12月 冬に向けて(主に中3)


【 ジェイ教育セミナー安室校 宮越 】


ますます寒くなり、いよいよ冬のシーズンが到来です。クリスマスやお正月など、胸がわくわくするイベントが目白押しですが、中学3年生の皆さんは、期末テストが終わり、いよいよ受験にむけて追い込みの時期に入りました。内申に関わる中学校のテストは、たいていの中学校では「12月実力テスト」と来年の「1月実力テスト」と、残すところあと2つ!どちらも公立高校入試問題レベルの難しい問題が出題されますので、5教科の実力が問われる大切なテストです。しっかり準備して臨みましょう。

①進路懇談

ほとんどの中学校で冬休み前に進路懇談が実施され、公立高校推薦入試、私立高校に関してなど、一度決断の時を迎えます。まずはの進路懇談で、しっかり「本音」を話してください。懇談の前に、親子で将来について改めて話して頂ければと思います。時には厳しい話になるかもしれませんが、確実なデータをもとにお話をさせていただきます。また、ここからは「情報」がかなり大切になりますので、学校で何を聞いてこなければならないか、こちらから何を伝えなければいけないかもしっかりお伝えします。もう受験は始まっているのです。

②学習について

冒頭で申し上げたように、特にこれからのテストは全て「公立高校入試問題レベル」以上の難易度になることをまず念頭においてください。やみくもに勉強しているだけでは志望校に届きません。一度自分に向き合って、自分に足りないもの、必要なものを明確につかみましょう。

Ⅰ 目標を立てる

先日の第2回進学説明会で、が予測した来春の各高校のボーダーライン(当日点の半分+250点換算した内申点)を発表しました。まずは当日点の目標点を知りましょう。計算式は

 (予測ボーダーライン-250点換算した自身の内申点)×2

です。例えばこの点数が350点になったとします。これを÷5すれば1科目の目標点数となるので、この方は1科目平均70点とる必要がありますが、ここから得意、不得意で調整していきます。「僕は数学が苦手だから数学は60点、その分社会は80点とるぞ!」といった感じです。すると科目にかける勉強時間の配分もおのずと決まってきます。まず目標を明確にするところから始めましょう。ただし兵庫県公立高校入試問題には各科目で傾向があります。無理な目標になっていないか、1度のの講師にも相談してください。

Ⅱ まずはテスト直しから

「決意をあらたに新しいテキストを最初から!」はあまりお勧めしません。勉強の基本は「自分が分かっていないところを把握する」こと、時間のない今だからこそ、今までのテストのやり直しが大切です。なぜなら「テストで出題されている内容が入試でも出題される可能性が高い」からです(先生が「大事!」と思っている内容が、先生個々人によって大きく違うと思いますか?)。

今までテスト直しをこなせていない方は、学校の定期テスト→学校の実力テスト→の公開テスト(全国)→の公開テスト(オリジナル)の順に直近のテストから直しをしましょう。テスト直しを毎回しっかりこなしてきている方は、「近畿の入試問題」「全国入試問題正解」を解き進め、その都度直しを「丁寧に」行いましょう。ポイントは「教科書に戻ってしっかり調べる」ことと、「調べた内容は必ずメモに残す」こと。納得がいかなければ質問しましょう。その後は自身の勉強し慣れているテキスト(英語Ⅱなど)で復習しましょう。自身の知識を補うことはもちろん、自分の勉強の成果を「目に見える形」として残し、入試直前に「自分はこれだけ頑張った!だから大丈夫!!」と自分を誇れるように、自信を持てるように今からしっかり準備することが大切です。

私の好きな言葉に、「努力がすべて報われるとは限らないが、成功したものはみな努力している」という言葉があります。また私自身の経験から「無駄な努力などない!」と思っています。みなさんは可能性の塊です。直近の高校入試、またはその先に続く人生のため、無駄な努力など一切ありません!も精一杯サポートしますので、まずは春を笑って迎えられるように、今できることを精一杯頑張りましょう。