二十世紀梨はどこからやってきた?
【 ジェイ教育セミナー本部事務局 三木 】
みなさん、はじめまして!今回初めてブログを書きます三木と言います。私は講師ではないので、普段皆さんのお目にかかる機会はなかなかないかもしれませんがよろしくお願いします。
さて、ブログを初めて書くに当たってどんなテーマにしようか悩みましたが、「秋」をキーワードにして考えてみました。秋と言えば何を思い浮かべますか?スポーツの秋?芸術の秋?読書の秋?いろいろありますよね。いろいろあるなかで私は食欲の秋を思い浮かべました。秋はお米、栗、柿、梨など秋ならではの旬の味覚がたくさんあります。その中でも今回は梨についてのお話です。
梨と一口に言っても様々な品種があります。そんな数ある梨の品種のうち「二十世紀梨」は皆さん少なくとも1度は耳にしたことあるのではないでしょうか?その二十世紀梨は兵庫のお隣鳥取県で栽培が盛んですよね。
さて、突然ですがここで問題です!
~二十世紀梨という品種はどこでどのようにして誕生したのでしょう?~
①鳥取県でもともと地域にあった梨の木をのちに二十世紀梨と呼ぶようになった。
②鳥取県とは別の都道府県で偶然発見された苗木が、二十世紀梨として命名されたのちに、鳥取県に導入されて鳥取県内で栽培が拡大していった。
③大学などの研究機関で研究していった結果誕生したものを二十世紀梨と呼んでいる。
正解は…②です!(難しかったかな?)
「え~!うそだろ!」という声が聞こえてきそうですが、実際に二十世紀梨と呼ばれるようになった木は鳥取県から遠く離れた千葉県松戸市というところで1888年(明治21年)松戸覚之助という人物によって偶然発見されたものです。その後、1904年(明治37年)に鳥取県に二十世紀梨となる木が導入されてから県内に栽培が広まっていくようになったのです(参照:JA全農とっとりホームページ)。
ということは、二十世紀梨は100年以上の歴史がある梨ということなんですね。(さらに詳しく知ってみたい人はぜひ本やインターネット等利用して調べてみてください!)
このように私たちが普段食べている果物の品種の歴史をたどってみると面白い結果が見えることもあります。今回は二十世紀梨を例に挙げましたが、もし皆さんが興味を持ったならば、自分が好きな果物、スーパーマーケットでよく見かける果物について一度調べてみてはどうでしょうか?(来年の自由研究のテーマにしてみるのもいいかもしれない??)