11月公開テストについて


【 ジェイ教育セミナー花北本校 増田 】


11/6(日)に公開実力判定テストがあります。今回は全国模試で、中学生だけでなく小学生も実施される回です。特に小学生は年内最後の公開テストとなります。


テストについて意識して欲しい点をいくつかお伝えします。一つはテスト前、もう一つはテスト後のことです。


①テストは準備をして臨むこと


テストの前に『公開実力テスト 範囲表』を確認して、テスト調べを行いましょう。「実力テストなんだからノー勉で実力で受けるんだ!」とへ理屈をこねて、全く予習をせずにテストを受ける人がいますが、本当は自分でもおかしなことを言っているのは分かっているはずです。時間がない、忙しいのはみんな一緒。部活や習い事がどれだけ大変でも、学校のテストやまして入試では何の言い訳にもならないのです。


全部は無理でも、まずは一科目の勉強から始めてみましょう。おすすめは「理科」と「社会」です。国語・数学・英語に比べて、分野ごとのつながりがそこまで強くないので、その回の範囲だけを勉強しやすいのと、重要な語句を覚えていれば解ける問題も多いからです。各教室に掲示してある『成績優秀者一覧』の理科と社会に名前が載ることを目指してみましょう。


②得点だけでなく失点に注目すること


テストで「何点取れたか」はもちろん非常に重要です。そして、「何点取れなかったか」はそれ以上に重要と言っていいかもしれません。テストは「自分の到達度を知る」と同時に、「自分が分かっていない部分を知る」、そして「自分の今後の課題を決める」ためのものでもあります。ですから、テストは受けっぱなしではダメなのです。まずはテスト直しをすること、そして、苦手な分野の復習をすることが必要です。


すぐにやり直しをして欲しいのは「英語」「数学」「国語」。この三教科は積み重ねが必要な科目です。途中で理解が不十分な部分があると、そこがネックになって今後の学習に大きく響いてきます。すぐに対処すれば次の学習をスムーズに進めていけるでしょう。つまずきは小さなうちに直しておくことが鉄則ですね。


それともう一つ、テスト中にして欲しいことがあります。


③問題用紙に自分の解答を書き留めること


テスト中に解答用紙だけでなく問題用紙にも自分の答えをメモしていますか?そして、テスト後に自己採点をしていますか?


自己採点しても点数は変わらない。テスト結果が返って来てから確認するから別に大丈夫。たしかにそうかもしれません。でもタイミングを考えていますか?結果が返ってくる前に自分の弱点を知る必要がある場合もあるでしょう。


例えば、『小6テスト会』です。11/23(水・祝)に商工会議所で実施されるテストで、小学校での学習内容が定着しているかが問われます。テスト会までに公開テストの結果は返ってこないので、自己採点をして自分の弱いところを確認し、練習や暗記をしておくことが大切です。大きなテストの前に自分を強化する課題を見つける絶好の機会として生かしましょう。



①②③のどれも出来ていなかった人は、まずどれか一つから始めてみましょう。そして、それをテストの度に毎回実行すること。いきなり全部がんばるのは難しいし、続かなければ意味がありません。少しずつ出来ることを増やしていくのです。そのうち当たり前に出来るようになっていきます。


最初はガツガツがんばらなくても大丈夫。コツコツがんばり続けることが大切です。継続は力なり。努力とは、意欲ではなく習慣の問題なのです。