期末考査の勉強法のアドバイス(中1向き)


【 ジェイ教育セミナー太子校 阪本 】


太子校で数学や理科を担当している阪本です(9回目のブログです)。

今回は、特に中学校1年生の方に向けて、期末考査の勉強法のアドバイス等を3つ、伝えます。


(その1) なるべく早く、取り組もう。

5教科のテストを2日間で実施した中間考査と比べると、9教科のテストを3日間で実施する期末考査は、かなりハードです。勉強する科目数が多いことはもちろんですが、テスト範囲も広くなりがちで、「まず勉強時間を増やす」ことが大切です。と言っても、1日が24時間より増えることは無いので、「なるべく早く取り組む」ことが重要になります。中間考査の1週間前からテスト勉強を始めていた人は、期末考査では10日前から始めることを勧めます。「テスト範囲が発表されていないから…」と考えている人は、「中間考査の範囲の次のページから始める」など、できることから始めましょう。


(その2) できなかった問題を解きなおす(問題集を3周する)。

早く取り組む(テスト勉強を始める)ことができれば、次は「出そうな問題を、テスト前に多くやる」ことを勧めます。数学で言えば、「出そうな問題」の大半は、学校の問題集(「繰り返しマスター」や「リピート学習」など)に載っています。この「出そうな問題」を解けるようにするためには、「できなかった問題を解きなおす」ことが重要です(「問題集を3周する」と生徒さんに伝えることもあります)。「解きなおす」「繰り返す」ということを通じて、自力で解ける問題が増えていくからです。くれぐれも、問題集を「1回やって終わり」にはしないでください。それは、「できる問題とできない問題を分類しただけ」であり、学力向上にはつながりません。「できない問題をできる問題に変えること」が学力向上につながるのであり、「解きなおす」「繰り返す」はそのために大変有効な方法なのです。


(その3) 勉強のしかたは、やりながらわかる。

「どうやって勉強したらいいか、わからない」という生徒さんが悩んでいるとき、私の答えは決まっています。

「習うより、慣れよ」です。とにかく(勉強を)始めてしまえばよいのです。「やり方がわかったら、始められる」とは限りません。「何となく、やっていたらできるようになった」ということも、世の中には多くあるのです。やらない(勉強を始めない)ことによるマイナスの方が大きいこともあり、無理やりでも始める。この方法で、成功した先輩もたくさんいるので、「だまされたと思って、やってみて」と言って、生徒さんを励ましています。


以上、3つの注意等を記しました。今回もつたない文章を読んでいただいた方々に感謝し、最後に私の好きな言葉を記します。


努力は報われず、正義は滅びる。だけど、それでも努力するのが美しい人生だ。(秋山仁[数学者])