論理的思考の「的」とは?
ジェイ教育セミナー大津校 橋本
こんにちは、ハシヒデです。前回・前々回はマニアック兵庫県でした。まだまだ続きがあるのでどうしようか迷ったのですが、今回はプログラミングのお話にしようと思います。
プログラミング教室の謳い文句でよく「論理的思考」という言葉が出てきますが、この論理「的」な思考とはどういうことなのでしょう?
この言葉、実は英語のロジカルシンキング(logical thinking)の和訳で、一般的には「筋が通っている考え方や説明の仕方」とされています。英語で論理はロジック(logic)ですが、alをつけることで形容詞になりこのような意味になります。ところが日本語の「~的(~について・~らしい)」という意味でとらえると「論理についての(らしい)思考」という何ともあいまいな意味合いになってしまいます。
例えばロボットの場合、プログラムで命令を受けて実際に動くのはモーターですから基本的にモーターの動作にあいまいさを命令することはできません。あいまいな命令を出すときは「どの程度まであいまいの範囲が許されるのか(許容範囲)」もプログラムしないといけない。つまりスクラッチやEV3(ロボット)の動きは全て厳密にプログラムされているのです。
よってプログラムはあいまいさを持たない「論理(筋道)」そのもので、大まかな考え方で筋が通っているだけでなく、一つ一つの細かな部分まで論理を組み立てていきます(そうしないと動かない)。その集大成として初めて全体のプログラムが有機的に機能します。ここを学んでいくところがプログラミングの面白さと同時に大変さでもあるということではないかと思いますね。
ロジカルシンキングの日本語訳としては「論理思考」というものもあり、私はこちらのほうが的確であると考えています。プログラミングで鍛えるのは論理力(ロジカルシンキング)であり、その原動力となるのが能動的活動力(=興味やおもしろさ)、それらの集合体として自分の価値観を形に表すのが表現力ということでしょうか。
そんなことをモヤモヤ考えながら今日もプログラムと格闘しています~(汗)
あっ、次の日曜(7月26日)はプログラム発表会(スクラッチ発表会・ロボット大相撲大会)!準備や準備(笑)