1年生は古典文法「用言と助動詞」の暗記― 高校1年生の場合、今はとにかく数学と英語を徹底する意識から国語に割く時間はなかなか取れていないのが現状かもしれません。その短い時間の中で国語としてやっておきたいのが古典文法です。 学校でも覚えるように言われるかもしれませんが、特に取り組んでほしいのが用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用と助動詞の暗記です。この2つを暗記すれば、古典文法で暗記することの半分以上は終わったと言われます。助動詞の一覧を古文の文章の中で使いこなせるかどうかは今後の課題として、まず暗記しましょう。漢文でも書き下し文は古典の文法に則っているわけですから、漢文の学習にも当然役立ちます。将来の入試に対して重要なだけでなく、今後の古文・漢文の定期テストなどの準備でも大幅に時間が短縮できるでしょう。 ―2年生は古典文法の復習と古文単語― 高校2年生の場合もこの夏やっておきたいのは古典文法の復習でしょう。 助動詞を覚えきれていない人はそこから始めなくてはいけませんし、敬語の暗記やその使い方、助詞など実際に問題として問われやすい項目がまだまだ覚えるべきものとしてたくさんあります。3年生になって文法項目を一から暗記している時間などありませんからやるなら今しかありません。その他に古文の重要単語についても意識して覚えていきたいですね。古文単語に使える時間が限られているなら、この夏の間でとりあえず100個とか形容詞・形容動詞だけ覚えるとか、量や範囲を限定して徹底する方が効率的です。とくにおすすめは形容詞・形容動詞です。他の動詞や名詞は後からでも覚えるのにそれほど時間はかかりません。古文の単語は、英単語と違って単語の難度が品詞によって一様ではないことを知っておくとよいでしょう。 ―3年生はそろそろ共通テスト対策を― 高校3年生の場合は、そろそろ本格的に入試を念頭において事を進めていく必要があります。 特にみなさんにとって関心が高いのが今年から導入される共通テストでしょう。見