学年末考査に備えて


【 ジェイ教育セミナー大手前校 田渕 】


さて、年が明けたと思ったら、もう2月です。中学生にとっては、いよいよ1年を締めくくる学年末考査の月です。

この1年を振り返ってどうでしたか? テストに向けて、悔いのない取り組みが出来たでしょうか? 例えば、準備不足で十分な勉強が出来ないまま、受けた教科はなかったでしょうか? テスト範囲の山をはって外れて失敗はなかったでしょうか? ただただワークの仕上げに直前までかかり、それをテスト勉強と自分を納得させたことはなかったでしょうか?


今回の学年末考査は、一年の総復習的に広い範囲から、実力テストのように出題する傾向が強いと思いますが、学期末考査は副教科のテストがある為、通知表成績をしっかり確保しないといけない考査になるのは1、2学期同様です。


さらに中1の皆さんは今年度、初めて中学の考査というものを経験し、特に副教科の考査は小学校では無かったので、どう勉強したらよいか戸惑った人も多かったと思います。ただ、2回の期末考査を経て、各教科の先生の出題ポイントが見えてきたと思います。今回はその傾向を踏まえ、是非しっかりと準備し、その傾向に対処してテストに取り組んでください。


次に中2の皆さんは、もう上記のことは踏まえて対策をしていると思いますが、学年が進み3年生になるとと4月からは内申に関わる大切な一年になります。兵庫県の入試方式では内申がとても大切です。その意味でも、今回はどこまで通知表を上げられるか、3年生への良いスタート切る為にも、最善を尽くしてみてください。

 

そして中3の皆さんは、今それぞれの入試に向かって、かつてない努力をしている最中です。そして高校の合否判定の材料(の半分)となる内申点は確定しました。今回の考査の結果は受験には影響がありませんので、定着不十分な単元があればそこをピンポイントで調べるにとどめ、それ以外はしっかりと受験勉強に集中しましょう。


各学年、このように随分位置づけは違いますが、全学年通して言えることは、“備えあれば憂いなし”です。ここまでの自分の取り組みをしっかり分析し、どの位の期間をテスト勉強に充てるべきか、自分の得意・不得意から各教科の時間配分はどうするかなど、準備段階からしっかり計画し、悔いのないテスト勉強をしてください。