中間考査に向けて


 【 ジェイ教育セミナー花北本校 岩成 】


2学期の学習内容は、各学年とも非常に重要な項目が多く、その内容についていけなくなる生徒も多くなる学期です。2学期の内容の攻略が次学年の成績向上の“カギ”となります。

特に、中学3年生にとっては2学期の成績次第で志望校がほぼ決まってしまいます。

その第1関門の中間考査が目の前です。夏休みの学習成果を含め、成績を確実に上げないといけないテストです。この成績で志望校が2,3校程度に絞られます。きちんと目標をたてて計画的に学習しましょう。

まず、目標のたて方ですが、

1.具体的で、小さな目標に分けましょう。

2.結果との差を計測できる目標にしましょう。

3.少し高めの達成できそうな目標にしましょう。

4.設定した小さな目標は、最終目標に関連した目標にしましょう。

5.いつまでという期限を決めましょう。

例えば、中学3年生で最終目標が志望校合格とします。

1.志望校合格のための内申点、実力点と自分との差を認識し、それを2学期末までに1か月単位くらいの目標に分けます。「中間テストで5科目400点以上とる。」とか「順位で何番以上に入る。」などのように具体的に決めます。

2.1で決めた目標をさらに細かく日々の目標に落とします。「英単語を毎日〇個ずつ覚えなおす。」とか「理科の入試問題レベルを毎日最低5題ずつする。」というように決めます。

そうすることで、「今日はこれだけできなかった」、「今回のテストでは何点足りなかった」と目標との差がはっきりするので、その差分を次にどう埋めるのかを考えることができて、計画の修正ができます。

3.2の目標は日々の生活の中で、頑張れば何とかできる量を設定するほうがよいでしょう。全く届かない目標や、「とにかく勉強を頑張る」といった具体性に欠ける目標では挫折するだけです。

4.あくまで最終目標は志望校合格ですから、自分の得意なことばかりをするのではなく、どの教科をどの程度上げていくと、1か月目標や志望校合格点に届くのかを考えて決めます。

“苦手科目や嫌いな科目は捨てる”なんて論外です。

5.必ず、期限を決めましょう。また日々学習も制限時間を決めるほうが集中しやすくなります。だらだら時間だけ費やして勉強した気になっていては成果も出ません。

あとは、結果との差を分析し、目標に届かなかった場合にはその原因を確かめ、その対策のための計画をその後の学習に組み入れていきます。日々何をしないといけないかをはっきりさせることです。毎日今日は何をしようかと考えるのでは、無計画で学習効果も小さくなってしまいます。しっかり計画し、実行して最終目標を勝ち取りましょう。