節分
【 ジェイ教育セミナー本部事務局 河村 】
今日2月2日は「節分」です。「節分って、2月3日じゃないの?」と思った人、今年のカレンダーをよく見てみましょう。今年の節分は2月2日になっているのが分かると思います。2月2日が節分の日になるのは、1897(明治30)年以来、124年ぶりになります。
なぜ、今年の節分は、日がずれたのでしょうか。
1年は365日です。これは地球が太陽の回りを一回りするのにかかる日数が、約365日のためです。365日ピッタリではなく、約365.24219日かかります。小数点以下を時間に直すと、約5時間49分。このズレを修正するために4年に1度「うるう年」を入れるのですが、それでも4年で約44分のズレが生じます。このズレが積み重なった結果、立春の日がずれ、立春の前日にあたる節分の日もずれる、ということになります。
ちなみに、来年の節分は例年通り2月3日ですが、2025年の節分は再び2月2日になります。それ以降2100年までは、4年に1回のペースで「2月2日が節分」になります。そして、2100年は「うるう年ではない年」になり、「4年で約44分」のズレが修正される年になります。
「うるう年=西暦年号が4で割り切れる年」と思っていませんか? これを定めている「グレゴリオ暦法」には続きがあります。
① 西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。
② 西暦年号が100で割り切れて、400で割り切れない年は平年とする。
2100年はこの②にあてはまるので、うるう年ではない年になります。
この「グレゴリオ暦法」が制定されたのが1582年。昔の人の偉大さを痛感させられます。