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11月, 2024の投稿を表示しています

外国人に英語で答えた話

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【 ジェイ教育セミナー太子校 阪本 】 太子校で数学や理科を担当している阪本です(16回目のブログです)。 今回は、「外国人に英語で答えた話」です。 かなり前の話です。高校生だった私は、駅のホームに入ってきた電車(阪急電車)にまさに乗るところでした。そのとき、外国人の男性が早口の英語で質問してきました。 「Is this go to Kobe?」確かにそう聞こえました。 突然のことで、私はパニック状態になりました。これから電車に乗って、家に帰ろうとしているときに、まさか英語で話しかけられるなんて。しかも、さっきの疑問文は文法的におかしいと思うけど。Isとgoを一つの文中で使うことは無いはずでしょ。外国人のようだけど、もしかしてスペイン人、それともドイツ人かな。聞こえないふりするのもありかも。でも、私が冷たくして、日本人の好感度を下げるのは良くないし。ほんの数秒でしたが、色々な事柄が頭の中を駆け巡りました。こんな場面に出くわしたら、あなただったらどうしますか? 「Sannomiya?」これが私の第一声でした。この電車の停車駅には「神戸」という駅はなく、質問者は神戸方面に行きたいのだろうと思ったのですが、どう聞けば良いのかまでを瞬時に判断することができませんでした(後から考えれば、「Do you want to go to Kobe?」 でよかったのかもしれません)。とにかく相手に伝わるように言葉を選んで話すしかありません。「あなたは神戸と言っているが、この電車が止まる駅は三宮駅で、その三宮駅まで行きたいということですか?」という意味(確認の意味)を込めて、「Sannomiya?」と私は尋ねました。 しばらく間をおいて、この男性は「Yes, Yes, Sannomiya」と答えました。よかった、通じた。これが、私の気持ちでした。普段あまり人と話すこともなく、いわゆる根暗な私は、英語の発音はもちろん、イントネーションにも全く自信がありません。屋外で外国人に話しかけられたのも初めてで、この男性が話した(私が聞き取った)はずの内容もあやしかったので、不安で仕方がなかったのです(あとで考えると、「Does this go to Kobe?」が最初の質問だったのかもしれません)。しかし、ほっとしている場合ではありません(私は最初の質問にまだ答えていないので)。乗る予定の電車の発車...

小6テスト会実施報告

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【 ジェイ教育セミナー今宿校 江本 】 みなさん、こんにちは。 11/17(日)、我が家では下の子(5歳)のお誕生日パーティーが行われていたようです。果たしてケーキは残っているのか(結果お気持ち程度に残っていました)。じいじとばあばに何をおねだりしているのか(高価なものをおねだりしてないといいけど)などと考えながら今ブログを書いています。 自転車の方は最近乗れていなかったけど、時間があるときには自宅を出て御津町から七曲りを通って相生市へ抜け、「万葉の岬」へ向けてヒルクライムするのが自分の中で流行っています(笑)。みなさんも趣味に勉強に全力投球で頑張ってください。 さて、11/17(日)、ジェイでは毎年恒例の小6対象「小学校内容総復習テスト会」を実施しました。たくさんのお申し込みをいただき、ありがとうございました。 今回のテスト会で一番気になっていたのが「算数」の特に計算問題です。現在の小学6年生の皆さんは小学2年生の時に「コロナ休校」に直面した学年であり、計算の順序や計算の工夫、また小数や分数の計算に不安を感じている子が多いのではないか、また計算を習得できないままになっている子が多いのではないか、と感じており、そのあたりを診断できるようなテストにしております。算数のみならず、自分のできていなかった単元については、解説を読みながらしっかり復習しておきましょう。 またオリエンテーションでは、高校統合のお話や入試の判定点、そこに内申点がどう関わってくるか、内申点を獲得していくための注意点などなどをお話させていただきました。ぜひ今後のモチベーションにしていただきたいと考えています。来月には冬期講習会もあります。万全の状態で中学生活をスタートできるよう、一緒に頑張りましょう!! 小学校内容総復習テスト会 オリエンテーション

理科の小ネタ

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【 ジェイ教育セミナー網干南校 田邉 】 最近、理系の講師との間で、太陽系において、なぜ地球型惑星と木星型惑星が現在のような配置になっているのかが話題になりました。中3の皆さんはご存じのように、地球型惑星とは、岩石や金属でできた密度の大きな惑星、木星型惑星とは水素やヘリウムなどのような軽い物質でできた密度の小さな惑星です。なぜ太陽系では、水星、金星、地球、火星といった地球型惑星は、木星、土星などの巨大ガス惑星や、天王星などの巨大氷惑星といった木星型惑星よりも内側の軌道を公転しているのでしょうか。その理系の講師は、地球型惑星の材料となった岩石や金属の「ちり」は密度が大きいため、原始太陽がもたらす重力の影響によって、太陽の近くに引き寄せられたため、太陽の近くに地球型惑星ができたのだとして説明しており、知的な興味を掻き立てられました。 実は、この問題は太陽系の誕生と進化に関わるテーマで、天文学の最先端の研究分野の一つになっており、さまざまな仮説が提唱されています。おおまかに言うと、原始太陽が形成される過程で、これを覆っていた岩石や金属などの「ちり」でできた巨大な塊に回転運動が生じ、それが遠心力で外部にばらまかれることで「原始惑星系円盤」が生まれ、その中で惑星が生まれたとされています。地球型惑星と木星型惑星のちがいが生まれた原因としては、太陽の熱が原因となって、太陽から火星の公転軌道と木星の公転軌道の間にある「スノーライン」(つまり、氷の「ちり」が存在できるかどうかの境界線)までは氷のちりが存在できなかったためだと考えられています。 ですが、最近の観測で太陽系以外の惑星に関する研究が進み、中心の恒星の近くで木星のような巨大なガス惑星が公転していることが発見されています(「ホット・ジュピター」問題)。また、天文学者の間には、太陽系の誕生当時、木星と土星は現在の軌道よりも内側で誕生、その後、軌道が外側へと移って行ったとする説を提唱する者もおり、従来の説は大きく見直しを迫られています(ニュートン2014年7月号参照)。 このように、太陽系の誕生と進化という課題ひとつをとってみても、広大な未知の領域が広がっていることを考えると、現在の科学で分かっているのは、ごく一部にしか過ぎないということを痛感させられます。

公立高校学校説明会 実施報告

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【 ジェイ教育セミナー太子校 横山 】 11月10日(日)に各高校の先生方にスタジオまでお越しいただき、公立高校説明会を実施いたしました。 ご参加いただいた保護者様、生徒の皆様には貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。 来春の入試では、姫路南高校と網干高校、家島高校が姫路海稜高校へ、福崎高校と夢前高校が播磨福崎高校へ統合され、翌年には市立姫路高校と琴丘高校、飾磨高校が統合されるなど、例年にはない動きが起こっています。さらに、推薦コースの変更や、ウェブ出願の高校など、細かい部分での変更点は様々あります。 受験生にとっては出願予定の高校の情報を確認するのはもちろんですが、ご参加いただいた中学1年生・2年生の方にとっても、受験するときの意識付けができたのではないでしょうか。 説明会では保護者様からの質問内容を各高校の先生方にお伝えし、一部説明会の中でお答えしていただきました。個別・具体的な内容についてはジェイの懇談会などでお伝えしていきたいと思います。 さあ、期末が終わるといよいよ中学3年生にとって、入試に向けたラストスパートです。寒くなる時期でもありますので、体調管理に留意しながら悔いのないように最後まで走り抜けてほしいと思います。

schoolってなあに?

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 【 ジェイ教育セミナー西飾磨校 加古 】 「学校」を表すschoolという英単語を知らない人はいないのではないでしょうか。 ドイツ語ではSchule(シューレ),フランス語ではe`cole(エコル)と言います。 これらの言葉はもともとギリシャ語のschole(スコレー) から来ています。途中でラテン語のschola(スコラ)を経て、フランス語、ドイツ語、などヨーロッパの言語も伝わり、9世紀には英語のschoolとなりました。 この言葉は初めから「学校」という意味で使われていたのではないそうです。 その当時のギリシャ語では「余暇(よか)・暇(ひま)・休息など」を表していました。しかし、「だらだらと過ごす自由な時間」ではなく、「知的な活動や思考を行う時間」の意味でした。つまり、schoolは本来知的活動である思索(しさく/つきつめて考えること)や討論をして過ごす充実した貴重な時間を表していたのです。 古代ギリシャは都市国家間で戦争が繰り返されていた時代でした。思索や討論、つまり今日でいう学問(=知的な活動)のできるのは、戦争のないときだけの貴重で幸福な時間だったようです。 このようなことから、schoolは「余暇」から「思索や討論をする時間=学ぶ時間」つまり「学校」としてのちに使われるようになったようです。 と言うことは、学生時代は人生で最大の余暇と言えるのではないでしょうか。言いかえれば、学生時代は人生において勉強ができる貴重な時間のある、すばらしい環境にいるとも言えますね。また、毎日の時間を有効に使うことが本来の「学校」生活と言えますね。 社会人となった大人から見ると、学生時代はたっぷりと時間のあるうらやましい時代です。社会人になってしまったら学ぶ意欲はあっても、自由になる時間がほとんどなくなってしまいます。「学生時代にもっと勉強しておればよかった…」いう言葉も多く耳にします。また書店には「学び直す人のための…」といったタイトルの書籍が多く並んでいます。そんな風に考えている人がたくさんいることの表れではないでしょうか。 今、学生生活を送っている皆さんからは勉強だけでなく、部活、その上、サークル活動、お稽古事、塾などと毎日忙しく、余暇などぜんぜんないと言われそうですね。しかし、「後悔(こうかい)先に立たず」「やっておけばよかった」と反省している大人からのアドバイスと...