苦手単元の克服に! 「中1生対象 数・英 総復習講座(初めてジェイへお通いになる方対象)」
【 ジェイ教育セミナー龍野校 佐野 】
もう10年以上前の話になりますが、私の印象に強く残っている、ある生徒さん(卒塾生)の話です。
その生徒さんは、新中3になる3月の、新年度が始まるのを機に入塾してくれました。
私が授業を担当していた当時の教室では、中3は3クラス(S・H・A)あり、その生徒はAクラスでのスタートとなりました。入塾テストでは、英・数の偏差値は40を少し下回っていたかと思います。
ある日の授業後、確認テストが不合格で解き直しをしていました。生徒の大半が終了して帰宅し、その生徒さんを含め残り数人となりました。
「何か分からないところがあれば、言ってな!」とその生徒さんに声をかけたところ、その生徒さんがこんなことを言いました。「先生、実は「-4×(—3)が何で“(+)12”になるのかが納得いかへんのや」と。
この内容はもちろん中1の1学期に学習する内容です。が、彼女は「……実は中1のときからずっと理解できなかったんや……」と続けました。
解説後、「あっなるほど、そうやったんや!」とその生徒さんの表情が明るくなったのを覚えています。
以後、確認テストに合格していても、授業後に残って確認テストや基礎力トレーニングの間違い直しをよくするようになりました。確認テストや基礎力トレーニングに解説がないこともありますよね。ですから、授業後に残って、納得いかなかった問題を質問するようになりました。「先生、なんでここがこうなるの……」と度々質問を持ってくれていました。
さて、その生徒さんですが、夏期講習からはHクラスに昇格し、冬期講習くらいからはSクラスへと進みました。「先生、やっぱりSクラスは授業が少し早いな」とか言いながら、授業後に間違った問題の解き直しは続けました。分からない箇所の説明もよく求められました。その取り組みは年明けも続き、ジワジワと実力を上げた彼女は、姫路東高校を一般入試で合格しました。合格発表の日、教室に報告に来てくれた彼女が「はじめジェイに来た時、ついていけるか心配やった。少しずつ慣れてきて、高校は「市姫あたりに合格できればいいなあ」と思ってたけど、東に到達できるとは思わなかった……」とワンワン泣きながら報告に来てくれたことは昨日のことのように覚えています。
ジェイでは、7/8(木)から7/21(水)の間の4日間で、各校において中1生対象の「数・英 総復習講座」を実施します。学習単元が明確に異なる理科や社会とは違い、数学や英語は、中1で学習した内容を基に中2・中3内容と、積み上げながら進む科目です。私は、この中1内容のしっかりした理解こそ重要だと考えています。
それぞれの中学校では期末考査も終了し、成績表も返却されたところも多いのではないでしょうか? この1学期を振り返り、「実はこの単元、苦手だな」という箇所がある方は、奮って総復習講座にご参加ください。来る夏期講習では、また新たな内容を学習していきます。今のうちにその土台をしっかりと築いてください。