集中特訓2日目


ジェイ教育セミナー西飾磨校 長谷川


集中特訓Aグループの2日目が終了しました。この二日間を通じて思うのは、「暗記」と「数学」の重要性です。

まず「暗記」に関して言うと、英語・国語・理科・社会の知識部分は、これはもう「時間×根性」に他なりません。一般的には「記憶力」の差と考えられがちですが、多量速解テストの結果を見ると、集中特訓クラスの上下にさほど関係なく、投下した「時間」がかなり大きな部分を占めていることがわかります。また、集中して取り組むことはとても重要で、そのためには一定の「根性」も当然必要です。スポーツでもゲームでも音楽でも、いっぱしのスキルを身につけるのには「根性」が必要だし、逆も真なりで、スキルを磨くために負荷をかけることで「根性」がつき、精神は磨かれます。昨今、学習における「根性論」「精神論」は忌避される傾向にありますが、特に1点を争う受験勉強に関して言えば、「気持ちの強さ」は大いに重要です。

次に「数学」に関して言うと、「引き出しの多さ」と、「工夫する精神」に尽きると思います。少し複雑な同じ問題を解いていても、一瞬にして暗算で正解を出すお子さんと、丁寧に計算式を書いているにもかかわらず、誤答してしまうお子さんがいます。前者は複数の解法を駆使して、工夫して簡単にして解いているお子さんで、後者は1つの解法に固執して、結果的にわざわざ難しくして解いているお子さんです。普段から「いかに工夫して計算を簡単にするか」「できるだけ短時間で解けるやり方はどれか」「本当に他のやり方はないか」と、常に前向きに頭を使って数学の問題にあたっているかどうかはとても大切で、本当に恐ろしいほどの差になって結果に表れてしまいます。集中特訓の予告問題にはあえて複数の解法が示されています。うまく活用して今後に生かしてほしいと思います。

開始日の早いAグループは覚える期間が短い分、Bグループのお子さんたちに比べて少々不利な部分はあります。でも、Aグループのお子さんは、その分2日早く「本物の受験生」を始められたのも事実です。さあ、残り1日精一杯頑張りましょう!