インディアンは笑う
【 ジェイ教育セミナー大手前校 富永 】
『インディアンは笑う』より、厳しい現実もひっくり返す、ネイティブ・アメリカンの聖なるジョークをひとつどうぞ!
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『ハイテク・インディアン』
サウナの中に3人のインディアン。ひとりはカイオワ(Kiowa)、もうひとりがポンカ(Ponca)のこるひとりがシャイアンの男だった。
あるときいきなりサウナの中にポケベルの音が鳴り響いた。カイオワの男が自分の手首の上の部分に軽く触れると呼び出し音がやんだ。他のふたりがいぶかしそうに見つめる中、カイオワの男が口を開いた。
「すまん。おれのポケベルの音だ。腕のここの皮膚の下にマイクロチップを埋め込んでいるものでね。」
数分後、サウナの中に今度は電話の音が鳴り渡った。ポンカの男が、手のひらを耳に押し当てた。しばらくそうやって話したあと、おもむろに電話を切ってからこう説明した。
「携帯電話さ。ぼくは手のひらにマイクロチップを埋め込んでいてね。」
ふたりの話を耳にして残されたシャイアンの男は思い切り落ち込んだ。自分がとてつもなくローテクの人間に思えた。だが彼も負けず嫌いの人間だった。彼はサウナから出てトイレにむかった。しばらくしてトイレから出てきたとき、その尻の上に1枚の長いトイレットペーパーが貼りついて揺れていた。
ポンカとカイオワのふたりの男の目がその紙に釘づけになった。するとシャイアンの男が言った。
「わりい、わりい。見てのとおり、ちょうどファックスが届いてね。」
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「歌うことと笑うこととを知るものは、いかなる困難にもくじけない」
~イグルーク・エスキモーの人たちの言い伝え~
彼らのように笑うことで、あらゆる価値観をひっくり返して明日を迎えられたら最高ですね。