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3月, 2024の投稿を表示しています

わが家の常識~世間の非常識

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 【 ジェイ教育セミナー本部 山脇 】 たぶん・・・どんな家庭にもその家だけに通じるルールがあって、何年も暮らしているとそれが当たり前になり家の中では〝常識″になっていくのですが、そういうのは往々にして世間とはずれていたりします。まあ、「うちは変わっているからなぁ…」と分かっていれば問題はないのですが、ずれていることに気付かず世の中に出て行くと大なり小なり恥をかきます。 (子どもの頃の)うちの家は変わっていてまわりの家とは明らかに常識が違っていました。例えば『誕生日』。ふつう両親はもちろん、祖父母や兄弟からも「お誕生日おめでとう!」と言ってプレゼントをもらうものですが、我が家は「産んでくれてありがとう」と言って感謝の気持ちを渡す(=プレゼントを渡す)のがルールです。また、お年玉も世間では子どもがもらう臨時収入ですが、我が家では帰省しても帰宅後に回収されてもどってきません。父親曰く「お父さんが親戚の子にお年玉を渡すから、親戚のおじさんたちがお前にお年玉をくれる。もしお父さんが親戚の子にお年玉を渡さなかったら、親戚の人もくれることはない。したがってお前がもらうお年玉はお父さんのお金やから返すのが筋やろ。」と。 まあ、こういう我が家の〝常識″は教育の一環なのかとも諦めていましたが、成長期に最も辛かったのが「おかずは一品」のルールです。正月に食べる『スキヤキ』以外は、「おかずは一品」のみ。当然弁当のおかずも一品しか入っていないので、弁当を食べるのが恥ずかしかったのを覚えています。天ぷらも必ず一種類しか出てきません。なので、母親は「今日は何の天ぷらにしようか?」と聞いてきます。天ぷらはネタを指定して作ってもらうのが〝常識″でした。さらに我が家はめったに外食をしなかったので、私は〝非常識″のまま大人になってしまいました。 大学生になり、友達と4人である定食屋に入ったときのことです。私はメニューにあった『天ぷら定食』を食べようと思い、店員の女の子に「ぼく、レンコンの天ぷら定食ください。」と注文をすると、「天ぷら定食はエビ、ナス、レンコン…とか入っているので…?」と困惑しているところへさらに、「レンコンはないの?何の天ぷら定食やったらあるん?」とムキになっていると、店のおじさんが「にいちゃん、天ぷら定食はふつういろいろ入っているんやで、レンコンだけの天ぷら定食なんてあるかいな。おも

春期講習会スタート

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 【 ジェイ教育セミナー太子校 横山 】 少しずつ暖かくなってきて、子どもたちにとってはゆっくりできる春休みです。教室で生徒たちが教えてくれる春の予定から、この春はいろいろ外出される方が多いなあと感じます。 ジェイでは3/25(月)から「春期講習会」が始まります。春の楽しい部分はご家庭にお任せして、我々は新学年に向けて、次の学年の学習準備を始めていきます。 もしも授業をお休みされる場合は、フォローデーがございますのでそちらに参加してください。講習会中も自習室は空いております。 学習準備といえば、先日朝日新聞デジタル版の中に、 『中学英語「難しくなりすぎ」の実態 苦手の子増え、学力差が拡大か』 という記事がありました。 英語の指導要領が改訂され3年がたち、現場の先生方や専門家の意見をまとめたものです。 記事の内容を要約すると、英語の指導内容が増え、語彙数も増加したことから、英語の学力格差が拡大している。英語が得意な子、好きな子はどんどん先取り学習を進める一方で、苦手な子は学校の学習についていくことが難しく英語嫌いが増えているとの内容です。 確かにここ最近、英会話をはじめ、英語単独の習い事をされている方が増えてきた印象があります。 英語だけに限ったことではありませんが、新年度、最初の一歩が肝心です。学習面ではしっかりと指導してまいります。 ご家庭でも、少し先を見据えて、春休みの楽しい計画の一部に学習も加えながら過ごしていただきたいと思います。

高校合格発表

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 【 ジェイ教育セミナー広畑校 有働 】 今日は一般入試の合格発表の日でした。 私たちジェイの職員は、推薦入試と一般入試、この2回の合格発表のために1年間暮らしているようなものです。もちろん本人や親御さんほどではないにしても、発表の数日前からずいぶん緊張したり、眠れなくなったり、嫌な夢を見たりすることが珍しくありません。ですが、今年の発表でも、何人もの生徒たちの笑顔を見ることができました。生徒の皆さん、1年間、本当にご苦労様でした。 毎年、合格発表の時には、付き添いでいらっしゃるお父さんと話をすることがあります。普段、懇談などでお会いさせていただくのはお母さんが多いので、お父さんには合格発表の場で初めてお会いすることが珍しくありませんが、私自身が男性であるからか、お子さんの合格を喜んでおられるお父さんの姿を見ると、もらい泣きをしそうになることもあります。受験生の皆さん、せめて今日くらいは、これまで育ててくれたばかりか、高い月謝を払って塾に通わせてくれたお父さん・お母さんに感謝をしてもバチは当たらないと思います。 それぞれの進学先に進むに当たり、皆さんの多くは、様々な抱負をお持ちだろうと思います。これまで何度も卒業生を送り出し、また教室に遊びに来る卒業生から話を聞いた経験から、私が皆さんにお伝えしたいことを下に書きます。 (1)高校時代の友人は大事にした方がいい もちろん、一般論にしかならないのですが、高校時代の友人は一生の付き合いになるケースもあるようです。高校時代の友達と、ささいな理由で喧嘩をすることもあるかもしれませんが、「相手が自分の一生の友達になるかも知れない」という意識をもって、致命的な仲たがいにはならないようにした方が良いと、数か月前に遊びに来た某高校を卒業した大学生が教えてくれました。彼に何があったのかは知りませんが(敢えて聞きませんでした)、きっと、それなりに思うところがあったのでしょう。 (2)「役に立たない」ものほど面白い 参考書などを見ると、「大学受験に関係のない科目は一生懸命勉強しなくて良い」と書いてあるものが多いようです。私自身もそうしたアドバイスを鵜呑みにして、高校時代は勉強しない科目がたくさんありましたが、今、この年になって思うのは、古典文法や現代社会、物理なんかは勉強しておけば良かった、ということ。確かに、私にとって受験には直接関係し

やる気と学習 

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 【 ジェイ教育セミナー龍野校 淡井 】 好物のはっさくが出回り、うれしく感じております。さて、この3月より、龍野校に勤務となりました。当地には、思い出があります。高校時代、テレビで、龍野が舞台の「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」を見て、寅さんシリーズも面白いものだと感じ入りました。次の日、高校で、同じような感慨にひたっていた同級生と語らいました。そして、次の週末にバスに乗り、そのロケ地を歩こうと、確か4人で、龍野に降り立ちました。ただ、スマートフォンはなく、インターネットという言葉も聞かれない時代のこと、さっそく途方に暮れていました。やがて、図書館が見つかり、司書の方に事情を話すと、いろいろと助言をいただきました。もうおぼろげな記憶ではありますが、新緑が目に染みたことは覚えています。では、本題に入ります。 ジェイ教育セミナーでは、新年度がスタートしました。新しいテキストに、新しい単元。よしやるぞ、とやる気の高まっている人も多いのではと思います。ただ、長い1年、やる気にあふれたままかというと、違うでしょう。どんな人でも、やる気が出ないこともあるはず。そこで、やる気に頼らない方法も知っておく必要があります。 以前、申し上げたことがありますが、何度でもお伝えします。「決まった時間、決まった場所で学習スタート」、すなわち学習を習慣にすることが大切です。というのも、「やらなくちゃ」と意識して、行動に移すにはかなりのエネルギーが必要です。その労力を省き、無意識に学習に向かうことがポイントです。将棋の若き第一人者、藤井聡太さんも、落ちこんだときでも、忙しいときでも、やらねばならないことはやると意識されているとのこと。「勉強熱心」、「仕事熱心」、「研究熱心」といわれる人は、やる気があろうがなかろうが、やる人なのでしょう。 そうはいっても、「宿題の他に何をしたらいいの?」と言いたい人もいるでしょう。そこで、私なりに本を読んできたなかで、多くの人に有益であろうことを3つ紹介します。 ①教科書の音読を2回。1回目で気分が乗り、2回目で意味、内容に関心が向く。 学習が得意な子は、日々の学習で小さな気づきを得ている、といいます。この2回目の音読で、「あっ、そういうことか。」があったらしめたもの。それはあなたが貴重な知識を手に入れたということ。あるいは、「あれ?どういうこと?」があったら、

国公立大学合格!! 後輩へのメッセージ 

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 【 ジェイ教育セミナー高校部 桂 】 前期の発表が終わりました。2024年度入試合格体験談から、合格した生徒たちが後輩へのメッセージとして書いてくれたものを一部紹介していきたいと思います。 ①教科書を大事に!!破れる程読んで基礎を固めること‼ ②英語の単語は1年生のうちから身につける(同じ単語で異なる意味のものは特に注意) ③勉強を楽しめるようになると、どんどん成績が伸びると思う ④毎回の模試で一喜一憂しないことが大事 ⑤苦手を作らないことが大事。そのために予習・復習は1年生の時から習慣づけ、分からないところは周りの人に聞くべき ⑥3年生の夏休みが終わる頃には基礎を固めておいた方が良い ⑦日本史、世界史は覚えたと思ってもすぐに忘れるので何度も繰り返して復習すること ⑧最後まで信じてぶれずにやりきること ⑨数学の入試において、自分は始めの20分ですべての問題を見て、できそうなところから解き始めた ⑩模試で計算ミスをして、数学の大問1つが0点だった経験があるので、本番では試験終了30分前に見直しをし、論証のミスに気づくことができた。 ⑪入試直前の3日間は単語帳ばかり見ていました ⑫英検2級をとると加点がかなりされるので取っておくべき(大学の募集要項を確認してください) ⑬大阪大学の数学は最近かなり難しいため、たとえ一完(1つの大問を完答すること)できなくともほかの教科で挽回できる。入試は数学が最初のため、数学を引きずるとほかの教科も散々になる ⑭指定校推薦に限ることだけれども、先生に怒られるようなことや校則を破るなどは絶対にしないことです。そうすると評定が下がります。実際、評定が少し足りずもらえなかった友達もいました。 合格した生徒たちの生のメッセージです!! 自分に合った項目を参考にして受験に挑んでください!! 合格おめでとう!! 合格おめでとう!!

公立一般入試前日

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 【 ジェイ教育セミナー花北本校 林 】 先日、ジェイの各校で公立高校の一般入試に向けて「決起集会」が実施されました。 小学生の頃からジェイに通って来てくれていた生徒さん、中学3年生になってからジェイに来てくれた生徒さんなど様々な顔ぶれがそろいました。 皆さんの顔を見ていると、なかなか上手く時間が取れず、塾の宿題ができなかった生徒さん、英語の単語が覚えられずに居残りをして覚えていた生徒さん、数学の難しい問題になるとすぐに諦めてしまう生徒さんなどなど・・・。 いろいろ思い出していたのですが、今日は見違えるほど「戦う顔」になっていました。 やはり、目標をもって頑張っていると成長するんだな!と感心していました。 【直前の勉強は】 入試直前は、不安になるのは皆同じです。特に、「合格ラインぎりぎり」と言われていると相当なプレッシャーがかかっていると思います。そんなときに必要なのは、目標を明確にすることです。 入試のボーダーラインからの逆算で、各科目の目標点を決めて、その点数をどのように取るのかを考えておいてください。 また、志望校別特訓や直前の対策で配布された「■兵庫県公立高校入試問題を解くにあたっての注意点」に必ず目を通しておいてください。 試験を受けるうえでの注意点や解答の進め方など、科目ごとの注意点が書いてあるので役に立つと思います。 【保護者の方へ】 この一年は、大変な一年だったと思います。 子どもさんの受験というのは、自分の力ではどうにもならないものがたくさんあります。勉強をするのは子どもさんであり、保護者の方としては、「勉強しなさい」と言うしかないことも多々あったと思います。 また、この一年、集中特訓授業・志望校別特訓などいろいろな行事の送迎などで大変ご苦労をおかけしました。保護者の方々のご協力があったからこそ無事に受験の日を迎えられたのだと思います。ありがとうございました。 最後に、私が高校生のときに部活の先生が口癖のように言っていた言葉があります。 「本番で頼りになるのは「頑張ってきた自分だけ」やぞ。」 「これだけしっかり練習したんやから自信をもっていけ」 入試も一緒だと思います。ここまで頑張ってきたのだからその成果を遺憾なく発揮して欲しいと思います。 頑張った自分を信じて万全の体調で受験に臨んでください。 我々ジェイ教育セミナーのスタッフ一同も応援しています

出藍の誉れ

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 【 ジェイ教育セミナー手柄駅東校 中川 】 今年の成人式の日に、卒塾生が2人教室に顔を出してくれました。当然のように、高校卒業後の話を聞くと、1人は医学部に進学したと聞き、少し驚きましたが嬉しくもあり、「士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし」(by呂蒙)を実感しました。もう1人は、専門学校を卒業して、有名なアニメーション会社に今春から就職すると聞き、さらに驚きました。子どものもつ、内なる可能性に希望を感じ、私自身は、中3のとき、担任の先生が『君子曰く、学は以て已むべからず。青はこれを藍より取りて、藍よりも青く、冰は水これを為して、水よりも寒し』と送り出して下さったことを思い出しました。

新年度 スタート

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 【 ジェイ教育セミナー新飾磨校 佐野 】 本日3/1(金)より、ジェイ教育セミナーでは2024年度がスタートします! “2/29”と“3/1”、たった1日しか違わないのに、なぜか清新な気持ちになれるのが、“節目”の不思議な力だな、と思っています。 新年度スタートにあたり、1つだけふれておこうと思います。 クラブやスポーツ、習い事や趣味、勉強に、「今年はこれをしよう!」と目標を立てている人も多くいらっしゃるのではないでしょうか? ふと、自分の周囲を見わたしたとき、「〇〇くんはサッカーがうまいけど、自分にはそのようにはなれない」「△△さんはピアノがうまいけど、自分にはムリだ」「◎◎くんは賢くて勉強ができるからいいなぁ」……と思ってしまうことはありませんか? 「あこがれるのをやめましょう。」 その人たちに、あこがれる気持ちは分かります。 でも、あこがれていては、その人たちを超えることはできません。 私たちは最高の結果を出すために、ここに集まったのです。 ですので、今年1年だけはあこがれるのをやめて、自分の課題に集中しましょう。 さあ、行こう!