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いよいよ入試に向けての追い込み開始

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 ジェイ教育セミナー高校部 岡田 高校部担当の岡田です。早いものでもう11月です。 高3生は授業でもお伝えしていますが、第1志望の赤本を解く時期になってきました。理想の解き方は、英語ならば大問ごとに過去問題を数年分まとめて解き、大問ごとの傾向をつかむようにしましょう(赤本を解かずに失敗した僕の経験から)。 全問正解することは難しいと思いますが、見たことがある問題、英単語が登場したときは「絶対に間違えない!」という気持ちで臨んでください。当たり前ですが、答え合わせが終われば解説をしっかり読んでしっかりと復習の時間をとることが大切です。 11月といえば、高3生の「秋季大特訓」は11月で終了となります(学校の模試の関係で一部の高校の生徒は12月まで振替授業が続くことになりますが)。残り時間は限られているので、精一杯頑張りましょう。 さらに12月後半になると、楽しいクリスマス・・・ではなく、冬期講習会がスタートです。クリスマスにジェイの講師と過ごせるなんて、幸せですね(笑)。高3生はまたまた幸せなことに、今年も「正月猛特訓」を実施します。昨年度とは少し時間帯等に変更が生じますが、4日間実施させていただく予定です。もちろんZOOMでの参加もOKですよ(予定)。 今回は、高3生に向けての文章になってしまいました。初となる「大学入学共通テスト」が近づいてきて、受験が迫っていることを「実感している」と思います。ここからさらに自分を追い込んで、夢を「叶える」ようにしましょう。 人間は「自分がやらないと!」と「実感する」ことによって、初めて夢を「叶える」ことができるのです。現に、以下の単語がそう語っています。 【realize (動詞)】 →状況が頭の中でリアル(real)になる→「実感する、気づく」 →夢がリアル(real)になる→「叶う」 ウォルト・ディズニーも以下のように言っています。 “If you can dream it, you can do it.” (夢見ることができれば、それは実現できる) 最後までがんばって。ジェイは応援しています。

プログラミング絶賛開催中!!

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 ジェイ教育セミナー本部事務局 北野 プログラミング授業を担当しています北野です。 現在ジェイでは「LEGO EV3」を使用した「ロボットプログラミング」と、「Scratch」を使用した「PCプログラミング」の授業を実施しております。 私は、「PCプログラミング」の授業を担当しています。主に授業で行っているのは、テーマに沿ってプログラミングを行うこと。この前の10月25日は「シューティングゲーム」の回でした。与えられた課題をこなしていきますが、とある生徒は私が作成した時間の半分以下の時間で、かつ簡単な方法で課題をクリアしていました。こちらの予想を上回る時間、方法でクリアしていく姿を見ると、こちらも頑張らなくてはという気持ちにさせられます。 さて、プログラミングの授業で皆さんに培ってもらいたい力は色々あります。その中で私が一番身につけてもらいたい力は、自分の作りたい・実現したいことをイメージし、どのようにしたらいいのか考え、自分の出来ることからやっていき、最後は実現させるという力です。 プログラミングのお題では、まず「ゴール」を提示します。単純なものもありますが、多くは様々な要素を組み合わせたものになっています。そんな課題を見て、あきらめるのではなく、「どうしたら作ることが出来るんだろう」と考えます。そして「この前習った、アレとコレを組み合わせれば…。いや、あの方法を駆使すれば…」と試行錯誤して「ゴール」に向かっていきます。当然失敗も多くします。組み合わせを間違えると動きが変にもなります。でも参加してくれている生徒は何度も何度も諦めないで挑戦しています。 これはプログラミング以外の学習でも全く同じことです。目標に向かって何度も何度も挑戦し、その中で様々な経験を積むことでゴールへと辿り着くことが出来ます。 プログラミングへの参加はいつでもお待ちしております。一度見学してみたいなども大歓迎ですので、もし機会があれば見に来ていただければと思います。見学ご希望の方は教室や本部へお気軽にご連絡ください。

漢検の勉強方法についてのアドバイス

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 ジェイ教育セミナー国語科 寺田 今回、漢検の効率的な学習方法についてまとめてみました。どのように漢検の学習をしたらよいかと悩まれている方の参考になればと思います。 練習を開始する前に、漢検の出題範囲の漢字の中で、何ができていなくて、何ができているかをはっきりさせましょう。そのためには、漢検の過去の問題と練習問題の両方が編集されている、漢検協会編の「問題集」を購入し、準備をします。 最初に、「漢字の音訓」で自分が弱い漢字をあぶりだしましょう。(ジェイで使用している「昇級式漢字トレーニング」でもできます。) 自分が自信ありの漢字はノーマーク、自信なしには「×」印をつけておきましょう。 さて、練習を始めるに当たって、まずは漢検ではどのような問題形式で出題されているのかを調べておきましょう。 級にもよりますが、大体は以下を目安にして学習してください。 ①「漢字の読み・書き」の問題 練習方法:訓読みは送り仮名まで覚える必要があります。漢字の意味がわからない時には辞書で調べておきましょう。音読みは熟語も覚えるようにしましょう。自信のない漢字だけで大丈夫なので、受験する級の「問題集」やジェイの「昇級式漢字トレーニング」で、読みや書きの練習をしておきましょう。 ②「画数・書き順・部首」の問題 練習方法:自分の弱い漢字だけに絞って、総画数や書き順、部首名を覚えましょう。部首は漢字のどの部分かまでおさえておきましょう。 ③「熟語の構成」「四字熟語」「類義語・対義語」の問題 練習方法:「問題集」の過去問で「熟語の構成」なら「熟語の構成」の問題だけに絞ってやり切りましょう。間違えた漢字については、「問題集」に「×」印をつけておきましょう。その他の「四字熟語」「類義語・対義語」についても同じ要領です。 ④「誤字訂正」「同音訓異字」の問題 練習方法:「問題集」でひたすら何度も解きましょう。間違えたところは「×」印をつけて、できるようになった時には「○」をつけておきましょう。ただし、「×」を消さずに、「×」を「○」で囲んでおきましょう。 ⑤「最後の仕上げ」は過去の問題 全体で何点くらいとれるかをまず調べましょう。100点の内の80点以上が目安です。100問出題されますので、80問以上、解ければ良いということです。 現実はもっと正答率が低くても合格できますが、事前の練習での成果は合格ライ...

中間テストが終わった今、中3生がすべきこと

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 ジェイ教育セミナー西飾磨校 長谷川 多くの中学で中間テストも終わり、次に控えるのは11月実力。これが終わると期末テストに向けてまっしぐらの状態に。理解できないところがあろうが、副教科が苦手であろうが、死に物狂いで9教科を仕上げにかからねばなりません。その後すぐに12月実力があり、気がつけば進路懇談に通知表、冬休み…、と怒涛のスケジュールが待っています。 中間テストが終わったところだし、少しゆっくりして、また11月になったら勉強して…、と考えがちですが、受け身的にやって来た課題をこなしているだけでは、自分の弱点克服の時間がとれないことは明白です。 そのうえ、11月実力はまさに「実力テスト」で、「課題考査」ではありません。ワークの丸暗記で乗り越えられないテストであることがほとんどです。イメージとして近いものはジェイの「公開テスト」です。範囲表もかなり大雑把なもので、各科目とも単元名しかないものや、これまで習った範囲全て(~まで/○○は除く)というものがほとんどです。 そこで、中間テストの後のこの機会にこそ自分のための弱点克服をしてほしいと思います。素材は何でも構いません。「ジェイのテキスト」、『全国入試問題正解』、『近畿の入試問題集』、「学校のワーク類」、これまで受けた「公開テスト」、「学校のテスト」など、探せばいくらでも材料はあります。弱点単元がはっきりしている場合は、ピンポイントで問題集の単元に戻るべきです。また、弱点が科目単位なら『全国入試問題正解』などを使って、入試問題に多く触れる時間を作ってください。 ただし、ジェイの宿題をそっちのけというのは本末転倒です。あくまで授業と宿題はしっかりとこなしたうえでの話です。焦らず、コツコツ、バランスよく日々過ごしてください。がんばろう! あと、 中3生の進学説明会が11/7(土)にあります! 本日10/24(土)が締切りですので、中3生の塾生の皆さんは出欠届の提出をお忘れなく!

今日は何の日?

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ジェイ教育セミナー相生校 竹井 日本人である私たちにとっては想像するのが難しいことですが、第1次世界大戦がヨーロッパに与えた精神的な打撃には、計り知れないものがあったようです。 戦争の結果、古い血筋を誇る王家がいくつも倒れて民主制の国家が誕生したこと、史上初の社会主義国が誕生したこと、新たな独立国が誕生するなどして戦前の国境線が多く変更になったことなど、生き残った人たちは社会の大きな変革を目の当たりにすることになりました。ある人たちは、悲惨な結果しかもたらさなかった第1次世界大戦で、理性に基づく近代ヨーロッパの伝統は終末を迎えたと考え、従来の常識からはるかに自由な発想を行って、「アプレゲール(après-guerre)」と呼ばれるようになりました。その「アプレゲール」の思想の一部は、ダダイスムという形で大正から昭和の初期にかけての日本にももたらされました。 ダダイスムは、一口に言えば、反理性主義の立場に立ち、旧世代への反逆を掲げる一派ですが、今日のブログで紹介したい中原中也もまたダダイスムに影響された詩を書いた人として有名です。 トタンがセンベイ食べて 春の日の夕暮は静かです アンダースローされた灰が蒼ざめて 春の日の夕暮は穏かです ああ、案山子はないか――あるまい 馬嘶くか――嘶きもしまい ただただ月の光のヌメランとするままに 従順なのは春の日の夕暮か (「春の日の夕暮」冒頭) どうでしょう。ダダとは何かを知るための一端にでもなればいいのですが・・・ 詩人・中原中也は、1937年(昭和12年)今から83年くらい前の今日、10月22日に亡くなりました。彼の30年の破天荒な人生はWikipedia等でも紹介されているので、興味のある方はぜひ読んでいただければと思います。 小中学生の皆さんも高校になれば必ず読む(読まされる)著名な評論家に小林秀雄という人がいますが、その小林との複雑な交流関係が、もう20年以上も前に漫画化されていて、一時、私も面白く読んだことを覚えています。

秋の草花について

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 ジェイ教育セミナー新飾磨校 松下 10月に入り、秋も半ばになった頃ですね。今回は身近な秋の草花のお話をしようと思います。 先日の日曜日。そろそろ家の庭の草引きをしないといけないと思い、授業に行く前に2時間ほど草引きをしました。盆休みに草引きをしたところでしたが、2ヵ月ほど経つとすぐに雑草というものは伸びてきます。引いても引いてもすぐに伸びてくる。雑草の生命力はすごい。2時間程屈んで草引きをして、立ち上がると、腰がそこそこ痛い。小学生の頃はそれほどでもなかったのに、年を重ねるとすぐに体にきます。 今回、草引きをしていて、虫とはあまり出会いませんでした。昔は、バッタやコオロギなど、結構いましたが、今はそれほど繁っていないこともあり、見つけられませんでした。地面にはセミ穴が数か所あり、どこまで続いているのか掘ってみたかったのですが、時間がないので断念。ある程度、草を引き終わったところで作業を終了しました。 小学生の頃は、秋になると、近所の栗の木に登ったり、木を蹴ったり、石を投げてイガグリを落としたりして栗を拾い、母にそれを茹でてもらい食べたものでした。大きくはない栗でしたが、それなりにおいしかった記憶があります。(今はその栗の木も、切り倒され、宅地に変わってしまいました。) また、小学校の校庭にイチョウの木があり、銀杏を拾って家に持ち帰り、炒ってもらって、これも素朴なおやつになりました。 そういえば、銀杏の汁が付くとかぶれてしまうのはご存知ですか? 昔からその事は知っていたのですが、当時、必死になって銀杏を集めていて、汗をかいたので水道場に行って顔を洗おうと、銀杏を触った手で(かぶれないよう、ちゃんと手は洗ったつもりだったのですが)顔を洗ったものですから、その日の夜、顔中かぶれてしまい、顔がほてって寝られなくなったことがありました。これは今でも苦い思い出となっています。 そして、通学路には彼岸花が咲き、ジュズダマを集めたりもしました。草むらに入ると、靴下にオナモミやセンダングサの種がつき、取るのが大変でした。また、オナモミなんかは、面白がって投げて友達の背中にくっつけるといういたずらもよくやったものでした。家の近くにはキンモクセイが植えられていて、いい匂いが漂っていました。今はそのキンモクセイもなくなってしまったので、少し残念な気がします。 大人になり、外に出て...

未来へ

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 ジェイ教育セミナー大津校 橋本 みなさんこんにちは。涼しくなって秋らしくなってきましたね、ロボット担当ハシヒデです。 このブログをご覧のみなさんはロボットといえばどの様なものを思い浮かべますか?私が子供の頃のロボットというと(世代がバレますね)、マジンガーZやガンダム、ドラえもんに銀河鉄道999など(かなりマニアックなところまで行けると自負しています(笑))です。 それをテレビアニメで観ていたころはロボットの動きや必殺技にワクワクドキドキしながら、それでいて「こんなこと本当にできるのかな?」と思ったりもしていました。しかし技術は日進月歩で、現在では航空機や自動車の自動操縦どころかAI(人工知能)がロボットを制御する時代になりつつあります。掃除機などはもう完成された感がありますね。 これらの技術が開発される発想の源はやはり「こんなことできたらいいな」という願いや夢でしょう。マジンガーZやガンダムは操作レバーやアクセルを使っていますが、ドラえもんや銀河鉄道999は完全なAIです。数十年も前にその様なものがアニメの形でイメージされており、それが現実になりつつある…人間の想像力ってすごいですね。 そう考えると人類の未来は子供たちの想像力にかかっていると言っても過言ではないでしょう。 私の子供時代を振り返ってみると日々いろんなことを想像(妄想?)して、それらを絵にかいたりブロックで形作ったりしていました。お小遣いもすべてプラモデルに変わってしまいましたが、めちゃめちゃ楽しかったです。この歳になってもその楽しさを失いたくないと思いながらの毎日ですね。 未来を創っていくのは子供たち自身です。ロボット相撲大会にも表れたように、生徒の想像力は大人が考えつかないくらい豊かですから、私たちはその力を伸ばす礎であり踏み台でありたいと思います。今はロボットの大会出場を目標として取り組んでいますが、将来は生徒から「こんなことできたらいいな」を出してもらってそれを生徒・講師が一つになって形にする。そんな授業が「できたらいいな(実現するのが我々の仕事ですっ)」と妄想?想像しています。

映画『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観て‐「言葉」の力

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 ジェイ教育セミナー高校部 吉田 私は文系講師として日々の授業の中で「言葉」の大切さを語っていますが、それはテストで点数を取るためには、知識の言葉による客観化が増すほどより正確な答えにたどり着ける、と考えるからです。しかし今日は授業ではありませんので、それとは別の観点で「言葉」は我々の日常にどう大切なのか、について私の思いをつづりたいと思います。 先日、映画『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観に行ってきました。この映画は、小説が原作のアニメーション作品です。京都アニメーション放火殺人事件や新型コロナウイルスの感染拡大のため、何度も公開延期を重ねて、この9月にようやく公開されました。 ストーリーを手短に―『人のカタチをしている「武器」として、感情を持たず、言葉もろくに話せなかった少女に、ギルベルト・ブーゲンビリア陸軍少佐は、「ヴァイオレット」という名前を与え、彼女を一人の人間として扱い、教育を施していく。戦争終結後、ヴァイオレットは手紙の代筆業の職に就き、さまざまな代筆を通じて人の心に触れながら、「大切な人(少佐)」から最後に残され、理解できなかった「心から、愛している」という言葉の意味を探していく物語』 もちろんこの映画には様々なテーマがあり、観る人によって受け取るメッセージも涙するところも様々でしょう。私が観て感じたのは、人には「言葉」があるために文化があり、「言葉」が増えれば増えるほど心が成長し、物事に対する感動もますます大きくなるのではないか、ということでした。 私たちが普段から感じている景色の美しさ、食べ物のおいしさ、人のやさしさ、どれをとっても「美しい」「おいしい」「やさしい」といった「言葉」やその意味を知らなければ、こみ上げてくる「想い」がどのようなものなのかを、理解することも困難ではないでしょうか。 私たちは日々「言葉」を教えられ、経験を通して学び取り、さらにその「言葉」の意味の理解を深めることで、相手の気持ちだけでなく、自らの感情もより明確に自覚し、それをコントロールすることもでき、さらに自らの気持ちを相手に向かって正確に伝えることができるのだと思います。もちろん相手がその「言葉」を知っていなければ、どれだけその言葉が素晴らしいものであっても相手の心には刺さることはないかもしれませんし、その逆もまた然りでしょう。 また物事に対する感...

ICTの活用

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ジェイ教育セミナー太子校 横山 世の中の大きな流れの中で、対面ではなく、ネットワーク上でのやり取りも、だいぶ普及してきたように思われます。われわれも説明会などをウェブで実施させていただき、ご不便をおかけした部分もございますが、おおむね好評をいただきました。 一方授業に限ってみると、離れたところの人にメッセージを伝えるのは、想定していたよりも苦労します。対面授業では視界の隅で子供たちのノートを見ながら授業を進めていくのですが、リモートの授業だと、ペースが読み取りづらく、なかなかうまくいかないこともあります。また、タイムラグの問題もあり、授業のリズムに慣れるまで少し時間がかかりました。 それでも、それらの課題を乗り越えて、通塾時間をなくせるというのは大きなメリットです。 今後、通塾時間の短縮だけではなく、さまざまな使い方が広がって、ICTを使った授業がもっと身近になってくるでしょう。   近い将来、ジェイの授業でも、タブレットを使って数学の問題を解いたり、英語でタブレットに話しかけて発音チェックをしたり、理科・社会では実験や資料を動画や映像で共有したり… いろいろとワクワクするような授業を考え中ですので、お楽しみにしていただければと思います。 リモートでの授業が普及し始めたきっかけはウィルスによるものだったかもしれませんが、ワクチン開発などが進んでも、今あるシステムの良いところは今後もそのまま継続していきたいものです。 話は変わりますが、ブログ用の調べものの途中に見つけたニュースで、10月13日はアンパンマンの作者、やなせたかし氏の没後7年になるそうです。享年93歳であったそうです。生前、故人の残したセリフが残っていて、そのなかの1つですが、 バイキンを死滅させると人間も絶滅する。うまい具合にバランスがとれているのがいいわけです。だからアンパンマン対ばいきんまんの闘いは、バランスを保ちながら永遠に続いていくことになります。 やなせたかし バイキンマンがウィルスだとしたら、私たち人間はこれからもしばらくの間、彼と上手に付き合っていかなければならないのかもしれません。

コロンブスの時代・歴史のうねり

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 ジェイ教育セミナー大手前校 中森 1492年10月12日、クリストファー・コロンブスはバハマ諸島サン・サルバドル島(グアナハニ島)に到達したと伝えられています。いわゆる「アメリカ大陸到達」です。 歴史に大きな一歩を刻んだコロンブスですが、その航海を準備したのは、ヨーロッパにおける文化・学問の深まりと、それにともなう大きな意識の変化でした。 少しばかりヨーロッパの歴史を振り返ってみましょう。ヨーロッパの文化・学問の原点は古代ギリシアとローマです。 古代ギリシアとローマを源とするヨーロッパ文化ですが、さまざまな要因が重なり、中世にかけて長く停滞期を迎えます。しかし、古代の学問は、イスラム世界に伝わり、保存され、発展を遂げていました。 それらの文化・学問は、12世紀ごろからイスラム文化圏からヨーロッパに「逆輸入」されてきます。その中には、地球を球体と考えるプトレマイオス地理学もありました。こうして再発見された文化・学問はヨーロッパで大きな広がりをみせます。 (ちなみに、「コロンブスの時代のヨーロッパでは地球がお盆のような平面だと考えられていた」というのは後世に大げさに語られた俗説で、地球球体説はそのころ既にかなり知られていたそうです) 時代は進んで15世紀末、コロンブスの時代のスペインです。 実はスペインは長らくイスラム勢力によって支配されていたのですが、1492年、当時のスペイン王、すなわちフェルナンド王とイサベル女王はついにイスラム勢力をスペイン本土から一掃します。 国内の平定を終えた女王イザベルは、海外に目を向けます。 そのとき名乗りを上げたのが、地球球体説を信じ、壮大な航海計画を立てたコロンブスです。女王イザベラの信任を受けたコロンブスは、大西洋に漕ぎ出します。 (このときのコロンブス、本当はインドを目指していました。コロンブスはアメリカをインドだと勘違いしたまま生涯を終えたという事実は有名です) コロンブスのアメリカ到達、このときからヨーロッパの世界進出が始まります。ヨーロッパの飛躍的な経済発展と、それを可能にした征服活動と植民地支配……。ヨーロッパ史の光と闇は、ここから始まったのです。 こぼれ話ですが、大航海時代を準備した文化・学問の深まりは、同時期のルネサンス(古代ギリシャ・ローマの健康的な人間性を取り戻そう!という運動)のきっかけにもなり、また、...

2種類の「暗記」についてのお話

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 ジェイ教育セミナー国語科 加古 中学生たちからの質問で多いものは何だと思われるでしょうか? 皆さんも想像されるように、まず基本的には、単語が覚えられない、社会の語句が覚えられない。そのためジェイの各授業で行われる確認テスト・基礎力トレーニングもなかなか満点が取れない。どうすれば覚えることができるのか? テストの点をどうやってUPさせることができるのか?  などではないでしょうか。 そこで、今回は覚えること、つまり、暗記についてのお話をしたいと思います。 「暗記」とは何でしょう。覚えなければならないことを、何も見ないで言える、書けることですね。では、まず「暗記」ということについて考えていきましょう。 「暗記」には、大きく2種類あります。一つ目は細かいところまできちんと覚え、そのまま何も見ずに再現できることです。二つ目はストーリーとして、流れの大筋を覚えておいて、論理的に再現できることです。 では、一つ目の「暗記」について説明していきましょう。これには漢字、単語だけでなく、古文原文の暗唱、数学の公式の暗記などが含まれます。この場合、見てまねをしているだけでは役に立ちません。何も見ずに言えたり、書けたりできるようになる為に、何度も反復練習する必要があります。 暗記=記憶をコントロールしているのは、脳の中の海馬という部分です。海馬は記憶を一時的に保管する部分で、潜在的な記憶の保存期間は約30日だそうです(海馬は1カ月かけて記憶を整理しているそうです)。つまり、30日以内に反復学習をすれば「忘れない記憶」ができるということです。 一つの例として、単語の暗記の場合 ① 一日に30~50個のペースで覚える。(自分に合わせた個数にする。) ② 一週間(7回)同じ単語を毎日何度も覚え直す。 ③ 7回繰り返し、覚えられたら、次の30~50個を覚える。 この繰り返しで、一ヶ月やれば、120~200個くらいは覚えることができる。 ※覚えるとき一つ一つがテストと考え、正しいものを見ずに書いて繰り返すことが大切です。   次に、二つ目の「暗記」について説明します。これは社会の歴史などの暗記などが含まれます。基本的な用語や人名などは、一つ目の暗記方法で完全に覚える必要はあります。しかし、歴史は流れです。この出来事は、どうして起こったのか、そのあと、その出来事によってどうなったのか、関係...

面白い着眼点

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 ジェイ教育セミナー本部事務局 北野   私が中学生の頃(約15年前)にも国語の教科書に『走れメロス』が扱われていました。 邪智暴虐の王の暗殺を企てて王城に侵入し、衛兵に捕らえられたメロスは、妹の結婚式に出席するために、親友のセリヌンティウスを身代わりにして3日間の猶予をもらい、そして親友との約束を果たすために死力を尽くして走り続け、約束の3日後の日没の寸前に王城に戻ってくる…簡単にまとめるとこのような話です。「自分の命が無くなることを分かっていても、友達の為に走れるだろうか。」などと考えたりしたのを覚えています。 大人になったある日、ネットのニュースで“メロスの全力を検証”という記事があり中身を見ると、「メロスは作中、自分の身代わりとなった友人を救うため、王から言い渡された3日間の猶予のうち初日と最終日を使って10里(約39キロ)の道を往復します。研究ではこの道のりにかかった時間を文章から推測。例えば往路の出発は「初夏、満天の星」とあるので0時と仮定、到着は「日は既に高く昇って」「村人たちは野に出て仕事を始めていた」とあるので午前10時と仮定して…距離を時間で割った平均速度はずばり時速3.9キロ!メロスは復路の日、「薄明のころ」目覚めて「悠々と身支度」をして出発し、日没ギリギリにゴールである刑場に突入します。北緯38度付近にあるイタリア南端の夏至の日の出がだいたい午前4時、日の入がだいたい午後7時と目星をつけ、考察を開始。復路では途中、激流の川渡りや山賊との戦いといったアクシデントがあり、これらのタイムロスも勘案してメロスの移動速度を算出した。その結果、野や森を進んだ往路前半は時速2.7キロ、山賊との戦い後、死力を振りしぼって走ったとされるラストスパートも時速5.3キロ…(ちなみに、フルマラソンの一般男性の平均時速は9キロだそうです。)。」 これを見たとき、なかなか面白い考察だなと感じました。ただ一番驚いたのは、これを考えたのが当時中学2年生の男の子だったということです。 教科書に載っているから…、大人が言っているから…、これが当たり前だから…と全て信じるのではなく、何気ないことにも疑問を持ったからこそ、こういったことに気が付くことが出来たのだと思います。大人が忘れてしまった思いもしない視点が、新たな発見や未来への扉を開くことに繋がっていく。そういった気持...

高校生の成績アップ事例集  

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ジェイ教育セミナー高校部 桂 今回は今まで大学に合格した高校生たちの、様々な成功例をお伝えしたいと思います。 まずは、大阪大学に現役合格した生徒さんです。高校1年生の7月模試の英語で20点台だった点数が次の11月で70点台になりました。4か月で50点あげるために必要なことは? ずばり単語ですね。この生徒さんは4か月で4000語を英語から日本語に直す練習をし、あとは文法書の例文を暗記しただけだと言っていました。要は基本的なことだけ先に済ましておけば点数が飛躍的に上がるいい例だと思います。 次は、高2から理科社会をやり始め、入試で9割の点数をとった生徒さんです。高2の11月から理科社会が模試に入ってきますが、最初の単元から順に出題されるので出題範囲に合わせて勉強し、常に模試で理科社会は8割以上の点数をとり本番でも成功をおさめました。高2から本格的に理科社会の復習を模試の範囲に合わせてやるのもアリですね。 次は、高3の秋のマーク模試で国語、数学が急に伸び、合格した生徒さんです。8月の模試では国語・数学ともに得点は5割に満たなかったのですが、入試当日は8割を超えました。何をして伸びたかというと、国語に関しては10月から現代文の講義書を3周読み、古文は古文単語・古文常識、漢文の句形をすべておさえた上で当日までにひたすら問題を解き、解くスピードを上げていきました。数学に関しても教科書の例題をすべてやりこんだ上で市販の問題集を片っ端から解いていきました。このようにして、基本を徹底的におさえ、あとは問題演習をやりきることが合格の秘訣の1つだと思います。 最後に現役で東大に合格された生徒さんです。高1の時、学校の数学のテストで60点台でした。時間ギリギリでミスも多かったので、できる限り速く解けるように訓練し、見直しの精度も上げていきました。すると次のテストで100点!この変化にはとても驚きました。65分のテストでしたが50分で問題を解き、残り15分で記述もれや数値チェックの見直しを行っていました。 このスピードで解ききるには教科書内容をしっかり把握した上で、チャートなどの参考書のパターンや、記述の注意点を網羅していることが大切だと感じます。 そして、入試当日に『今年は難化している』と感じ、6問中3問はしっかり解き、残り3問は「部分点狙い」に切り替えていました。このように「テストの点を...

マハトマ・ガンディーから学ぶ事

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 ジェイ教育セミナー網干南校 瀬古 10月2日は、インド独立の父マハトマ・ガンディーの誕生日です。インドでは毎年10月2日はガンディーの誕生日にちなみ、「ガンディー記念日」という国民の休日になっています。 「マハトマ」は「偉大なる魂」という意味で、本名はモーハンダース・カラムチャンド・ガンディーと言います。 インドのグジャラート州出身で、当時、インドの宗主国であったイギリスで法律を学び、南アフリカ(当時のイギリス領)で弁護士をしていました。そのころ、南アフリカは白人優位の人種差別政策下で、ガンディーは鉄道の一等車への乗車を拒否されただけでなく、荷物と一緒に放り出されるという人種差別を経験し、ここから「インド人」意識に目覚め、同地の人種差別政策への反対運動を行うようになりました。 一例を挙げれば、ある州がインド人にだけ身分証明書を常に携帯するように求め、従わなければ投獄するという法律をつくろうとしていました。多くのインド人は暴力を行使してこれを変えさせようとしていました。 しかしガンディーは、身分証明書を携帯する必要はなく、咎められればおとなしく刑務所に入れば良いという指示を出し、各地で続々とインド人が刑務所に入れられていきます。 その結果、刑務所はたちまちインド人であふれ、白人の職員はてんてこ舞いの忙しさになり、たまらず州政府は法律を変える事になりました。 そして1915年にインドへの帰国後は、イギリスからの独立運動を指揮しました。 彼の闘い方は有名な「非暴力・不服従」です。 暴力は一切使わず、しかし言いたいことはハッキリ言う。 第1次世界大戦後は独立運動をするインド国民会議に加わり、イギリス製品の綿製品を着用せず、伝統的な手法によるインドの綿製品を着用することを呼びかけるなど、イギリス製品の不買運動を行いました。インドの糸車を回す有名な写真は、この歴史的背景によるものです。 抗議活動の度に彼は投獄されましたが、出所後も変わらず抗議活動を続け、ついに第2次世界大戦後、インドは独立を勝ち取るのです。 ガンディーはその後、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立をおさえようとしましたが、イスラム教徒を憎むヒンドゥー教徒の活動家により暗殺されました。 「非暴力運動において最も重要なことは、自己の内の臆病や不安を乗り越えることである」 「“目には目を”は全世界を盲目にして...