高校部 冬期講習会
【 ジェイ教育セミナー高校部 吉田 】
もうすぐ冬休みですが、みなさんのこの冬の計画はすでに立っていますか?
みなさんそれぞれに「この科目に重点を置こう」とか、「この冬はあの単元を克服しよう」といった計画があると思います。
今日は高校部について、間近に迫ったジェイの冬期講習会をどのように利用していけばよいか、特に授業以外の各種イベントについて、学年毎にお話ししていきます。
―高1・高2生のAPEX大特訓について―
まず高1生は22日から、高2生に関しては23日から講習会が始まります。講習会での特別講座としてAPEX特訓があります。
高1生は12/30(水)9:30~19:20の時間帯で実施され、科目は数学と英語になりますが、そのどちらかを選択していただきます。一日の前半後半で数学と英語に分けてもかましませんし、丸一日英語あるいは数学を受講してもかまいません。詳しい単元は案内をご覧ください。
基本的にはジェイでも学校でも既習の単元で高2に上がるまでに弱点を克服するために復習することが主旨となります。一度学習した単元なので、初めて学習する時よりも自分が苦手としている部分がわかっているため、授業の理解度も格段に上がるはずです。
高2生は1/4(月)9:30~19:20に行われます。科目は理科(物理・化学)、国語(古文・漢文)です。普段ジェイでは「国公立大学を目指すには高1、高2の間にとにかく英語と数学をしっかりと勉強しよう」と話していますが、もう受験まで1年という段階で、受験に必要な他の科目にもしっかりと目を向けていく必要があります。
理系では入試、特に二次試験の際に現役生が最も勉強に苦労するのが理科だといわれています。また国語については文系はもちろん、理系であっても共通テストの点数の大きなウエイトを占めているので意識して学習に取組まないといけません。このAPEXでは理科・国語の自分の現在の到達位置を確認し、今後の入試に向けてどうように取組んでいけばいいのかをお伝えする予定です。
ちなみにこのAPEX特訓は高1生が高2生の理科・国語、または高2生が高1生の英語・数学の受講を申込むことが可能です。高2生は弱点克服、高1生は今の自分への挑戦としてみなさまの受講を歓迎します。
―高3生の冬期講習・正月猛特訓・共通テスト直前特訓講座の受講について―
高校3年生は、来る1月16・17日の共通テストに向けて少しでも点数を上げるべく最終調整に入る段階です。この最後の冬期講習で最も相談を受けるのは「受講科目」についての質問で「どの科目の授業に出席すべきですか?」「正月猛特訓はどの科目を選択すればよいですか?」「直前特訓ではどの科目を受講すべきですか?」ですね。この件についてはいくつかの考え方、アドバイスがあります。
まずは自分の苦手とする科目を受講して、最終の追い込みとして問題量を増やす、また知識の確認や講師のアドバイスを聴くことが必要でしょう。
また、逆にあえて得意科目を受講するというものです。ここからあと1ヶ月の勉強は少しでも伸びしろのある科目・単元に集中すべきですが、得意だと思っている科目、模試などではある程度目標点を維持できている科目にほとんど時間を割けないことに不安を感じるかもしれません。
冬期講習では、正月猛特訓も含めて各科目共通テストに集中し、できるだけ数多くの問題に当たっていくことに主眼が置かれているので、計画上、時間を割くことが難しい科目を受講してコンパクトに勉強時間を使うのも一つ手です。
泣いても笑っても残り時間は少ししかありません。あとになって「あれをやっておけばよかった」、「これを受講しておけばよかった」と悔いが残らないように、受講講座や自分の勉強時間のバランスなどをよく考えて計画を決めていくようにしましょう。
『韓非子』喩老篇(老子の教訓)より
「志之難也、不在勝人、在自勝。故曰、自勝之謂強。」
(志の難きは、人に勝つに在らず、自ら勝つに在り。故に(老子)曰く、自ら勝つをこれ強と謂う。)
くれぐれも体調に気をつけて、最後の最後まであきらめずにがんばりましょう。