長文演習はかかさずに! 


【 ジェイ教育セミナー大手前校 丸岡 】


11月も半ばを過ぎジェイ生の皆さんは期末テストの準備に追われていることと思います。特に中3生は学校でもジェイでも「期末は大事!」と繰り返し檄を飛ばされていると思います。私も毎年言うことは決まっていて「自分の限界を超えなさい」と笑顔で言っています。この一言で十分自教室のジェイ生は理解してくれます。この時期「しんどいなあ・・・」と思えることは受験勉強が前に進んでいる証拠です。「しんどい、もう無理!」と何度も思った人こそ来春希望通りの進路に進める大事な通過点になると思います。逆にその「しんどいな・・・」がない方が危ない。変化のない日常こそ大敵です。まだまだ勝負はこれからです。頑張りましょう。

志望校別特訓で英語を担当していますが、この時期の大敵は長文です。この攻略なくして志望校合格はありえません。志特No.5のservice animalsの話で小問1をアやイにしている答えを確認すると、まだまだ読む量が不十分だなと思わざるを得ません。理想は毎日ですが、2日ごとに1題、または週に4~5題と目標を課して長文問題を読んでいきましょう。「読めるようになった!」と悟りを開けるのはこのプロセスを経た後になります。

その長文ですが、皆さんは楽をして読むやり方、解き方を教えてほしいというのが本音ではないでしょうか。私も散々研究しましたが結論からいうとそんなものはないというのが回答です。世間にはいろんな大学入試の参考書があります。文法問題はいろんな有名講師が解法を披露しています。長文読解に関してもありますが、その多くは、特定の問題のタイプにはその読解法は合うかもしれないが全てに当てはまるかというと、答えはNoです。こう読めば絶対大丈夫!というような普遍性のある読解法はないといえます。結局のところ「上から下までもれなく読む」これしかないと断言できます。ただし、強弱をつけて読み進める必要があります。流し読みできる部分もあるし、じっくり読みこまないといけない部分もあります。その見極めは経験値を上げない限り身につきません。速読もよく言われると思いますが、速く読むというのはその強弱をつけることにあります。単に目を左から右に速く動かすのは意味がありません。日本語の新聞で試してみてください。内容は入ってこないと思います。「全部読まなくても解ける」などの怪しい読解法はあくまで結果論です。そういうものに気をとられることなく、最後まで読み切る体力、実力を付けるために読解の演習を中心に据えて愚直に解き進めましょう。

夏から読解問題を真面目に訓練してきた人はもうそろそろ効果を実感できる時期に来ています。読解力は勉強の効果がでるのに3か月弱は最低かかります。今からでも必死に取り組みましょう。残り時間がどうだろうと進むしかありません。まだ12月があります。期末の勉強が終わったら、純粋な受験勉強に邁進しましょう。我々講師陣も支えていきますので最後まで頑張りましょう。