新年のご挨拶
【 ジェイ教育セミナー塾長 有働 】
あけましておめでとうございます。今年、2023年が、塾生並びに保護者の方々にとって、素晴らしい年となることをお祈り申し上げます。
さて、ジェイ教育セミナーでは、受験生(小6・中3・高3)を対象として今年も正月猛特訓を実施いたしました。受講生の皆さんは、正月特訓を受けてどのように感じられたでしょうか。
生徒の皆さんがよく言われるのは、「長時間座っているのでお尻が痛い」「長すぎて辛い」。気持ちはわからなくはありません。1日あたり2科目、1科目4時間以上の授業です。4日間とも英語か数学を受講した生徒であれば、2学期までの平常授業であれば英数の授業回数は月当たりそれぞれ約8回ですから、正月特訓のたった4日間で平常授業2か月分の勉強をしたことになります。特定の科目をこれほど短期間に集中して勉強したことは、多くの皆さんにとっては初めての経験だったのではないかと思います。
私も中学生の英語の授業で正月特訓に参加させていただきました。どの会場でもそうですが、英語の授業は、ノートを取る量がとても多かったのではないでしょうか。主として中2以降に習った内容についての文法解説と、実際の入試問題の演習が授業の中身でしたが、以前に習った内容を忘れてしまっている生徒も見受けられました。文法内容の復習をまとめて行う機会は他になかなか取れませんから、この正月特訓はよい機会になったのではないかと思います。ですが、大切なことは「ノートを取る」こと自体ではありません。お正月の間に取ったノートを、2月、もしくは3月の入試までの間に何度も何度も読み直して、そこに書かれている内容を定着させることが最大の目的です。書いただけで安心してしまってはいけません。
授業の時に申し上げたと思いますが、新しい指導要領になり、中学英語には以前は高校内容だった「仮定法」「原形不定詞」「現在完了進行形」などが下りてきています。昨春の兵庫県の一般入試ではこれらが直接出題されることはなかったのですが、他の都道府県では出題されたケースがあります。おそらく、兵庫県の問題を作成している高校の先生方も、他の府県の問題をご覧になっていることと思います。皆さんが受験される今春の入試では、そうした新しい単元が出題される可能性は大きい、と個人的には予想しています。いずれの単元も正月特訓、ないしは冬期講習会で扱いましたので、ノートの見直しをしっかりしていただきたいと思います。