新たなスタート!
今年も入試当日激励に行くことができました。門をくぐる前は、友だちもいるせいかみんな笑顔でしたが、おそらく教室に入ると緊張の面持ちになったことでしょう。落ち着いて解くことができたかどうかがその日はずっと気がかりでした。さっそく入試問題をチェックしましたが、古文で秀吉が出ていました。平安時代の難しい文よりも、知っている名前があるだけでイメージがつきやすかったのではないでしょうか。実は細川幽斎も実在の人物で、このブログでも取り上げたことがあります。歌人というと弱々しいイメージですが、500の軍勢で1万5000の軍勢と対峙した骨のある武将です。入試問題でも実生活でも物事を知っている、知らないの差は大きいのではないでしょうか。ぜひ高校生活でもいろんなことにチャレンジしたり見聞を広げたりしていきましょう。
社会においては朝倉氏の拠点に関する問題が出ていました。この時代が好きな人はすぐに分かったと思いますが、社会が苦手な人は積極的に答えを選択できなかったでしょう。では、ここまで準備して入試に挑むべきか、というと個人的にはそれは無理だと思います。入試はまず各科目で誰もが知っているAランクの知識、次に覚えるべきBランクの知識と段階を踏んで準備していくものだと思います。隅々まで覚えようとするやり方は決して有効ではありません。高校生になってからのテストも、まずは大事なものから優先して覚えていくようにしましょう。
いよいよ合格発表が近づいてきました。一足早く進路が決まった卒塾生が先日教室を訪れて、「周りが青チャートをやっています。今、時間があるのですが何をしたらいいですか?」と質問に来ました。もうすでに新たなスタートを切ったようです。一般入試を終えられた方はどこか落ち着かない日々でしょうが、今は静かに発表当日を待ちましょう。あっという間の2022年度でしたが、思い返せば今年もいろんなことがあったように思います。受験に向けて真剣に取り組んだ経験は、これからの人生で精神的な支えになると思います。そしてこの経験を踏まえ、新たな目標に向けてスタートを切りましょう。