「算数クイズ」で「算数大好き」になろう


ジェイ教育セミナー数学科 中野



ジェイ教育セミナーでは1年間の授業回数、各単元の指導回数、各小中学校の進度などを考慮し、最終ゴールの入試に向けて「学習の計画と記録(計画表)」を作成します。それに従って、すべての教室、すべての講師が同じ学習内容を提供できるよう、また、どの教材を使いどの順序で教えるのが生徒たちの理解・納得を深めるのか、などを教師間の研修会などを通じ日々研鑚しています。


目標に向けて、小学5年生以上の学年は授業時間内を精一杯使って指導させていただいていますが、小学3年・4年生につきましては、比較的指導内容に余裕ができます。その中で、授業内容がすべて終了した後、15分程度の時間が残ることが稀にあります。そのとき、生徒さんが興味を持って取り組むことができる「算数クイズ」を各講師は用意しています。(これも研修会で扱われていますが…)


今回はその一例として、小学3年・4年生対象の問題をお伝えします。


[問題]
9個のマスの中に1から9までの数をそれぞれ1個ずつ入れて、どのたての列も、よこの列もその合計が全て同じになるよう数を入れなさい。(注0を使ったり、同じ数を2個使ってはいけません)
     



まずノートに9マスと、問題の内容のポイントを書きます。
書けた人はさあ、やってみよう!


もしご家庭で子どもさんから質問されたら「もっと自分で考えなさい」と対応をお願いしますが、親子で一緒に考えるのも当然OKです。



[中野が思うこと]
いつもの授業では「面白くなさそうな顔」「めんどくさそうな顔」の生徒さんでも、「算数クイズ」になると目を輝かせて別人になる方もいます。私の講師生活も長くなりましたが、「算数クイズ」で目を輝かせる生徒さんは「必ず」と言っていいほど算数を好きになってくれます。そんな生徒さんがひとりでも多く出てほしいと思い、平常の授業も当然「授業手順」「ヒントの出し方」などを日々研鑚していきたいと考えています。