もうすぐ中間考査! テスト勉強の仕方について


 【 ジェイ教育セミナー大手前校 田渕 】


いよいよGWが終わると、新中1生にとって初めての中間テストがやってきます。

今まで小学校では、学校の授業で先生の話をしっかり聞き、宿題をきっちりやっていれば難なくテストの点数をとれた人も多いと思います。

しかし、これからは違います。同じ能力の持ち主でも、努力如何でその結果には大きく差が出てきます。小学校のテストは皆さんが獲得すべき基礎内容が理解できたか、到達度をはかるものでしたが、中学校では基礎内容の理解は大前提として、皆さんがどれだけ応用力をもつか、どれだけ対策を積んだかも問われます。

その意味で、今回、初めての中学校のテストを迎える中1生に、定期考査(=中間考査、期末考査として、日程、範囲表が示されるもの)に向けて最低限すべき事をお知らせします。


①範囲表から、まず教科書、ワークの出題範囲をおさえる。付箋等で、どこからどこまでか、しっかり目印をつけるのもいいでしょう。この時、「まだ範囲表が出てないから、テスト勉強どこをしていいか分からない」というのは言い訳です。すでに、自分でテスト勉強を始めている生徒さんはたくさんいます。学校でどこまで勉強したのかは皆さんわかっているはずです。

この範囲をおさえたら、まず教科書内容の熟読、理解です。

特に、理科、社会などは教科書本文のみならず、周辺の細かい字で書いた補足説明や発展内容も押さえておきましょう。周辺のトピックから出題する先生も多いです。

暗記系の項目では、単語帳を作る、英単語や漢字を繰り返し覚えるまで書く等は、暗記の常道です。また色シートで重要用語を隠して覚えているかの確認もしてみましょう。


②次に、ワークの問題に取り組みます。解き終えている部分は再度確認し、できてない部分はもう一度で解き進めます。

この時点で、自分が分かること、分からないことの選別をしましょう。一度で正解できるものは、もう自分の力になっているものです。

間違った問題の答えだけを赤ペンで写し、やり終えた気でいるのはよくありません。間違えた問題を自分で解けるかが、テスト本番でも解けるかの鍵になります。

そして、ワークの範囲全てをテスト数日前に終え、その時点でミスした問題、解けない問題等に印をつけ、後で見返せるようにしておきましょう。


③範囲の学習内容がしっかり身についたか、仕上げとして、過去の問題等で実力を確かめていきます。過去問がなければ、発展内容を含む問題集などを解いてみましょう。


まずは、この①~③の工程が基本だと思います。そして②の分からない部分の克服方法などは先生に聞くのもいいですが、今後テストを経て、自身の反省をもとに、自分に最もよい方法を見つけていきましょう。

「学問に王道なし」です。