星座と神話


 【 ジェイ教育セミナー網干南校 岩成 】



中学生の皆さん期末テストお疲れさまでした。7月後半には夏休みが待っています。1学期までの復習と2学期の予習をしっかりと行い2学期以降の飛躍に準備しましょう。特に受験生にとっては勝負の夏となります。頑張りましょう。


でもその前に一息ついて、夜空を眺めてみませんか。小学4年生の皆さんは、理科でちょうど天体を学習していると思います。夏の星座といえば、夏の大三角に代表される白鳥座のデネブ、こと座のベガ(織女星)、わし座のアルタイル(牽牛星)が有名ですね。ベガとアルタイルについては天の川伝説や羽衣伝説といった物語が各地に少しずつ違ったお話で残っているので、どこかで聞いた、あるいは何かの本で読んだという人も多いのではないでしょうか。


そこで今回は白鳥座についての神話をご紹介したいと思います。ギリシャ神話に登場するオリュンポス十二神の主神である天界の神ゼウスは、かなり恋多き神だったようで、ある時スパルタの王テュンダレオスの王妃レダに恋したゼウスがレダに近づくために白鳥に化けたといわれています。伝承によって相違はありますが、ある伝承によれば、その後レダは2つの卵を産み、2つとも双子が生まれます。1つの卵からはふたご座で有名なカストルとポリュデウケス、もう1つの卵からは双子の女の子が生まれました。一人はトロイア戦争(トロイ戦争)の原因となったヘレネ(ヘレン)。もう一人はトロイア戦争の時のギリシャ軍の大将アガメムノンの妻になるクリュタイムネストラといわれています。また、この物語を絵画に描いた人物がいます。有名なレオナルド・ダ・ヴィンチです。その絵には、レダと白鳥(ゼウス)が描かれていますが、左下には、カストルとポリュデウケス、それに、ヘレネとクリュタイムネストラも描かれています。

その他にも、白鳥は太陽神アポロンの息子の友人という説や琴の名手オルペウスという説もあります。


どうでしょう?少しだけでも星座や天体に興味をもっていただけたでしょうか。