好きこそ物の上手なれ


【 ジェイ教育セミナー本部事務局 三木 】


およそ半年ぶりの登場になりました。三木です。前回の登場は2月の寒い時期だったので、その頃とは真逆のすっかり暑い気候になりましたね。

さて、みなさんはタイトルにもあるように「好きこそものの上手なれ」という言葉は聞いたことあるでしょうか?そうです、自分の好きなことには熱中して努力するので上達が早くなるという意味ですよね。私の中で“そんな”ことがあったかなぁと思い返してみればひとつ思いつきました。 

自動車の運転免許を取るために自動車教習所に通っていたときがありました。みなさんも将来運転免許は取るとは思いますが、そのときにマニュアル車も運転できる免許かオートマ車しか運転できない免許の2択になります。(詳しくは免許をいざ取ることになってから調べてみてください。)周りの友人はマニュアル車で免許を取る人ばかりだったので、それに流されるようにして自分もマニュアル車を選択しました。しかし、マニュアル車の操作がまあ難しかったこと‼アクセルペダル、ブレーキペダルに加えてクラッチペダルという謎のペダルが突如現れました。しかも半クラッチとかいう謎の動作をしないといけないし、同時にシフトチェンジもしないといけないし、とにかくやることが多い!オートマ車であれば、シフトをD「ドライブ」に入れてしまえばあとはアクセルペダルかブレーキペダル踏めばいいだけなのに…。しかも、教習所内で10回連続エンストしてしまうという不名誉なことまでしてしまったので、その瞬間はマニュアル車を選択したことを後悔しました。

しかし、一方でマニュアル車を操るという感覚がどこか楽しくも感じていました。その瞬間がマニュアル車のことが「好きになった」瞬間です。それから教習所を卒業するまでは何度も失敗を繰り返しながらマニュアル車の練習を繰り返し、今ではまだまだ上手とは言えないまでも最低限エンストすることはしなくなりました。

(ただ、一生懸命習得はしたものの、時代が電気自動車に移行しつつあるので、そうなるとマニュアル車はいよいよ絶滅危惧種になっていってしまっています…。)

みなさんも、今何か夢中になっていることはあるのではないでしょうか。お菓子作り、スポーツ、絵を描くことなど、それは人によって違うと思います。ただ、「夢中だけどそんなに上手ではない…。」っていう人ほど、自分が夢中になっているものにさらに夢中になって極めていって上手になっていってほしいと思います。「下手」だったのが「上手」に変わる瞬間はうれしいし、自信もつきます。ぜひ、自分が夢中になれるものを見つけて、「好きこそ物の上手なれ」を実践してみてください。