外国人に英語で答えた話
【 ジェイ教育セミナー太子校 阪本 】 太子校で数学や理科を担当している阪本です(16回目のブログです)。 今回は、「外国人に英語で答えた話」です。 かなり前の話です。高校生だった私は、駅のホームに入ってきた電車(阪急電車)にまさに乗るところでした。そのとき、外国人の男性が早口の英語で質問してきました。 「Is this go to Kobe?」確かにそう聞こえました。 突然のことで、私はパニック状態になりました。これから電車に乗って、家に帰ろうとしているときに、まさか英語で話しかけられるなんて。しかも、さっきの疑問文は文法的におかしいと思うけど。Isとgoを一つの文中で使うことは無いはずでしょ。外国人のようだけど、もしかしてスペイン人、それともドイツ人かな。聞こえないふりするのもありかも。でも、私が冷たくして、日本人の好感度を下げるのは良くないし。ほんの数秒でしたが、色々な事柄が頭の中を駆け巡りました。こんな場面に出くわしたら、あなただったらどうしますか? 「Sannomiya?」これが私の第一声でした。この電車の停車駅には「神戸」という駅はなく、質問者は神戸方面に行きたいのだろうと思ったのですが、どう聞けば良いのかまでを瞬時に判断することができませんでした(後から考えれば、「Do you want to go to Kobe?」 でよかったのかもしれません)。とにかく相手に伝わるように言葉を選んで話すしかありません。「あなたは神戸と言っているが、この電車が止まる駅は三宮駅で、その三宮駅まで行きたいということですか?」という意味(確認の意味)を込めて、「Sannomiya?」と私は尋ねました。 しばらく間をおいて、この男性は「Yes, Yes, Sannomiya」と答えました。よかった、通じた。これが、私の気持ちでした。普段あまり人と話すこともなく、いわゆる根暗な私は、英語の発音はもちろん、イントネーションにも全く自信がありません。屋外で外国人に話しかけられたのも初めてで、この男性が話した(私が聞き取った)はずの内容もあやしかったので、不安で仕方がなかったのです(あとで考えると、「Does this go to Kobe?」が最初の質問だったのかもしれません)。しかし、ほっとしている場合ではありません(私は最初の質問にまだ答えていないので)。乗る予定の電車の発車...