みなさんのよい相談相手になれるように
ジェイ教育セミナー 大手前校 岡田
皆さまいかがお過ごしでしょうか。高校部担当の岡田です。
学校では本格的に授業が実施され、部活動も始まり、忙しい日々を過ごしていることと思います。
部活後の疲れた体を引っ張って通塾し授業を受けていると、ついウトウトと眠ってしまいそうな状況を必死で耐えて勉強する方もいらっしゃいます。
ところで、「眠る」と言えば、うまく眠れないときに「羊が1匹、羊が2匹・・・」と数えたことはありますか。実は、一説にはあれは日本語ではあまり意味がないそうです。
なぜなら、「羊が1匹、羊が2匹・・・」は英語では“One sheep, two sheep, …”と数えます。これは、sheep(羊)と、sleep(眠る)の音が似ているので、「眠れ(Sleep)」と自己暗示をかけるものに由来しているとか、sheepと発音するときに息を吐くことからリラックスできるという説があります。日本語の「ヒツジ」ではそうはいきません。
聖書のなかでも羊に対する記述は登場しますし、イエス・キリストは羊飼いにたとえられています。英語にもオスの羊は“ram(ラム)”、メスの羊は“ewe(ユー)”、羊の肉の総称は“mutton(マトン)”、仔羊の肉なら“lamb(ラム)”といった具合に、羊に関する語句は数多くあります。
以下は昔、何かで見た英語のフレーズです。
“Can't sleep? Don't count sheep, talk to the shepherd.”
「眠れないの?それでは、羊を数えるのはやめて、羊飼いに相談しなさい。」
「眠れない人=悩みを抱えた人」が、「羊の数(悩み、問題の数)を一人で数えている=一人で悩んでいる」ときに「羊飼い=羊の総数をわかっている人、つまり問題の解決方法を知っている人」に相談してはどうかという表現です。一人で悩んでいるのではなく、人に相談することによって気持ちが楽になったり、悩みを分かち合うことで前向きな気持ちになったりするものです。
最終的には一人で受験に臨まなければなりませんが、普段、塾に来ていただいている間はみなさんの羊飼いになれるように、僕も日々努力していきたいと思います。