梅雨にちょっぴり詳しくなろう
ジェイ教育セミナー大手前校 中森
みなさま、元気にお過ごしでしょうか。
六月も半ばとなりました。六月といえば梅雨、雨の季節ですね。
そう、今日の話題は、「梅雨」です。
「梅雨」は「つゆ」と読みますが、「ばいう」とも読みます。「梅雨(ばいう)」は、「黴雨」とも書きます。「黴」とはカビを意味する漢字で、「バイキン」の「バイ」もこの字です。カビの生えやすい季節にぴったりの言葉ですね。「黴」の漢字の中には、よく見るとカビの色である「黒」が隠れていることに気づきます。
漢字の話からスタートしましたが、梅雨のことを調べていくと、理科の天気の知識にもつながります。「梅雨前線(ばいうぜんせん)」という天気予報でよく聞く言葉、これも中学校で学習しますよ。
また、社会の地理分野でも、梅雨の知識は大切です。日本列島で梅雨のない地域といえば、そう、北海道ですね。雨温図の読み取り問題のときに思い出してください。
では英語では…?英語圏の国には梅雨のような雨季のない国も多く、日本の梅雨をなんとかして英語で表現しようとすると「rainy season(レイニー・シーズン)」などになります。「雨の降る季節」という意味です。なんてわかりやすい!
みなさん、雨の季節は頭の中までふやけてしまいそうですが、雨傘を開くように好奇心を大きく広げて興味のアンテナを張ってみましょう。