「論理的」って難しい?


 
ジェイ教育セミナー今宿校 江本

みなさん、こんにちは。最近「Hey! Siri!」の設定を英語にして話しかけ、自分の英語の発音を確認している今宿校の江本です。(「pasta」が「soccer」って変換されたのでムキになっていたら『pastaってイタリア語だよ』とツッコまれ恥をかきました…イタリア語は変換してくれないのね…)

ところで、みなさんは「国語の勉強」って何をしていますか?ワークの暗記?ひたすら問題を解く?漢字の暗記?(もちろん漢字や語彙の幅を広げることは国語の勉強に欠かせませんよ!)よく「本を読めば国語ができるようになる」っていうけど本当?-もちろん本を読むことを無駄だとは全く思いません。読むスピードも速くなるし、新たな知識を得ることができるし、本を読むのは大変良いことだと思います。でもそれだけで読解問題の点数は伸びません。なぜなら「文章を書いた人」と「問題を作った人」は別人だからです。

ではどうすれば読解力がつくのかですが、まずは「論理的に考える」くせをつけましょう。「論理的に考える」って難しく聞こえるかもしれませんが、実は普段からみんなしていることなんですよ。
例えば、「今日は妹の誕生日だ。だからお父さんがケーキを買ってくるかもしれない。だから昼間のおやつは少なめにしておこう。」「ここのボスはこの攻撃をしてくる。しかし防御力が足りない。だからこのスキルをもったキャラを編成して攻略しよう(※ゲームは必ず家の人と時間を約束してすること!!)」「あいつの決め球はストレートだ。しかし、ひじをけがしているから速球はない。つまり遅めの変化球を投げてくるはずだ。」-これらはすべて論理的思考に基づくものです。
国語の勉強も同じことです。答えが「ア」なら「〇行目に△△と書いてある。その後ろの□□という表現は『ア』と同じことが書いてある。だから『ア』が正解」と書く!なぜ選択肢「イ」「ウ」「エ」が間違いなのかを書く。「〇行目に△△と書いてある。だから『イ』は×」「本文に書かれていないから『ウ』は×」のように直すことで、答えになる理由、ならない理由を見つけるスピードが上がります。

国語の試験中もそれと同じことをするだけです。スピードがあがれば見直しの時間も増えます。すると点数アップにつながります。使い終わった問題集を「もう答えを書き込んでいるからできない」と言って捨ててしまうのではなく、答えの理由を書き出すトレーニングをぜひ始めてみてください。国語の勉強は生まれたときから始まります(もしかしたらお腹の中にいるときから始まっているかもしれません)。だから少し国語を勉強したからといって一朝一夕に結果を得るのは難しいです。諦めずに続けてみてください。私は高校時代、これを続けて国語の読解問題が解けるようになりました。