スマートフォンの利用
ジェイ教育セミナー太子校 横山
対面授業に戻って1か月になります。web授業導入の際には、ご家庭でのご協力ありがとうございました。継続してweb授業を実施している講座もありますが、webでの平常授業を振り返ってみると、生徒たちの機器への順応の速さには目を見張るものがありました。
何も教えてなくても、背景の変更やチャット利用ができるようになったり、画面共有の仕方を尋ねてきた生徒もいました。パソコンやタブレットを操作できるうれしさもあってか、みんなすごく一生懸命でした。(笑)
電話会社の調査によると、小学生の携帯電話やスマートフォン(スマホ)の所有率は、都市部で小学3年生を境に、約半数以上になるそうです。
昨年2月には文部科学省がこれまでの小・中学校への携帯電話の持ち込み原則禁止の方針を見直すことを明らかにしたので、今後はさらに所有率が増加する可能性があります。
でも、スマホの普及が進むほど、小・中学生は制限をしないと一日中「LINE」や通信ゲームをしてしまうこともあるようです。
そんな中で私が決めているのは「子供とスマホに関する取引には応じない」ということです。
高校生のお子様をもつお母さまから、「中学の時にいい成績をとれたので、スマホの契約をしたけど、失敗でした」とのお声を頂戴したこともあります。
ポイントとなるのは勉強することと引き換えに時間の延長を要求されたとしても、応じないようにすることです。
一度でも前例ができてしまうと、なしくずし的に要求がどんどんエスカレートしたり、ルールが守れなくなったりするからです。
これからは携帯電話やスマホなどの使用を「制限」するというよりも、どう活用していくのか、子どもたちで考え、「判断する力」を育成することがとても重要になっていくと思っています。