収穫の秋
【 ジェイ教育セミナー大津校 橋本 】
みなさんこんにちは。おじゃまします、ハシヒデです。今年度の農業体験イベント第二弾『収穫祭(稲刈り)』に行ってきました。
今回の参加生徒は13名。当初はもっと多くのお申込みをいただいていたのですが、いかんせんインフルエンザ流行の影響で、参加を見合わせた生徒さんが多く出てしまいました。来年こそは、ぜひ一緒に行きたいですね。
おかげさまで当日朝は雲一つない晴天で、5月に植えた「亀の尾」をみんなで刈り取りました。以前のブログでも紹介しましたが、亀の尾という品種は、現在多く栽培されているコシヒカリやササニシキ、あきたこまちなど主な品種の親にあたる品種で、珍しい品種です。
亀の尾を親として生まれてきた最近の品種と比べて少し株が細く、それが却って生徒たちの手の大きさには合ったようです。春に24人で植えた稲を13人ですべて刈り取りました。現地は少し汗ばむくらいの気温になりましたが、生徒たちはよく頑張ったと思います。
今回は稲を刈る前に稲木を組むところからみんなで作業しました。なかなかできない経験だったのではないでしょうか。写真でご覧いただくのが一番ですね。
昼食も亀の尾で、「どうかな~」と思いながら玄米を用意したところ、みんな抵抗なくバクバク食べてくれました。私もいただきましたが、クセもなくするすると胃袋に入っていきます。マコモダケや空心菜を使った三食丼、サツマイモのみそ汁にサラダ、丹波栗や枝豆でおなかいっぱいでした。
午後は野菜収穫です。今回はサツマイモと枝豆、芋掘りは盛り上がりますね。みんな稲刈りの疲れなどどこへやら、時間まで掘り続けていました💦
枝豆は莢を千切るのでなく、根から引っこ抜きました。これは自然観察とセットで「根粒菌」の観察をしたからです。ほとんどの植物は空気中の窒素を直接とりこむことができないので、それぞれ特定のバクテリアと共生関係を作ることで窒素化合物として取り入れます。そのバクテリアが根粒という粒を根に作るのです。丹波の枝豆、それはそれは立派な根粒ができていました。生徒たちも興味津々です。どこかで面白い!と感じるきっかけになってくれればと思います。
近所に自生しているシロツメクサにも根粒ができますので、ぜひ見てみてください。
そんなこんなで楽しい一日を過ごしました。また来年も面白いことやりたいですね。みなさんの参加をお待ちしています!