BTTF
【 ジェイ教育セミナー高校部 岡田 】 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という映画をご存知ですか。Part Ⅲまで制作された人気あるタイムトラベルものの映画です。Part Ⅲが公開されたのが1990年なので塾生の方のほとんどは知らないでしょうが、DVDやBlu-rayも発売されているので時間があるときにぜひご覧ください。 そのPart Ⅲの中で、エメット・ブラウン博士(通称ドク)という登場人物が次のように発言します。 「君たちの未来はその紙のようにまだ真っ白ってことだ。誰の未来もな。未来は君たち自身で作るんだ。素晴らしいモノにしなきゃ、君たち二人で」 Part Ⅰから通してみるとこのセリフは感動的です。 「未来は真っ白な紙のように、まだ何も書かれておらず、自分たちで描いていくのだ!」 だから、 「答案用紙は真っ白な紙のままで、何も書かれないまま、後ろから回収されていくのだ!」 と言いたいところですが、そうはいきません。すべてを白紙のままで提出する人は稀ですが、数学の記述問題や、英語の作文問題などは、難しくても、全部はできなくても途中まででもいいから答えを書きましょう。時間が余っているのに白紙の解答欄があるままで提出するのは論外です。 なぜでしょう。 そもそも、解けない問題を白紙で出してしまい、他の多くの生徒もそうしてしまうと先生は怒りマックスで機嫌が悪くなり、課題がいつもより多くなる。つまり遊びに使える時間が減ってしまいます。えらいことです。 というのは置いておいて、記述式の答案を白紙で出した場合、点数がもらえないのは解答して間違えた場合と同じですが(書いていれば部分点はもらえるかも・・・)、「次に繋げる」という点では違います。 少なくとも自分ができる範囲内において答案を作成した場合の方が断然有利です。 答案が少しでも作成されている場合、そこにたどりついた思考過程は合っているのか、方針は間違っていないが計算ミスやつづりミスで間違えたのかなどの情報がはっきりわかります。つまりどこからやり直せばよいのかといった、次に使える情報を得ることができるのです。やり直しを徹底的に行いましょう。ピンポイントで復習をすることができるので成績アップも早いですよ。何も書かずに提出してしまった場合はこうはいきません。真っ白ですからね。 入試では、「解けなくてもよい問題」や「捨て問」なるよ...