冬休みに学習するときの注意(中3生向け)


 【 ジェイ教育セミナー太子校 阪本 】


太子校で数学や理科を担当している阪本です(8回目のブログです)。

今回は、中学校3年生の方に向けて、冬休みに学習するときの注意等を3つ、伝えます。


 (その1) 体調管理を万全に!

約2週間の冬休みは、短い期間だからこそ「計画を立てることが重要」と言われています。しかし、体調を崩してしまえば、せっかく立てた計画を実行することが難しくなります。例年、インフルエンザや肺炎等の感染者が冬には増えますが、今年は新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が話題になっています。いつも以上に体調に気をつけることが、まずは優先です。手洗い、うがいなどの基本的な感染対策はもちろんのこと、「早寝早起きを心がける」といった規則正しい生活習慣を心がけることも重要になります。十分な睡眠と栄養をとることも忘れずに。


 (その2) 課題は、なるべく年内に!

例年であれば、冬休みが終わった後、学校で実力考査があります。入試を意識した問題が多いこともあり、今までの実力考査とは少し違った準備が必要です。そのためにも、冬休みの課題(宿題)等をできるだけ早く終わらせましょう。私は例年生徒さんたちに「課題は、なるべく年内に済ませておこう」と伝えています。学校に提出するワーク(問題集)は、「1回やっただけでは効果が少ない」というのが私の考え方です。簡単に言うと、「1回やっただけでは、自分ができる問題とできない問題を分けただけで、できない問題はできないまま」ということです。

「できない問題をできる問題に変えるための努力こそが、実力アップにつながる」と言っても良いと思います。

この努力をするためにも、冬休みの課題(宿題)等を早く済ませましょう。実力考査の準備等にも、時間をとりやすくなります。


 (その3) 焦りは禁物。苦手教科も前向きに!

苦手な科目の勉強は思うようには進まないものです。「もっと早くからやっておけばよかった」と後悔する声を毎年のように聞きますが、焦りは禁物です。「苦手な教科は、無理せずに」と、私はよく助言しています。確かに、冬休みは苦手科目を克服する大切な期間ですが、結果がすぐに出ない(成績が上がらない)こともあります。「あんなに頑張ったのに、結果が出なかった」と考えて、「やっても結果が出ないのなら、意味が無いのか」とマイナス思考になってしまうことは、何としても避けてほしいです。「結果が出ない、意味がない」と決めつけるのではなく、「もう少し頑張れば結果が出るかも」とか「やり方を変えたら結果が出るのでは」のように、前向きに考えてほしいです。


以上、3つの注意等を記しました。寒さやプレッシャーに負けずに頑張ってくれることを願って、最後に私の好きな言葉を送ります。



結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる。

(イチロー)