テストの話
【 ジェイ教育セミナー太子校 阪本 】
太子校で算数数学や理科を担当している阪本です(4回目のブログです)。
今回は、テストの話をします。
期末テストが終わって、ほっと一息。そう感じている人も多いのではないでしょうか。
そんな私は、学生時代のテストが嫌で嫌でたまりませんでした。「誰がつくったんだ、テストなんて!」とブツブツ文句を言ったことも一度や二度ではありません。
だからこそ、今テストを受けている生徒さん達には、声を大にして言いたい。「テストが大切なものだ、と早く気づきなさい!」と。特に、「テストが終わった後こそが、勉強をするときですよ!」と強く言いたい。
そもそも、テストをすると何がわかるのでしょうか。簡単に言うと、「自分が解ける問題と解けない問題がわかる(に分かれる)」ということです。少しきつい言い方ですが、「テストで解けた問題は、テストをする前から解けていた」と考えてください。同様に、「テストで解けなかった問題は、テストをする前から解けなかった」となります。要するに、「テストを受けて学力が上がったりしたわけではなく、自分が解ける問題と解けない問題がわかっただけ」ということです。
ところで、勉強する目的は何でしょうか。簡単に言うと、「学力を上げる(賢くなる)」ということです。そうすると、「テストを受けたこと」は「勉強したこと」にはなりません。先ほど述べたように、テストを受けて学力が上がったわけではないからです。そこで、「テストが終わった後こそが、勉強をするとき」となるのです。
テストが終わった後は、自分が解ける問題と解けない問題が分かっています。この「解けない問題」を「解ける問題」に変えること。これこそが、勉強です。単語を覚えていなかった、漢字を書き間違えた、計算の途中でミスをしたなど、問題が解けなかった原因は様々でしょうが、一つずつ直していけばよいのです。
直す問題が多くて大変だ、という人もいるでしょう。でも、そういう人こそ、「時間がかかっても、あきらめずに一生懸命する」という気持ちを持ち続けてください。その気になれば、意外とできるものです。くじけそうになったときは、有名人の言葉なども参考にしてください。ちなみに、私は次の言葉が気に入っています。
「目標を達成するには一つしか方法がない。小さなことを積み重ねること」(イチロー)