秋の草花について


 ジェイ教育セミナー新飾磨校 松下


10月に入り、秋も半ばになった頃ですね。今回は身近な秋の草花のお話をしようと思います。


先日の日曜日。そろそろ家の庭の草引きをしないといけないと思い、授業に行く前に2時間ほど草引きをしました。盆休みに草引きをしたところでしたが、2ヵ月ほど経つとすぐに雑草というものは伸びてきます。引いても引いてもすぐに伸びてくる。雑草の生命力はすごい。2時間程屈んで草引きをして、立ち上がると、腰がそこそこ痛い。小学生の頃はそれほどでもなかったのに、年を重ねるとすぐに体にきます。

今回、草引きをしていて、虫とはあまり出会いませんでした。昔は、バッタやコオロギなど、結構いましたが、今はそれほど繁っていないこともあり、見つけられませんでした。地面にはセミ穴が数か所あり、どこまで続いているのか掘ってみたかったのですが、時間がないので断念。ある程度、草を引き終わったところで作業を終了しました。


小学生の頃は、秋になると、近所の栗の木に登ったり、木を蹴ったり、石を投げてイガグリを落としたりして栗を拾い、母にそれを茹でてもらい食べたものでした。大きくはない栗でしたが、それなりにおいしかった記憶があります。(今はその栗の木も、切り倒され、宅地に変わってしまいました。)

また、小学校の校庭にイチョウの木があり、銀杏を拾って家に持ち帰り、炒ってもらって、これも素朴なおやつになりました。

そういえば、銀杏の汁が付くとかぶれてしまうのはご存知ですか? 昔からその事は知っていたのですが、当時、必死になって銀杏を集めていて、汗をかいたので水道場に行って顔を洗おうと、銀杏を触った手で(かぶれないよう、ちゃんと手は洗ったつもりだったのですが)顔を洗ったものですから、その日の夜、顔中かぶれてしまい、顔がほてって寝られなくなったことがありました。これは今でも苦い思い出となっています。


そして、通学路には彼岸花が咲き、ジュズダマを集めたりもしました。草むらに入ると、靴下にオナモミやセンダングサの種がつき、取るのが大変でした。また、オナモミなんかは、面白がって投げて友達の背中にくっつけるといういたずらもよくやったものでした。家の近くにはキンモクセイが植えられていて、いい匂いが漂っていました。今はそのキンモクセイもなくなってしまったので、少し残念な気がします。


大人になり、外に出て歩くことも少なくなり、あぜ道に生えている草花を見ることもなく、その草花の名前も忘れがちとなっています。いつか暇ができたら、道端の草花を見て、小学生の頃のことを懐かしみたいと思っています。


2019年5月26日田植え体験にて