秋の味覚「栗」
【 ジェイ教育セミナー本部事務局 河村 】
9月も終わりに近づき、すっかり秋らしくなってきました。「〇〇の秋」という言葉をよく耳にしますが、みなさんは「〇〇」に入る言葉として、最初に何を思いつきますか?2016年・2019年に、ある出版会社が読者対象にアンケートを採ったところ、どちらの年も「食欲の秋」が断トツの1位だったようです。今日はそんな「秋の味覚」の代表的なものの1つ、「栗」について書きたいと思います。
突然ですが、クイズです。
問1.「栗」は果物ですか?野菜ですか?木の実ですか?
問2.「栗」は英語で何と言いますか?
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どうでしょうか。では、答え合わせです。
問1.農林水産省は、「木に成るもの」を果物と定義していますが、スーパーで栗は野菜売り場に置かれています。スーパーは「生で食べることができて甘みを感じるもの」を果物と定義しているため(栗は調理しないと食べられない)です。また、文部科学省は、「かたい皮や殻に包まれた種子」を木の実(種実類)と定義しています。
こう見ると、栗はどれにも当てはまりそうですが、正解は………
「明確には決まっていない」です(『何だそれ?』と思った人、ごめんなさい。)
問2.「マロン」と答えた人、不正解です。正解は「チェスナット(chestnut)」です。(「マロン」はフランス語です)。ちなみに、栗を使った食べものでは、
・「栗ごはん」はそのまま、「chestnut rice」
・「栗きんとん」はローマ字で「Kuri-kinton」(日本固有の食べもののため)
・「モンブラン」は「Mont Blanc」で、日本語と同じです。
「〇〇の秋」の「〇〇」に入る言葉は他に、「芸術・スポーツ・読書」などがありますが、これらはいずれも「何をやるにしてもやりやすい気候・天候だから」という理由です。過ごしやすい季節だからこそ、1日1日を大事にして頑張っていきましょう。