学年末考査に向けて~テスト大好き少年~


【 ジェイ教育セミナー本部事務局 山脇 】


「中学や高校の頃は定期考査や実力テストが楽しみで楽しみで…」という話をすると、たいていの人に「ありえん!」「頭おかしいわ!」という反応を示されます。それはそうでしょうね、ふつうはテストというと、「点が悪かったら…」「やってないところが出たら…」「あいつに負けたら…」なんて、ついつい思考回路がマイナスになってしまうので、嫌いなのが正常でしょう。

じゃあなんでテスト好きだったのか?やはりそうなったのにはそれなりの理由があります。

あの当時は土曜日はまだ休日じゃなく、部活終わっての帰宅時刻は毎日夜の9時過ぎ、とにかく忙しくて、平日の平均睡眠時間は3時間程度、朝練、部活、その他諸々(言えないことも…)で時間的な余裕がまったくありませんでした。授業も平日は6時間目(水曜日は7時間目!)、土曜日は4時間目までありました。

なので、3時間目までで終わるテストの日は天国です。当然部活だって休みだし、このテスト日だけが唯一自由時間を捻出できる日だったのです。もちろん翌日のテスト勉強はしません(といっても準備はテスト期間前日までにしておきますよ)。こうして待ちに待ったテスト日を思いっきり昼から夜まで遊びまくります。つまりテスト期間中はまったく勉強してません(笑)。

こんなやり方をしてると成績は悪くなりそうですが…実は意外と良かったんですよ。その理由は至ってシンプルで、「遊ぶ時間をつくるための準備」というヒジョーに前向きな目的であったことと成功するための鉄則である「段取り八分」を知らず知らずのうちに実践していたことだと思います。ただし、まわりと考え方や生活リズムがずれているので、ときどき誤解されたりしましたけど…。

 

今回の学年末考査のみならずあらゆる勉強で最も大切なのは、ポジティブな目標・目的を持つこと。たとえ動機が不純でもやる気のあるなしはその先にある結果を大きく左右すると思います。これは勉強だけじゃなく運動や芸事などすべての事に通じるのではないでしょうか。嫌々勉強しても期待した結果は絶対に得られないでしょう。こんな単純なことなのに、みなさん…今も嫌々勉強してません???

また普段ろくに勉強もせず、テスト準備もしないで「一夜漬け」なんてしていませんよね??? 特殊な資格試験以外「一夜漬け」なんて百害あっても一利なしですよ!最も大事な心掛けは、学校の授業、塾での授業、宿題の一つ一つが入試やテストにつながるのだということ。ノートを写すとき、問題をするとき、どんなときでも先にある入試やテストを意識できるかどうかが結果として時間短縮で効率化につながります。勇気のある人は一度私の勉強法を試してみては…?うまくいけば成績アップで遊ぶ時間が増えますよ♪