12月・冬休みの過ごし方(小学生~中学2年生対象) 


【 ジェイ教育セミナー今宿校 竹井 】


今回は12月・冬休みの期間中で生活・学習面で気を付けたいことを、書いてみたいと思います。


●小学生(主に小学5・6年生)

まず、みなさんは「学習の習慣」がきちっと付いていますか?特に6年生の生徒さんたちは、ジェイにおいて冬期講習会から「中学内容の先取り」ということで、中学校で勉強する「数学と英語」の授業をメインに時間割が組まれます。年が明けると「新中学1年生」への進級が目前に迫ります。小学校と中学校との違いの1つに「生活する時間帯」が大きく変化することが挙げられます。中学校の授業だけではなく部活動の時間も出てくるでしょう。そして自分で課題やスケジュールを決めていったり、活動の幅が広がります。小学校の間にまずは、「決められた課題(宿題)は決められた時間」ができているか、つまり、「学習の習慣」が付いているのかが重要になります。「学習の習慣」が付いていないのに、難しくなる中学校の勉強で「成績を上げる」ことはなかなか難しいことだと思います。また、特に「算数」は、中学校内容につながる重要単元を2学期までに学習します。

5年生:小数の割り算・掛け算、速さ、割合・図形 など

6年生:分数の四則計算、比、比例・反比例 など

「数学」のすべての土台は、小学校時代に勉強した「算数」が土台です。5年生の生徒さんたちも、6年生と同様に、理解が十分でなかったり、苦手な単元があれば、この機会に計画を立てて「復習」をしておきましょう。


●中学1年生

1年生は、学校の勉強や生活にも慣れて、全ての面において「要領」を得てきていると思います。ただ、この要領の良さも、悪くとらえると(きつい言い方ですが)「手抜き」につながりかねません。2年生になると、1年生の時のような「フレッシュ」な気持ちも薄れ、受験までまだ2年以上あるので、どうしても3年生のように勉強に時間を割くことを、気持ち的に敬遠しがちになります。また、今年1年間「英語」の勉強をしてきて、難しいと感じたのではないでしょうか。(当然、数学も難しくなってきてはいるのですが・・・)ところが、2年生になるとさらに、難しい文法単元が続くこと、覚える単語数も増えます。特に「英語」でこの1年間、思うように成果を出せていない生徒さんは、もう一度ワークやテストの解き直しをして、苦手単元を克服しておきましょう。また、覚えられていない英単語も、正確に発音しながら「覚え直し」をしておきましょう。


●中学2年生

2年生の生徒さんたちは、いよいよ「受験生」としての学年に突入していきます。入試得点の半分を占める「内申」は、本格的には中学3年生からの評価で付いていきます。特に、2年生の2学期以降で学習した内容は、どの教科も難度の高い単元が目白押しだったと思います。そうした単元の中で、苦手分野を残した状態で3年生に進級すると、「復習」にばかり時間がかかり、本来すべき「実力」を付けるための受験勉強ができなくなってしまいます。また、自分の志望校に向けて確保すべき内申を計画的かつ戦略的にとることができなくなります。そのためにも、2年生の間(今後1~2か月の間)にすべき復習科目・復習単元をピックアップし、可能な限りその克服に努めてみましょう。また、志望校に関する情報も少しずつ入手していくことも必要でしょう。


みなさん、この冬を有意義に過ごしてください。