泣く男


 【 ジェイ教育セミナー大津校 橋本 】

 みなさんこんにちは、またハシヒデです。勉強をテーマにしたブログを書かない私なので「あ~今回ハズレや~」と思われた方は次回以降のブログをご覧ください。


 私が中学校3年生のときの話です。心がデリケートな私は(身体はバリケードのくせに…って思ったでしょ、そこのあなた!)高校入試のストレスで11月頃から体調をくずしてしまいました。毎日小さな茶碗一杯のご飯がのどを通らず、食べても吐いてしまう日々が続き、体重も減ってしまいました。さすがにこれはまずいということで病院へ…するとお医者さん(以下:先生)から「胃カメラ飲んでみましょうか」との朗らかな指示(笑)。「ゲゲッ!」と思いながらも少し興味あり(?)。あれよあれよという間に検査当日です。

 待合室でのどに麻酔をします。看護師さんからティースプーン1杯の透明なゼリーを舌の奥に乗せられます。「飲み込まないで全部溶けるまで待ってくださいね」との指示に従うと、15分ほどでゼリーがのどに流れてなくなり、その頃には確かにのどだけ感覚がないのです。「気色悪いな~」と思いながら処置室へ。そして処置台の上に横になります、このとき持参したタオルを顔の下に敷くのですが、ここで口に固いプラスチックでできたドーナツ状のマウスピースをはめられます。

マウスピースをつけ、タオルを顔の下に敷いているという無様な姿のところに看護師さんが3人登場して私の体を全力で押さえつけるのです。先生が「はいカメラ入れますよ~、合図で飲み込んでくださいね~」と私の口にカメラを…

当時、胃カメラの先端は大人の親指くらいの大きさで、そこに直径1㎝ほどのケーブルがつながっています。カメラを押し込まれ飲み込む瞬間はのどの感覚がないのですが、口や食道ははっきりと何かつながったものが通っていく感覚があります。そりゃ気持ち悪いのなんのって(泣)!

 「ぅおぇ~!うげ~っ!うぉぇぁ~~~※◎△×※■〇〶△◇~!!!」(お食事中の方スミマセン)無意識に全力で吐き出そうとしながら涙ボロボロ、よだれダラダラ…でも押さえつけられているので動けません。口を閉じようにもマウスピースがガッチリとガードしています。マウスピースとタオルの意味がよく解りました(解りたくないっ!)。

やがてカメラが胃に到達、するとカメラで胃を膨らませて見やすくするためにカメラの先から「プシュッ」と空気が出されるのですが、それがまた気持ち悪い、巨大なゲップとなって口から鼻から出てきます(お食事中の方ほんとうにスミマセン)。もう涙とよだれと鼻水たれながらゲボゲボいってのたうち回るという人生最大級の恥ずかしい姿です。なのに先生はニコニコとモニターを指さしながら「ほら、見てみなさい。赤いスジが何本か見えるでしょ、胃炎ですよ、胃炎」

先生が手元でスティックをクイクイ動かすと胃の中でカメラの向きがクイクイ変わるのがわかります。私は「モニター見てる場合じゃねぇーっ!」と思いながらも涙でかすんだ目で何となく見た覚えがあります。

10分足らずの検査でしたが永遠の時間に思えましたね。終わった後はグッタリ、タオルはよだれでベッタリ…結局、診察結果は急性胃炎ということで、その後は胃薬と食欲増進剤、精神安定剤を飲み続けながら受験を迎えることになってしまいました…二度とこんな経験はゴメンだと思ったのです。


受験生のみなさんには絶対にこのようなことになってほしくないので、しっかり進路指導していきます。安心してください。困ったことや不安があったら何でも相談してくださいね。



と強く強く思っています。

なぜなら…

3年後、大学受験の時も同じことを繰り返す羽目になったからなのです~っ(超恥)