期末考査に向けて


 【 ジェイ教育セミナー大手前校 田渕 】


今回は期末考査の対策について、特に理系の観点からブログを書きたいと思います。


現時点で期末考査の概ね2週間前という中学が多いのではないでしょうか。この2週間という期間が長いか短いかは、個人の日頃の学習への取り組み次第で大きく変わります。常日頃より、日々の学習の復習やワークを着々と進めている人は、この2週間で仕上げ、詰めの学習へと進めていくことができます。特に1学期は、中間テストがなかった中学では、4月以降の非常に広い範囲の学習項目のおさえ直しが必要となります。日頃の学習がおろそかで、ワークが手つかずの状態の人は、この2週間は非常に厳しいことになるでしょう。そういう人は、すぐに9教科のどの科目に重点をおいて学習するかを見通し、2週間の日々をどう割り振るか、大まかに決めましょう。得意科目に偏りすぎないよう注意が必要です。

さて、理系科目ですが、まず数学は日々の少しずつの学習の積み重ね、スポーツのウオーミングアップのような毎日の繰り返しで体に叩き込むことがベースとなります。短い期間の付け焼き刃では計算ミス続発となりますから、この2週間だけではなく、今後に向けても意識していきましょう。今回は1学期末なので、どの学年もほぼ計算を中心とした単元です。まとまった時間をとるよりは隙間時間で少しずつ演習しましょう。

次に理科は、まず教科書内容の熟読、太字の用語を理解できているか確認しましょう。また、周辺の小さな字で書かれている補足や発展内容、実験等の注意点なども見ておきましょう。ワークでの問題演習で間違えたときは、ちょっとしたミスか、根本的に分かっていないかの選別をし、自分なりの印をつけ、後でもう一度確認できるようにしましょう。根本的に分からない問題は、先生に聞き、解決しましょう。テスト数日前にチェックした問題を再度確認し、覚えこむ作業が必要です。理科の場合、覚えこむ作業とは、単純知識=太字の用語を覚えているかと理解して解けるかを確かめることです。また、計算問題は解法のコツを掴めているかも確認しましょう。


期末考査は9教科で実施されます。特に実技科目は通知表(内申点)への影響が大きいです。上記の理系科目と他の暗記系教科との学習時間配分をよく考え、残る日数を大切に使い、ベストな結果を出しましょう。