七夕


 【 ジェイ教育セミナー広畑校 森脇 】 


7月7日は七夕です。皆さんは大空の星たちにロマンを感じますか?

ここで突然質問です。

①織姫の職業は何でしょう。

②彦星(牽牛)の職業は何でしょう。

③織姫と彦星の間柄は?

④なぜ織姫と彦星は1年に1度しか会えないのでしょう。


諸説あると思いますが、こんな神話があります。


織姫は神々の衣を織る任務についていました。織姫の織る布はとても美しく、5色に光り輝き季節によって色が変わるという素晴らしい布でした。(①織姫の職業は「機織り」です)

真面目で日夜、機織りに励む織姫でしたが、あまりにも熱心で自分の身なりにも構わず、おしゃれをすることすらありませんでした。父である天帝は娘を哀れに思い、また娘の幸せを祈って良き伴侶を探し始めます。 

そこで見つけたのが牛追いの彦星です。この勤勉な青年ならばきっと娘を幸せにしてくれる、そう考えた天帝は二人を引き合わせます。二人はすぐにFall In Love 。 結婚することになりました。(②彦星の職業は「牛追い」 ③織姫と彦星は「夫婦」なのです)

彦星は織姫の住んでいた天の川の西側に移り住み、仲睦まじく暮らし始めます。

織姫と彦星は結婚生活の楽しさにかまけて遊んでばかりになり、だんだん仕事がおろそかになっていきました。(「恋は盲目」というように、あまりにも激しい感情故に目先の分別がつかなくなるということでしょうか)織姫が機織りを怠けるので新しい着物は作られず、神々の着物はぼろぼろに…。彦星も牛の世話を怠り、牛はやせ細ってしまいました。

この堕落ぶりに天帝は激怒しました。そして織姫と彦星を天の川を挟んで東と西に引き離してしまい、ふたりはお互いの姿を見ることができなくなってしまいました。

広い天の川の岸に離れ離れになり、織姫は悲しさのあまり泣いて暮らすようになり、機を織ることすらできません。あまりに不憫に思った天帝は、以前のように真面目に働くのであれば年に1度だけ彦星と会うことを許します。それが7月7日の七夕です。(④はそういう訳なのです)

織姫と彦星は心を入れ替え、七夕を楽しみに以前にもまして熱心に働くようになりました。


勉強、部活動で疲れた日には、夜空を見上げてみませんか? 私は子どものころM78星雲をよく探しました。皆さんには理解していただけないかもしれませんが、M78星雲とはウルトラマンの故郷です。(「M78星雲」は架空の星雲です。ただ「M78」というオリオン座にある反射星雲は実在し、地球から1600光年のところにあります! Mはメシエと読み、天文学者のシャルル・メシエから来ています)