過去問(赤本)の使い方の一例


    【 ジェイ教育セミナー高校部 桂 】

 

高3生は共通テストも終わり、いよいよ、私大入試・国公立2次試験に向けて本格的に受験勉強に取り組む時期にきています。

では、過去問(赤本)を解く留意点の一例をお伝えします。

①まず、1周目は時間無制限でじっくり取り組みます。
その主たる目的は、問題の難易度や設問の主旨などをしっかり把握した上で問題を解き、
解説を隅々まで読みこむことで受験する大学側が受験生に何を求めているかを考えることです。そのうえで過去問を解くために必要な参考書(今まで使ったもの)のなかで特に重要なものを絞り込むことも大切です。

②次に、2周目(2回目)を解く際は時間を意識して、当日(本番)のつもりで、どのような戦略で解くのが一番効率的かをシミュレーションすることが大切です。
目標点(過去問の合格者平均点・最低点)を取るために絶対に合わさないといけない問題と落としていい問題を選別することが重要です。

③最後に、5~10年分の過去問の内容を頭で整理し、今年度どういったパターンで出てくるかを自分で予想してみましょう。何度も過去問を見返すことで今年度これが出るんじゃないかと閃くときが面白いです

毎年自分自身も大阪大や神戸大などの数学に関して、今年度出るであろう問題を想定し、それが合っていたかどうかを後日確かめるのが楽しいです。

日々、何事においても自分で考え、推察することが楽しいと思えるのは受験勉強を通して学んだ一番の財産だと思っています。