嘘のような本当の話(英語編)


【 ジェイ教育セミナー太子校 阪本 】


太子校で数学や理科を担当している阪本です(11回目のブログです)。

今回は,友人から聞いた「嘘のような本当の話(英語編)」です。


アメリカに行った時のこと。喫茶店で食事を終えた後,「水をくれ」と若いウエイトレスに(英語で)伝えたところ,すごく変な(「何言ってんの,この東洋人?」という感じの)顔をされた。数分後,ウエイトレスが持ってきたのは,何とバター。何でこんなことになったのか?


ところで皆さん,「水をくれ」を英語で言うとどうなりますか?「Water,please」でも十分通じるのですが,気をつけてほしいことがあります。それは,「日本人が話す英語を,相手が聞きとれるとは限らない」ということです。冒頭の話で言うと,バターを持ってきたウエイトレスは,「water」の「w」の音を「butter」の「b」の音だと思ったようです。アメリカは移民が多い「多民族国家」で,韓国系や中国系,フランス系やアフリカ系など様々な地域にルーツを持つ人々がいます。もちろん,母国語が英語ではない人もいるので,「英語を話す人」と一口に言っても,発音やアクセントなども様々で,私たち日本人が話す英語を適切に聞きとれる人ばかりではない,と考えるのがよいと思います。


では,どうすればよかったのか?私見ですが,一番確実なのは,「筆談」です(紙に「Water,please」と書いて,相手に伝えるなど)。あるいは,「A glass of water,please」のように,(waterを)説明する言葉をつけ加える。または,「I want something to drink」のように話した後,「A glass of water,please」と伝える,など。要するに,「単語だけではわかりにくいので,説明が必要」ということです。

「先生,プリント」や「先生,トイレ」のような言い方をする人は,注意しましょう。