高校数学の留意点(7月考査・入試に向けて)


ジェイ教育セミナー高校部 桂

今日は高校数学を学ぶにあたっての、大切な4つの点をお伝えします。

①教科書の熟読
②解法パターンの習得
③論述・記述の詳細確認
④重要項目の整理



①教科書の熟読
教科書を疎かにしてはいけません。しっかり教科書を読み込み、基本事項の意味と使い方を把握することが大切です。何度も読むことで、その意味を深く理解し自分なりに考えることが重要です。


②解法パターンの習得
次に、チャート式などの参考書や問題集で解法パターンを1つずつおさえていくことから始めます。その際に重要となるのは各問題に対しての『表題と指針』です。できるだけ短い言葉でその問題に『表題』をつけ(チャートには問題の1番上にのっています)『指針』をできるだけ端的に言えるように訓練していきます。そういう風にして解法パターンを1つずつ整理して身につけていくことが大切です。


③論述・記述の詳細確認
解法パターンを身につけた後は実際に問題を時間をはかって解き、採点者に分かるように論述していきます。
高校では指針が合っていれば部分点をもらえることがありますし、逆に記述に漏れがあると減点対象になります。そのことも含めて採点者を説得していくような感じで書く癖を身につけていってください。


④重要項目の整理
単元が終われば、いくつの重要項目があるのかを整理し、チェックしていくことが大切です。自分のなかで思い出せない項目があればそれを重点的に潰していくことが重要です。ひと通り重要項目を整理できた後は、もう一度教科書を読むようにしてください。最初に覚えた基本事項の意味がより味わい深いものになっているでしょう。しっかりかみしめてください。(テストや入試前でも教科書を通しで読んで頭の中を整理していくことが、より速く知識を引き出せることにつながっていきます)



このようにして、数学を学ぶことで、苦境に立たされた時様々なパターンでアプローチし、解決策がどこかに存在していることを信じて、考え抜いてほしいと思います。

いつか、数学が逆境を乗り越えるきっかけになることを心から願っています。