ICTの活用
ジェイ教育セミナー太子校 横山
世の中の大きな流れの中で、対面ではなく、ネットワーク上でのやり取りも、だいぶ普及してきたように思われます。われわれも説明会などをウェブで実施させていただき、ご不便をおかけした部分もございますが、おおむね好評をいただきました。
一方授業に限ってみると、離れたところの人にメッセージを伝えるのは、想定していたよりも苦労します。対面授業では視界の隅で子供たちのノートを見ながら授業を進めていくのですが、リモートの授業だと、ペースが読み取りづらく、なかなかうまくいかないこともあります。また、タイムラグの問題もあり、授業のリズムに慣れるまで少し時間がかかりました。
それでも、それらの課題を乗り越えて、通塾時間をなくせるというのは大きなメリットです。
今後、通塾時間の短縮だけではなく、さまざまな使い方が広がって、ICTを使った授業がもっと身近になってくるでしょう。
近い将来、ジェイの授業でも、タブレットを使って数学の問題を解いたり、英語でタブレットに話しかけて発音チェックをしたり、理科・社会では実験や資料を動画や映像で共有したり… いろいろとワクワクするような授業を考え中ですので、お楽しみにしていただければと思います。
リモートでの授業が普及し始めたきっかけはウィルスによるものだったかもしれませんが、ワクチン開発などが進んでも、今あるシステムの良いところは今後もそのまま継続していきたいものです。
話は変わりますが、ブログ用の調べものの途中に見つけたニュースで、10月13日はアンパンマンの作者、やなせたかし氏の没後7年になるそうです。享年93歳であったそうです。生前、故人の残したセリフが残っていて、そのなかの1つですが、
バイキンを死滅させると人間も絶滅する。うまい具合にバランスがとれているのがいいわけです。だからアンパンマン対ばいきんまんの闘いは、バランスを保ちながら永遠に続いていくことになります。
やなせたかし
バイキンマンがウィルスだとしたら、私たち人間はこれからもしばらくの間、彼と上手に付き合っていかなければならないのかもしれません。