英語力!
【 ジェイ教育セミナー西飾磨校 淡井 】
大寒となり、寒さもひとしおです。いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は小学生の英語の授業時に気になったことに関してお話します。
それは、「内向き志向」というものです。
というのも、「留学したい?」「どこか海外に行ってみたい?」と聞くと、結構「いや・・・」という反応が返ってくるのです。これは現在のコロナウィルス禍の前から感じていることです。
実は、2018年の内閣府調査でもそれが分かります。たとえば、「外国の高校や大学に1年程度留学したいか」という問いに対し、日本の子どもは7.9%が、はいと答えました。それに対して、韓国の子どもは20.2%、アメリカの子どもは20.0%がそれぞれ、はいと答えています。
この差はなぜ生じるのでしょうか。私が、先ほどの消極的な反応をした生徒さんに理由を尋ねたところ、「日本は安全(海外で危ない目にあいたくない)」あるいは「日本は豊か(海外で苦労したくない)」というものが多いようです。前者は確かに犯罪率の統計を見ても、そうだと言えそうです。しかし、後者はどうでしょうか?
「国民一人あたりの名目GDP」というデータがあります。これは国内で国民一人一人がどのくらい収入を得たか、という数値だと考えてください。それによると、2000年の日本は185か国中、2位でした。ただ、2020年の日本は193か国中24位となっています。これは、先進国の中では三流という結果と言えます。
若いみなさんからすると、「日本の大人は何をやっているの?」と言いたくなるかもしれません。
この順位が高いほど、大まかに言って、税金も集まります。その結果、政府は、子どもたちによりよい教育を、困っている人により多くの支援を行うことができるのです。
では、どうやったらより豊かになれるのでしょうか?たとえば、塾生のみなさんが将来働き始めて、より少ない時間でより良い製品を作りたいとしましょう。そのとき、やはり海外で取り組んでいることや成功例も知る必要があるでしょう。
それには英語力が大事だといえます。みなさんの未来のために英語をスキルとして(今の大人を越えて!)使ってほしいと切に思います。