「復習講座」ー中学部 数学ー


ジェイ教育セミナー龍野校 佐野

ゴールデン・ウィークが明け、5月に入りました。5月といえば、本来なら中学校では「1学期中間考査」が実施される月です。ジェイでは、例年の1学期中間考査対策が行われる時期に3・4月の「復習講座」を実施します。来るべき学校再開に向けて、この「復習講座」で知識の定着を図りましょう。
 中学校の数学に関して、各学年の注意点を以下に記します。

中3
「式の展開」「因数分解」「式の計算の利用」を復習します。いずれも教科書の第1章の内容で、例年であれば1学期中間考査~期末考査での出題となる分野です。「式の展開」では、展開公式をもちいた計算が素早く、かつ、確実に解答できる練習をしっかり重ねましょう。また、「因数分解」については春期講習で扱いましたが、今、皆さんスラスラと解答できるでしょうか? 忘れている問題もあるのではないでしょうか。まだいくつか習得しなければならない解法もありますから、それも含めて復習講座でお伝えしていく予定です。

中2
「式の計算(多項式の加減、多項式と数の乗除、単項式の乗除、式の値)」「文字式を用いた説明」「等式変形」を復習します。まずは、単項式と多項式、係数、次数といった基本語句とその意味を確実に理解しましょう。単項式と多項式では、次数の考え方も異なります。また、「単項式の乗除」では、分数を用いて分子と分母に振り分けた後、約分を丁寧に行うこと。ここでは、途中式を順を追って丁寧に書き進めることも大切なポイントとなります。「等式変形」は春期講習で学習した後は扱っていませんから、忘れている人も多いはず。この復習講座で解法パターンを整理して、問題練習を重ねておきましょう。

中1
「正負の数」を中心に復習します。「正負の数」といっても、具体的には、「正負の数の意味」「数の大小」「絶対値」「加法と減法」「乗法と除法」「四則混合の計算」と多岐にわたります。「加減」については、小6の冬期講習から学習をしていますから「自分は大丈夫!」という慢心はありませんか? 復習講座の最終回では、定期テスト対策問題を利用して演習を予定していますが、意外に満点を取るのは難しいものです。「なぜまちがったのか?」という原因を突き詰める学習を意識していきましょう。また、「四則混合の計算」では、毎年ミスが多く見られます。授業での解説をしっかり聞いて、まちがった問題の解き直しを含め問題練習を重ねてください。

中3~中1ともに、今は代数分野の学習が主です。これらの計算においては、“練習量”がものを言います。学校のワークが配られているようでしたら、ワークも活用して、しっかりと丁寧に問題練習を積んでいきましょう。2020年度の良いスタートを切ってください。