気をつけよう、期末考査の勉強法


【 ジェイ教育セミナー太子校 阪本 】


太子校で数学や理科を担当している阪本です(13回目のブログです)。

今回は、「気をつけよう、期末考査の勉強法」として、注意点を3つ(主に中学生に向けて)記します。


(その1) できる計画か、をまず考える


テスト前には、誰もが勉強の「計画」を立てることでしょう。このとき「できる計画」になっているか、をよく考えてください(長続きしない、いわゆる「三日坊主」になる危険を防ぐためにも)。

例えば、「1日に3時間勉強する」と言っても、いわゆる「連続する3時間」では途中で効率が下がります。大半の人は、「1時間×3回」や「45分×4回」に分けて、間に約10分の休憩時間をとることでしょう。そもそも、「生徒の集中力がそれ以上(50分以上)は続かないから」という理由で授業時間が1コマ50分になったという説もあります。自分のペースを考えて、「実行できる計画」を立てましょう。


(その2) 早め早めの行動、を意識する


科目数が多い期末考査は、中間考査よりもテスト勉強の時間が多くなる人がほとんどです。そのために(勉強時間を多くするために)は、「早めに行動する」のが一番確実です。

テスト勉強を1週間前から始めていた人は10日前から、10日前から始めていた人は2週間前から、2週間前から始めていた人は…、のように考えましょう。「いつもは、テスト範囲が発表されてから計画を立てるのに…」と思っている人は、特に要注意です。この考えでは、勉強の仕方がなかなか改善されません。「思い立ったが吉日」の気持ちで、取り組んでください。


(その3) 失敗を恐れずに、プラス思考で前向きに


例年この時期には、数学や理科で「どんな勉強をしたらいいんですか?」という質問が多くなりがちです。裏を返すと、「今までの勉強法ではうまくいかない(2学期になって内容が難しくなっていることも原因のひとつ)のですが…」という気持ちが表れているようです。

この質問に対して、私は生徒1人1人の適性を考えて返答していますが、本音のところでは、「(失敗を恐れずに)いろいろな勉強のしかたを試して、自分に合いそうなものを選べばよいのに」と考えています

そもそも、「科目によって、単元によって」勉強のしかたは変わります。例えば理科の場合、生物分野は暗記することでそのまま得点できることが多いですが、物理分野は暗記するだけでなく、計算力などが必要になる問題が多くなります。各自の得意・不得意もありますから、それに応じて勉強のしかたが変わることはある意味自然なことです。「少しでも良い結果を出したい」と思うのは当然のことですが、失敗を恐れるマイナス思考ばかりでは、うまくいかないと感じます。


以上、思うところを書き並べました。ただし、「最後に決めるのは自分」であることを忘れないでください。