自宅でかんたん理科実験 第4回
ジェイ教育セミナー赤穂駅前校 山脇
学校が再開されて早1か月です。生活のリズムはつかめましたか?部活は始まってますか?学校での学習は順調に進んでいますか?体調は崩していませんか?いろいろなことがあって大変だけど負けずに頑張りましょう。
さて前回まで中学1年生の内容に関係のある実験を紹介してきましたが、今回から中学2年生の内容につながる実験を紹介していきます。中学2年生といえば電流(物理)、天気(地学)、化学変化(化学)、生物のはたらき(生物)の4単元ですが、まず始めは電流をテーマにした実験をやってみましょう。中学2年生の電流の範囲は大きく分けて「電流回路(電気の流れるしくみ)」と「電流と磁界(電流によってできる磁界)」の2つになります。そのうち簡単にできるのは磁石を使った実験です。
まず1つ目の実験は「単極モーター」です。準備するのは、乾電池(単3または単2ぐらい)を1個、ネオジム磁石(100円ショップで4個入りが買えます)、銅線50㎝1本、5円玉1枚です。まずネオジム磁石を4個乾電池のプラス極につけます。次に乾電池のマイナス極に5円玉をのせます(安定させたいときはテープでとめておく)。最後に銅線をリンゴの形に曲げて完成です(図を参考に)。
次に2つ目は「うず電流」です。この原理は「レンツの法則」といって、周囲の磁界の向きの変化を妨げる向きに磁力が生じるような向きに電流が流れることで、物体の運動をおさえる力が生まれます。準備するものは、したじき1枚、アルミテープ(またはアルミホイル)、ネオジム磁石、50円玉、辞書1~2冊です。まずしたじきをたてにして左側半分にアルミテープを2枚重ねてはり、辞書に立てかけてすべり台のようにします。このすべり台で磁石と50円玉を同時に滑らせてみましょう。アルミのないところとあるところでは?磁石と50円玉では?