中間考査 試行錯誤が最善の勉強方法


 ジェイ教育セミナー太子校 横山順一


2学期に入り最初の定期考査です。

1学期の間は休校や学校行事の中止などで例年と違い、生徒たちもバタバタしていました。

2学期に入ってからは、学校行事の縮小などはあるものの、少し落ち着きを取り戻してきたように感じます。

そこで、改めて兜の緒を締め直し、「定期考査」に向けての準備を始めていきましょう。


実は2学期の中間考査が一年の内で最も中学による差が大きく出ます。

まず、実施日程について早い中学と遅い中学では2週間近くも差があります。

当然それにより試験範囲や課題の量が変わってきます。ですからみんなで一緒にではなく、各個人がスケジュールを考えて準備に取り組んでいかなければなりません。


9月下旬~10月上旬の期間は、中学1・2年生のお子様であればちょうど、ジェイの定例懇談会の時期とも重なります。

現在行っている懇談会の中で保護者様から、勉強しようとは思っているのだけど、「やる気が出ない」「集中力が持たない」などのお声をいただいています。


今回は成績が伸びているお子様からうかがった、勉強スイッチへの上手な切り替え方をまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。


(1)いつでも勉強が始められるように、机をきれいにしておく。

やる気がでない日が何日かあっても、たまには「今日は勉強するぞー」という気分の時ってあります。でも勉強机を見ると、プリントや問題集が散乱。これではせっかくのやる気スイッチが入りません。机の上は必要最小限のものだけにして、まずは整理整頓をしておきましょう。


(2)とりあえず10分やってみる。

勉強は、手を付け始める、その第一歩こそが億劫なんです。でも、いざ始めてしまうと、案外集中できたり気分が乗ってきたりします。ですから、気が進まなくても、まずは10分、始めてみましょう。タイマーを使うのが効果的です。


(3)今からやることを紙に大きく書いてみる。

できるだけ詳しく「ページ数」や「単元」などを書いて、やれたらそれを線で消していく。最初からたくさんのページではなくて、間違いなくやれる分量を書いておいて、終わらせていく実感を持ちながら進んでいくと気分も上がっていきます。


(4)音読で気分転換

机の前に向かうことだけが勉強ではありません。たまにはソファでくつろぎながら教科書を声に出して読んでみましょう。英語や国語などがオススメです。教室ではなかなかできない「音読」ですが、五感を使う勉強として非常に有効です。


以上、自分にピッタリと合った最善の勉強方法は、様々な試行錯誤から見つけていくものではないでしょうか。ぜひ一度試してみてください。