オヤジギャグ


【 ジェイ教育セミナー手柄駅東校 久米田 】

ある情報番組から、50代女性が毎日縄跳びを3分間跳んでいたら一年半後に6㎏痩せた、という耳寄りな情報を教えてもらったので、さっそく物置に死蔵していた縄跳びをひっぱりだして、玄関前でぴょこぴょこ跳びました。30秒後に足がつったところで、これは自分に向いていないようだ、と心が折れかけたのですが、件の女性も「最初は1分も跳べませんでした。でも続けていくうちにだんだん跳べるようになりました」と仰っていたのを思い出して、頑張りました。2分後に左手首が悲鳴を上げだしたので、これはもういけないようだ、と挫けかけたのですが、最後までやりきりました。もうへとへとで疲労コンバインです。


さて、英語の授業で「一般動詞の文はDoを覚えないと、Doしようもないよ!」などとDoしようもないことを言うと、生徒たちはまず間違いなく冷たい視線を向けてきます。その度に「やってしまった。二度とオヤジギャグは言うまい」と反省するのですが、不思議とやめられません。自分の過去を振り返ると、別に昔からダジャレが好きなわけではなく、むしろ年長者のダジャレに閉口していた方だったと思います。それが気が付けば息をするようにオヤジギャグが口をついて出るような人間になっていたとは。

だが、しかし。これは頭頂部が寂しくなってくるとか、近くのものが見えにくくなるとかといった、人類に共通する老化現象のひとつではないか、と最近考えるようになりました。人間である以上、避けては通れない業のようなものではないか、と。

それは、英語圏に「Dad jokes」という言葉があると知ったことに端を発します。文字通り、Dad(オヤジ)のjokes(ギャグ)です。つまり、年齢を重ねたダンディな男性がオヤジギャグを言うのは、全世界共通!英語のオヤジギャグを調べてみたら、こんなのがありました。

Example(例):

You: Dad, I’m hungry, let’s get some food.

(パパ、お腹がすいたよ。食べ物を買おうよ。)


Dad: Hey hungry! I’m dad!

(やあ、ハングリー!私がパパだよ!)


すがすがしいくらい、くだらないです。意味が分からない人は先生に聞きましょう。